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漫画みたいだけど面白くて一気によんでしまった。あーー面白かったって思える小説は貴重です。原田マハの小説はいつも違っていつも呑み込まれる。だから面白い。だからまたこの人の小説を読みたくなる。
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ゴッホの画風と言えば、大体こんな…
モネはこう…
ピカソはこう…
そして原田マハさんの作風と言えば…
と。
物語に足を踏み入れた所で、「あ~、やめやめ。」と口を塞がれた様な気がした。
今回の原田画廊には『リトグラフ』(石版画)という
作品が展示されている。
その前に立ち、熱心に見つめているのは
ものすっご綺麗な男『遠明寺美智乃助』(おんみょうじみちのすけ)。
でも、心は完璧に乙女♪
恋する相手高瀬君。(と、これまたイケメン。)
ここにロマンシエ(作家)や、それに関わる面白人物がバタバタと登場し始めて、
(あ、いつもの作品をうっとり眺めている様な優美なひと時は…)
無かった。
あの画風じゃないと、ゴッホじゃない?ピカソじゃない?原田さんじゃない?
イメージと違った作品なんて彼ららしくない?
芸術はそんな面白みの無いものじゃない。
要は芸術家の持つ魂がどれだけ人の心を打てるか?
本物であるか?
こそが大事。
最初は閉口したミッチの脳内乙女大暴走妄想も、
やがて(感受性が豊かな子なんだよな…。)
と、微笑ましく見れる様になるから不思議。
コミック化されても楽しく読めそうな作品だった。
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いつもの美術系読み物とはちょっと違っていて、現代的アートがテーマでした。
そして主人公はイケメンだけどオネエな彼(彼女?)
日本でくすぶっていた主人公のパリで出会った素敵な仲間との友情物語、というのが本筋のお話しです。
この友情がちょっと泣けるんです。
出先で思わずグズグズと泣いてしまいました。
ただ、主人公のパリ暮らし、なかなか軌道に乗らなくて、その部分が割と長く、読むのに時間がかかりました。
そして、美術のテーマはリトグラフ。
何度もPCで検索かけてもリトグラフのことがよくわからなかった、それにあまり本の中でもあまり詳しく書かれていないし・・・
なので、友情というか愛情というか、そういう話がメイン、と思って読むのがいいかもしれません。
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展覧会と小説のコラボ,あるいは展覧会の広告としてはよくできているのかもしれないし,会話の中にあふれる映画の断片に原田さんの映画への偏愛も伝わってきて,それなりに面白かったりはするのだけど,IDEMの広告が不必要に露出していて気になって鬱陶しかった.後,ブランド物に詳しくないので,今一つファッションを理解できなくて多分面白さが半減したのかもしれないが.原田さんの小説なので期待した分ガッカリだった.
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マハさんはやはりこういうちょっと軽妙なタッチのが好み。
それぞれが皆魅力的。
是非映像化してほしい。
もちろんはいりさんは絶対で。
東京駅の展示も観に行きたいが、田舎者は辛いぜ‼
【図書館・初読・1/22読了】
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自分の性に違和感を持つ青年がパリでリトグラフと出会う・・・という小説、そんな紹介文を読んで借りた本だったのだが、なんとまあイメージしていた雰囲気とはまったく違う小説で、男の娘のテンション高い語りに何度も挫折しそうになってしまった。。。
リトグラフとの出会い、憧れの作家との関わりなど展開は面白かったけれど・・・
速さの表現に「送り札をとった綾瀬千早」と書いて「ちはやふる」のふりがななんて、ちはやファンとしては気恥ずかしくてやーめーてー!と叫びそうになった。
ラストは良かったけれど、結局主人公の男の娘の設定はなんだったの?と納得いかない部分も。
実在らしいリトグラフ工房の描き方に熱が入ってるなあと思ったら小説内で企画される展覧会がまさにいまステーションギャラリーで行われているという、展覧会とのコラボ小説だったわけか。
巻末に協力者の名前が書かれているのだが、そのトップの伊藤ハンス氏は主人公のモデルなのかな?
ググってみたらえらい美しい男性の写真が出てきてびっくりー。
どうせならこのイメージで神秘的な文章にしていただきたかった気が・・・・。
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コミカルな文体と疾走感のあるストーリーであっという間に読めた。ラストは意外というかちょっと納得できなかったけれど、とても面白かった。読み終わってしまって寂しいけれど、美術展と連動しているとのことなので実際に体験しに行ってみようと思う。今から楽しみ!
ミッチがリトグラフやハルさん達のおかげで最後は自分のユニークさを受け入れられて良かった。自由でいられる場所を見つけたミッチ、これからも自分の道を爆進してほしい!
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文章の雰囲気が原田マハさんぽくない気がする。
そのせいか、途中で何度も「著者は誰だったっけ?」と表紙を確認してしまった(笑)。
でも、内容は芸術に関すること。
気がつけば自分の希望する方向に進んでいけるというのは、一種の才能だと思う。いいタイミングでその方面に関わりのある人と出会い導かれていく。羨ましい限りだ。
そうなるための下地(情熱など)があるから、周囲が反応するのだろうね。
どうなるのか続きが読みたい。
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私の中ではクールな女性だった原田マハさんが、こんな話も書くだなんて!どんな話かというと、彼はあたしの白馬の王子様〜♡♡キャピキャピ!キュンキュン!と、男が言ってる話です。ミッチの妄想が面白い。突然ちはやふるが出てくるあたりも面白い。読むと元気になれます。
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原田マハさんの本は何冊か読んでいるけれど、一人称のテンションが意外で、これはこれで面白かった。
美大生(元?)で主人公の”わたし”のユニークな人柄が素敵。そしてパリのリトグラフ工房idemの魅力がたくさん。
実際に東京ステーションギャラリーで開催されている企画展につながっていくという、現実と小説の中がリンクしているという試みも好みだった。
2016/2/2
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人との出会い、繋がりを大切にしていくと最後には恋も仕事も良い方向に進んでいく、前向きで心温まる作品でした。久しぶりにキュレーター色があまり出てこないラブコメと言いたかったのですが、これには続きがあり、本の世界を飛び出して東京で開催している展示会場に行けるんですよね。たまたまテレビを見た時にマハさんがそう説明しておりました。タイアップではなく、マハさんが書きたいと思う単純なラブコメを読みたかったなぁ、と言うのが正直な気持ちです。
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いやあ、素敵な小説だった。小説を読む楽しさを教えてくれる小説というか。良いところはたくさんあり、書ききれません。普段小説を読まない方にもプレゼントしたい。そんな作品です。東京駅とのコラボ美術館行きたかったなあ。
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ついこないだまで実際に東京ステーションギャラリーでリトグラフ工房idemの展覧会があったと知り、時既に遅し!行きたかった、見たかった、とても残念です。
しかし小説と展覧会をコラボさせるなんて…素敵すぎるわ(*^^*)
ストーリーは面白かったけど、ここまで砕けたラブコメではなく、もう少しアート性が高いのが良かったかな。
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たまたま目にしたWebのレビューを読んで、図書館で借りてみました。
もっとこう、薄幸の(笑)儚い感じかと思ったら、勢いがあるお話でした。
いやー面白かった!
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本とアートとパリとファッションと映画とルパン三世を愛する作者が書いたとても素敵な夢物語。
これまでとは作風が全然違うが、ある意味作者の最高傑作かもしれない。