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読書期間:2008.08.31-2008.09.03
「決算書をつくる人」ではなく、
「決算書をつかう人」の視点から説明されている。
PL・BS・CFに関して、
具体例が多く、平易に述べられていて読みやすい。
有価証券報告書などの決算書を見ながら
もう一度読み返してみたくなるような内容である。
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書評はありません。
◆本から得た気づき◆
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自己資本比率=25%以下低い、40%以上高い
BSの左=会社の財産=お金をどう使ったか
BSの右=会社の元手=お金をどうやって集めたか
固定資産には工場、設備以外に、投資有価証券、関係会社の株式も含まれる
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◆目次◆
プロローグ できる人は、決算書を俯瞰して読んでいる
決算書が使えるようになるには?
俯瞰して数値を読み取るために ほか
1 PLを多読して、儲けの感覚を身につけよう
これだけは知っておこう(PLの最低限の知識)
本業の収益力をもっとも如実に表す利益=営業利益 ほか
2 BSを多読して、資産と負債のバランス感覚を身につけよう
これだけは知っておこう(BSの最低限の基礎知識)
純資産は多いほうがいい ほか
3 キャッシュフロー計算書を多読して、お金の流れの感覚を身につけよう
これだけは知っておこう(最低限の知識からはじめる最低限のキャッシュフロー計算書)
キャッシュフローの合計はプラスでないと会社は続かない ほか
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◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/34e3d5ca72c1f4b2.png
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財務諸表の見方の基本解説書。簿記は財務諸表を作る人のための学問で、読むためには簿記の勉強よりも数をこなす方が大事、というのは同感。しかし、あまりに内容が、、、30分ぐらいで読める。
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公認会計士、且つ、コンサル会社代表である筆者が、決算書をざくっと読むコツを教えてくれる本。かなり初心者向け。ポイントは下記の通り。
①売上が大事?利益が大事?
→大企業では利益、中小・ベンチャーではまず売上。なぜなら、後者は、コスト削減をして利益を出す・・・という前に、そもそも売上を立てないと話にならない段階だから。
②B/Sを3分類して考える。
→「安泰型」 固定資産<純資産
「安定型」 固定資産<純資産+固定負債
「不安型」 固定資産>純資産+固定負債
③利益は意見、キャッシュは事実。
→利益は減価償却の仕方などにより操作が可能。それに対し、キャッシュの出入りは事実を記すことしかできない。
④CF計算書も3分類して考える。
→「成長企業」 営業CF△、投資CF+、財務CF+
「安定企業」 営業CF+、投資CF△、財務CF△
「衰退企業」 営業CF△、投資CF+、財務CF△
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決算書に関する書籍として、とても分かり易い一冊。
一見複雑に見える決算書について、最初に全体像を丁寧に解説し、細部を追加補足するスタイルがとても分かり易い。
最初に読む一冊として、オススメです。
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実例中心のため、非常にわかりやすいし読んでいて興味深い。
何をどうとらえるか?ポイントを教えてくれるので、すぐに実践できそうな気がするのは、気のせいだろう…
そんなに簡単な筈はないのだから…
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2度目の読了。
■PL
売上総利益:付加価値(競争力)
販管費:人件費・オフィス代・広告宣伝費等
営業利益:本業の収益
営業外損益:有価証券の売却・評価・配当金・利息等
経常利益:本業の収益+財務の損益
特別損益:貸し倒れ、設備・土地の売却等
純利益:投資家から見た企業の実力
※中小企業・成長企業には、利益よりも売上が必要。
(コスト削減には限界があるから)
■BS
自己資本比率から見る(25%未満は厳しい。40以上だと良い)
・流動資産。現金化しやすいもの。
・固定資産が多いのは製造業が多い。有価証券や株式も固定資産。
・固定資産の割合で、固定資産を効率的に活用しているか比較できる。キャノンVSソニー
・利益剰余金と資本金
・PLに多額の営業外収益が発生している場合は、それを生み出している固定資産が計上されている可能性が高い。
・資産の急増は、M&Aの可能性あり。ソフトバンク。
自己資本比率の低下は、責めている経営しているため。(有利子負債の増加。長期借り入れ、社債)
■CF
PLの補助的役割(売上と入金のずれ、固定資産の購入と減価償却の費用のずれ)
・営業活動 基本+
・投資 −は設備投資、有価証券の運用結果
・財務 +は調達、−は返却
※自己資本比率が低くて、財務が−は要注意
※財務が+は、何に使っているかが重要
※時系列で比較して、その傾向がわかる。
営業で稼いだ利益で、投資をまかなっているか。財務までまかなっているか。もしくは利益じゃ足りないから財務で調達しているのか。
※CFの営業活動の利益とPLの利益は異なる。減価償却等。
PLの利益+減価償却=キャッシュの増加
固定資産の多い会社は、利益−でもCFでは+になることもある。
※収益と費用(いつ発生したか)、収入と支出(お金の動き)
※在庫の問題。利益が本当に設けとは言えない.
※利益は意見。キャッシュは事実。(減価償却等経常基準変えられる。)
※JAL
利益剰余金が−で、CFの財務が−な場合、銀行が追加融資をしなかった場合がある。自社で増資を行い、自己資本比率を高めて、金融機関の信頼を取り戻す。
※CFで−が続く場合、自己資本比率は低下し、資金ショートの恐れが出てくる。
※キャッシュリッチ企業(任天堂・武田薬品)
販管費の3-4倍。十分投資しているのか?株主に汗顔しているのか?株主への配当金は、財務−にする。任天堂や武田薬品の財務−の理由は配当。
成長企業 営業- 投資- 財務+
安定企業 営業+ 投資- 財務-
衰退企業 営業- 投資+ 財務-
※CFの分析
日産のリバイバルプラン。投資抑制による影響、NOVA 急激なキャッシュ減、ソフトバンクの責める姿勢