えげつないけれど、面白い!
2022/02/14 18:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藍花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで読んだシリーズのなかで一番のエログロとえげつなさでしたが、面白かった!陰惨な雰囲気を深める雨の表現も印象的でした。
金田一の「チャクイですね」という台詞にも驚き!
むごいが、夜歩くほどではない。
2013/04/25 20:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は非常にむごい(描写がえげつない)が、夜歩くと比べると個人的にはそこまでひどくないと思う。一読の価値が十分にある最高のミステリー小説である。
投稿元:
レビューを見る
あのエグイ表紙がなかったのでひとまずこれを仮置き。
久々の金田一!
時々ふと読みたい衝動に駆られるのはなんでだろう。今回の金田一はなんかいつもと雰囲気違ってた気が・・後期作品だからかな。耕助より新聞記者のが出張ってたww
しかも締めが緩すぎ?おいおいそこ笑って済ませていーんすか!?ってつっこみたくなる。こりゃあ生まれてくる子もただ者じゃあるめい^^
投稿元:
レビューを見る
金田一耕助シリーズ
風間欣吾の妻の死。現場に倒れた男・石川宏。妹の早苗の為に調査する新聞記者・三太。風間の元妻の経営する蝋人形館。ゴリラのような蝋人形職人。蝋人形に抱かれて死んでいく風間の愛人たち。風間の周囲の人物たち。
旧装版
2010年2月3日読了
投稿元:
レビューを見る
古い表紙で読んでいたので、相当怖い表紙絵だったのですが
内容はその絵のまんま・・・
悪趣味でエログロ風味の強いお話でした。
掲載誌がその手の雑誌だったと読んで納得。
金田一の活躍はあまり目立たず、しかも負傷してますよ!
長編で読み応えはあるものの、犯人とかトリックというより
エログロに焦点を当てたと思える一作。
でもそこまで嫌悪感を覚えないのがヨコミゾもののすごいところだ。
投稿元:
レビューを見る
横溝正史の金田一シリーズ!と期待して読んだのですが…正直がっかりでした。
まず、金田一の出番がほぼ無い。いつもなら現場でちょろちょろしたり、犯人追及のために奔走するのにそういった記述が全体に少いよ…。
次に一々卑猥な描写が多い。元々ちょっとエロスが混じることも多かったけど、この作品は何か凄まじくてどっちがメインだかわからないです…。
期待して読んだのに悪い意味で裏切られてしまったので、星2つ…。
投稿元:
レビューを見る
意外な犯人だった!
愛人たちに元妻に蝋人形館に…お膳立てが完璧すぎる。
あまりにもえげつない連続殺人には、横溝の本領発揮といった感じでかなりワクワクした。
やっぱりこれくらいドロドロしてなきゃねー。
投稿元:
レビューを見る
横溝先生はこの作品で、犯人を予想の圏外に置くことに徹底的にこだわっています。核となる変態トリックもその一つ。
ただ金田一耕助が犯人を指摘する過程が、読者に(あまり)明かされていない情報を手掛かりとしているため、本格ミステリとしてはやや不満が残ります。
しかし横溝先生の十八番ともいうべきエログロワールドは、この作品でも容赦なく展開されています。特に、観衆の前に異形の死体が飛び出す第二の殺人は、怖ろしく印象的です。
この辺りの描写に眉を顰めるか、ニヤニヤしながら読めるかで、好みが別れる作品でしょう。
それにしても、ラスト三行がもたらす後味の悪さは格別です。「悪魔の寵児」の産みの親は当然「悪魔」であり、その「悪魔」が笑いながら、新しい悲劇の種を産み出そうとしている……。怖ろしく人間の罪深さを抉り出す作品です。
投稿元:
レビューを見る
横溝作品、これから始めました。最初のシーンが興奮する。作者の意図としては、犯人から読者の視点をずらすように持っていくのでしょうが、真犯人を信じたくない部分もあり、最後まで楽しく読みました。不自然に思える部分は物語性とし、男女関係は生命のガソリンだと再確認しました。
投稿元:
レビューを見る
途中で読むのが辛くなった。
あまり、大した謎もなく、サスペンスフルな展開が続くが、犠牲者候補が次々に殺されるため、逆に緊張感がない。
結局、こんなに死人を出さなきゃいけなかったのだろうか?
殺人の多さが、金田一っぽさといえばそれまでだが、不幸になった人しか出てこなかった。
投稿元:
レビューを見る
金田一耕助モノ。
やっぱり横溝さんの世界は、男女の爛れた不埒な情欲と、金に対する執着を動機とした犯罪が描かれているというか、むしろそれ一辺倒というか(笑)昭和30年代に、本当にこんな感じの脂ぎったエログロの世界があったのかどうか知らないけど、この作品世界だけを読んでこの世界観を真に受けてしまったら、昭和の前半という時代を見誤りそうで怖いっちゃ怖い。
金田一モノの代表作と言える『八つ墓村』や『犬神家の一族』とかに比べて、この辺の作品はあんまり金田一が活躍しないので、個人的にはそんなに面白いとは思えませんでした。金田一作品の主だったところを全制覇するためには避けて通れない作品ということでサクっと読破しましたが、まぁ横溝作品ならほかに読むべきものがいくつかあるのでまずはそっちを、って感じかな。
投稿元:
レビューを見る
エログロ系。金田一耕助シリーズだが、子供には難しいかもしれん。じっちゃんは大人の事件を扱っているのだよw
怪しいと思った人が怪しかった!
トリックは、この時代ならではだなー。科学捜査がきっちり行われるようにはなってきているけど、現代ほど進歩はしていない時代ならでは。
書かれた時代には、斬新だったろう。
ストーリー的には、犯罪心理にちっと無理はあるよーな気がするけど、舞台装置や設定の不気味さが楽しいからいいのだ(´∀`*)
投稿元:
レビューを見る
戦後成金・風間欣吾とその愛人たちに送りつけられた情死を思わせる不吉なハガキ
風間欣吾の正妻から始まり、愛人たちが次々と殺害され、その遺体は様相はなんともエログロい
重要な承認兄妹を目の前で誘拐されたり、襲われて負傷したり、新聞記者に出し抜かれたりと金田一はあまり良いとこ無し
意外な犯人で逮捕される前に自決!は定番ですけど、風間欣吾がこれからのうのうと幸せに暮らすのかと思うとなんかなあ…
2012/11/07-08
投稿元:
レビューを見る
読後の後味の悪さでは金田一シリーズ随一だと思う。事件の猟奇性・エログロ性のレベルも相当高い上に、殆ど罪のない人間がバンバン死んでいく。おまけに寝取り(?)描写まである。
犯人は結構意外かもしれない。しかしエンターテイメント性は低いかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
これはやばい、何がやばいって、表紙がやばいし。今のは表紙が変わってしまったみたいだけど、図書館で借りた昔の表紙は、もう人種差別やらわいせつ指定やら、もういろいろありすぎてやばい。話の流れも強烈で、今やこんなストーリーは許されんだろう的なぶっ飛びっぷりで、いや、もしかして戦後のこの時期はこれだけドロドロしていたんだろうか、って話には聞いたこともあるけど、ともかくこのカルチャーギャップというか、日本の戦後の混乱を本当の意味で理解できる本なのではないか、などと知ったような口を聞いてみる。
あと、雨がべちょべちょ降るという表現にはやられた。