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「姉さん待ってました」と思わず声をかけたくなってしまう 小池女史のホラーです。小池先生のホラーは「墓を見下ろす家」からはまっていたのですが、最近とんとご無沙汰でした(わたくしが知らなかっただけかも知れませんが)不倫モノホラーとでも呼ばせて頂きましょうか..官能抜きでさっぱりゾクッ系ホラーです。素直に面白かったです。
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サスペンスや恋愛小説も書く作家の為か、ホラーとはいえただ怖いだけの作品ではありませんでした。
勿論、怖いです。ただ、じわじわとやってくる怖さあり、愛憎あり、現実と夢の交錯がありと、色々な面で楽しめる作品だったと思います。正直、その重なりで気持ち悪ささえありました(きっとそれがいちばんの狙いでは、とも思います)。
この世の中で最も恐ろしいのは、霊でもお化けでも妖怪でもなく、人間なんだと改めて感じました。
最近は恋愛小説の目立つ作者ではありますが、初期の頃のサスペンス等も好きな方にはオススメ(ホラーが苦手ではない、という前提つきですが)ではないかと思います。
(2005年4月30日)
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真理子さんの短編は、どうも苦手だ・・・。これはホラーの短編集。どの物語も死が隣り合わせという共通点がある。
最後の「康平の背中」という話が、とても怖かった。
でもメモしておかないと、読んだ事も忘れてしまいそう。
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幻想と現実が混じり合ったような話の中に恐怖を感じる短編集。7つの物語があります。
わりと一気に読に終えましたが、極上という程では無いかと・・
いろんな感情(妬み、憎しみ、等)が渦巻いて、その感情にあたったような気分です。
個人的には 始めの「やまざくら」と「康平の背中」が好きです。後は・・・
小池真理子らしい作品かな。
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幻想的で官能的な作品が詰っていた。
時折、ゾクっとするような瞬間もあり、とても怖くなるわけではないけれど、ほんのりと恐怖が迫ってくる感じだった。
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短編恐怖小説6話。
やまざくら
縁えにし
坂の上の家
イツカ逢エル
蛍の場所
康平の背中
蛍の場所は恐い。
結末の理由が分からない。
著者がなぜこういう小説を書くのかが分からない。
恐すぎて,読み切るのに3日かかりました。
次の話が読めない。
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しっとりとしたほんの少し官能的なファンタジー。若干ホラー寄り。
しつこくなく読みやすい。
ただ、オチが難解というか、どう解釈していいのか分からない作品がある。
「夜は満ちる」が一番好き。人間らしくて愛に溢れてて。
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小池作品は短編いくつかと、あの「恋」しか読んでいないので、
久しぶり。
不思議な、ややホラーテイストだが、深夜にテレ東あたりの単発ドラマでやりそうな雰囲気。
一番最初の「やまざくら」がちょっと好きな感じ。
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7つの幻想的ホラー物語。
『やまざくら』は、この間読んだ『桜の首飾り』-千早茜の本の桜をテーマにした物語にも、共通するような部分があった。
時間の違和感、現実と夢の境界線が、どこまで、現実なのかと、思うような戦慄の波。
女の感情を、幻のように、書き現しているが、私には、「この愛と享楽の恐怖をつづった物語の宝箱」と、書かれて帯に、賛同出来なかった。