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(15-16) 六平太がそう名乗っているだけの付添い屋稼業は、ほんとにそういうのがあったかは不明。だけど読んでると、もしかしたらあったかも知れないと思えてくる。年配の女性が若いお嬢さまに付き添うという仕事は現実にあったらしいから。義理の妹・佐和は、以前はぴりぴりした雰囲気だったけど、離婚してから腹が据わった感じで好感が持てるようになった。十河藩の揉め事、おりきとの仲、今後の進展が楽しみだ。
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L 付き添い屋六平太3
前からそうなのか記憶にないが、やたらセリフ語尾に「っ」や「ぇ」が付いてるのが気になる。わざとセリフを崩したりするのは親しみこめた感じなんだろうけどやりすぎ。勢いあるセリフの書き方ももっと変えてくれ。とまぁ文体が異様に気になってしまった…。本文、物語はあっちこっちに飛びすぎて、ネタがたくさんあるってことでしょうが読みづらい。脚本家さんらしいのでセリフは巧み。でも情景は伝わりにくくてセリフばっかり浮いて見えるのかな。
まぁそんな感じでこれといって…。
用心箱の謂れはよかった。
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シリーズ第3段。相変わらず江戸の市井の人々の悲喜こもごもを描いている。ストーリーは王道な感じがするけれども、結末はどれもハッピーエンドではなく、世の無情を感じる。
三巻にして遂に、一巻から名前だけ出ていた杉原重蔵(佐和の叔父)が姿を現す。六平太が浪人になって随分たつようだけれども、十河藩のお家騒動はまだ、静まる気配もない。
閑職に追いやられた六平太の親友・園田勘七と言い、不穏な空気を残して三巻は終わる。僅かに言葉を交わした息子・穏蔵とはまた会えるのか。
まだまだ先が気になるシリーズです。
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実に良い!!
文章が良い、
行間が良い。
久々に丁寧に読んでみたくなり、いつもよりも時間をかけて読了。
いくつかの短編が組み合わさる形でのストーリー展開だが、どれも良い!
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金子成人「鷹の巻 安囲いの女」、付添い屋六平太シリーズ№3、2014.11発行。敵討ち、用心箱、安囲いの女、縁切り榎の4話。国元の亀裂の話、武士の対面の話が時折流れますが、その辺は流し読みですw。第1巻では嫁いだ佐和が、第3巻では1年もしないうちにあれこれあって離縁され、ちょっと逞しくなって元鳥越の長屋に帰っています。六平太は相変わらず元鳥越とおりきがいる音羽を行ったり来たり。今回も、佐和とおりきがいい役どころを(^-^)