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7作目。ただでさえ小ネタ満載なのに色々と
不穏な空気が漂うシリーズなのに、今作は
とうとうカルト宗教が登場。
もう面倒くさくて、ややこしくて、血ナマ臭く、
狂ってるんだろうなー。予想がつくw。
よりに寄って「美樹」が奥多摩にあるカルトに入信。
そんな美樹を家に連れて帰る為、「真樹」が
使える駒を駆使し、潜入させる訳ですが、ここから
目まぐるしく事件が展開されます。まぁいつもの
展開になるんですが、今作は圧倒的に「高槻」と
「湊」の見せ場と、新たな敵キャラの狂いっぷりの
2本柱。「タカ、トラ、バッタ。タ! ト! バッ!!」
の件からの20数ページのテンションが凄い。
この調子だけで1冊書かれたら口角が持たないw。
「美樹」のもつ影と「真樹」の持つ闇が序々に
当初のバランスと変わってきてる気がします。
今作で圧倒的な敗北を期した真樹の今後、
そして兵器として他人に死神として利用された
美樹。今作きっかけに今後どうなって行くんでしょうね...。
ちょっと怖いス。
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タナトスシリーズ7作目。
ミキちゃんカルト団体に入信。
章順に読むのと、頁順に読むのとどっちがわかりやすいのか迷ったけど、どっちでも割と大丈夫。
矢部くんがんばって!
アリアドネは今後どうなるんでしょうね。地に堕ちた探偵の姿を見てしまったのですから。
8作目まだかなー。
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章順バラバラw 初回は本の順通りに、2回目は章順に読んでみたけどどちらも楽しめる。ミステリとしても完成度が上がってきたんじゃないかな。
しかしこの双子は同人ネタに事欠かないねw
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家出したミキちゃんを連れ戻しに行くお話。
このお話で一番幸せなのはミキちゃんな気がする。知らぬが仏ですね。
一番大変なのが矢部君。可哀そうなのはカナさん。
ミキちゃんのこともカナさんのことも、気づけよ!と思うのですが思い込みってそういうものなんだろうな。
前回に続き真樹の敗北が。今後に影響を与えるのかどうか。
佐伯譲の復活が何よりの朗報。次回楽しみ。
とりあえずは章順に読み直してみようと思う。
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宗教もの。
毎回、全作を彷彿とさせるキーワードを入れる執筆に関心させられる。
修学旅行への参加や、友達同士のお泊まり会を頑なに拒むのは、なぜ?
兄が心配だからじゃなくて自らに隠し通したいことがあるんでしょ?
線路での自殺未遂。にんべんの話を思い出して、
互いのために離れて暮らすべき、とせっかく決意できたのに。
今後の作品で掘り下げられそうで、下世話だが楽しみだ。
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09/05/2014 読了。
図書館から。
美樹ちゃんが家出した。
ということで、久々の自然部の面子の登場。
矢部君待ってた!
高槻の相棒としては矢部君がツボ。
死んじゃいそうで怖いけど。
美樹とも普通の?友人関係を築こうとしてるし、
感覚が読者側な気がするので。
彼方の感覚が高槻寄りになってる気がするのは
気のせいだろうか…。
正直、推理のネタや魚の話をきちんと
理解できてない気もするけど、それでも面白い。
今回は後半のあれはちょっとした冒険譚だよ!笑
湊さんの使えなさ半端ない。
真樹が劣勢になるというのか、
探偵であることに罅が生じてきたような気もするのだが
どうなるのか全然読めない…。
たぶん所々で色々なネタが入ってきてると思うのだが、
それがわからないのがもどかしい。
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THANATOSシリーズ第7弾。
間違えて先に8作目を読んじゃったけど、あまり支障なし。
カルト教団に入信したミキちゃんを、真樹が手駒総動員で連れ戻しに行く話。
高槻さんに湊さん、出屋敷さんはもちろん、自然科学部員やカナさんまで、今までのメンバー総出演。叙述トリックではないけれど、誰がどの名前で潜入してるのか、よく読むと分かるんだけど、そこか〜ってものも。
今回双子の出番少なめだけど、真樹にしろ美樹にしろ、大人たちにいいように利用されて、いろいろブラックな要素が増えてきて、どこに向かっていくのか楽しみでもあり、恐くもあり。
そして相変わらずのオタクネタ。細かすぎてすべて拾えてる訳じゃないけど、オーズのネタが一番面白かった。
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タナトスシリーズ第7弾。
周囲に死をもたらす”死神”美樹がカルト教団へ。弟の真樹は手駒を送り込んで彼を呼び戻そうとするが…
人里離れた教団でもやはり熱帯魚と巨大水槽。事件も派手だが、最後の高槻たちの大冒険に全部持っていかれた感じ。前作でも使った斧はもう経費でおとしてあげてもいいのでは…
今回は双子の出番が少なかったが、それぞれこれからどうなっていくのか不安なラストでもある。
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THANATOSシリーズ七作目。
章の順番がバラバラだが、分かりにくくなっているだけのようにしか思えなかった。どんな意図があるのかな?
ストーリーは魅力があるので、シンプルなミステリとして読みたかった。
海洋生物薀蓄はもう少しあってもいいな。
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目次見てなんだこれ?って思ったけど納得。
章書いてあるから時系列が分かったけど、書いてなかったらごっちゃになってたかもしれない。
もう一度、章の順に読み返してみたい。
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今回は環境保護的新興宗教へ入信した美樹を取り戻しに行くお話でした。毎度のこと、ドタバタしてたし高槻さんも湊さんも頑丈。
矢部くんとことん不憫だけど強運ではあると思いました。
真相は、この新興宗教で美樹の死神力を検証してた…というか検証するためにピラルクーやピラニアを多摩川から拾ってきて祀り上げて美樹をおびき寄せた感じ?
結局、美樹は本気で死神かもしれない。
今回のハイライトは「当麻紗綾も草薙素子もいない公安なんてただの役所」と、「おれは人間をやめるぞ!ジョジョーッ!」です。
「そうか明智警視ほど若く見えるか」「うるさい池内万作!」「矢部君の世代だと堂本剛版ではないんじゃないか」の金田一少年コントも笑いました。
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カルト系宗教施設ミステリー。美樹の暴走に巻き込まれた人々の右往左往と苦悩の巻。今作も面白かった。
カルト宗教施設が舞台だけれども本当に怖いのはそこではなく彼以外の人間だったという話。今作の仕掛けには物凄く気持ちよく騙された。びっくりした。そっちか!ってなった。
やっぱり美樹より真樹のほうが人間やめてる感が強い。あのこは底が知れなくて得体がわからなくて怖いなあ。
それと前作で美樹がした僅かな後悔を引きずっているのを見て、美樹は本当は優しいものなんだなあと思う。やっぱり彼とは友達だったんじゃないかとも。
そして完璧な敗北の日の話。これはぐうのねも出ないくらいの完全敗北だった。あの兄弟に一発かませる奴がいるとは思わなかった。
高槻と湊が今回も大冒険繰り広げていて笑う。めちゃくちゃ頑張ってるじゃないか……高槻が益々狂犬じみていく。
生き残るためにもがき続けて装備をめちゃくちゃ整えている彼は純粋にすごいと思うし頑張って生きてて欲しい。湊も。インテリお坊っちゃんがなんかずいぶん逞しくなった印象が……。
名探偵、皆を集めてさてと言い。この話はさてと言った後のことがいちばん大事なのだと思う。こっぴどい敗北はしたかもしれないけれど結果的に探偵は死神を取り戻したわけで、これからどうなる?とそわそわしてしまう。