紙の本
アメリカ社会のマスコミの裏を知る一冊です。
2016/12/10 21:18
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気のない英語老師 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マスメディアはグローバル派が占めているので、各国のリーダーもナショナリスト(愛国者)はメディアに叩かれる。そういわると、プーチンもドゥテルテも、安倍首相もみんな、その国のためにしたことは書かれずに、悪口ばかり書かれる。アメリカのメディアの報道に出てこない保守主流派のこと、そこといかに日本がつながって、アメリカとより対等な国となり、21世紀の世界をひっぱっていくことができるか、よくわかる本です。
トランプ氏はそういう保守主流派に支えられ、実はレーガンの再来であると言われているそうです。日本が左翼メディアに振り回されずに、アメリカ保守の言い分をしっかり受け止め、自分で自分の国を守ることができる国にいかになっていくかが今後の日本の課題であることをわかりやすく解説してくれます。
紙の本
トランプ勝利によって露呈した日本のマスコミの弱点。
2016/11/12 21:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
滑稽とも言うべき、日本のマスコミの慌てぶりだった。
開票速報でのデーブ・スペクターの弁明のみっともなさ。木村太郎氏の、選挙におけるコメントの冷静さに、あらためて、印象操作の現実を見た思いだった。
おおかたの予想を裏切って、次期アメリカ大統領にトランプ氏が当選した。このことに、著者の江崎氏は冷静に、トランプ氏の優勢を見ていた。江崎氏も述べているように、なぜ、日本のマスコミはクリントン氏とトランプ氏との勝敗の拮抗を分析できなかったかと。
これは、日本のマスコミが怠慢であり、自民党の官僚に分析能力が欠如していたことを露呈したのは明らかだった。印象操作という言葉を使うと、否定の言葉しかないののと同じ。
分析の前に、空気を伝えることの恐ろしさを、あの大東亜戦争前に体験していたにも関わらず、決断が鈍った。これは、明らかに、マスコミの敗北を宣言したに等しい。
トランプが勝利した、クリントンが敗北した。
さほど、単純な問題ではないことを江崎氏は主張する。
反骨精神を失った、日本のマスコミが、いかに日本の未来を骨抜きにすることかを証明した結果だった。
何を、今後、どのように対処するか。
江崎氏は、そのことまでをも、述べている。
良識ある人々は、以後、何を、どうすべきか。本書によって知るべきだろう。しかしながら、はるかに高い、厚い壁があることを認識してかからねばならない。
まさに、戦いは、今、始まったと思わなければ。
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トランプが選挙勝ちましたねー。果たしてトランプはどんな人物なのか、マスコミが語るえらい偏っているであろうトランプ像だけでなく、違う視点からも理解をしておく方が良いかなっつうことで、ジャケ買いした一冊。
中身は国によりかかる堕落した人間を増やすことで社会主義・共産主義が勢力を拡大、自主努力することを是とする中産階級保守派が搾取される時代が続いた反動が、トランプの台頭に繋がったという内容なんだが、どちらかと言うと「トランプ台頭の秘密」よりも『社会主義・共産主義のヤリクチには気を付けなはれや!』という趣旨が中心だったように思います。
マスコミが報じる内容とは全く異なる解説なので、かなりの衝撃やとまどいはありますが、今までにない視点で物事が見れるという点で、とても参考になる一冊でしたー。右寄り左寄りという主義主張はさておき、色々な見方があることをキチンと理解しておくことが大事だな、と思います。
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我々は、一方的に流されるマスゴミ情報に操られているわけですが、所謂、プロパガンダ、巧妙な情報操作。その害悪から身を守るには、自ら意識的に多角的な情報を求めていかなければなりません。
トランプが台頭してきた現代アメリカ社会ですが、アメリカという国の歴史的に培ってきたものをしっかり学びながら、今後の日米関係を考えていく。
重要なことだと思います。
社会主義者たちの組織・系統だった情報操作に対し、保守の方々は、どちらかというと一匹オオカミ的な行動をとってきた歴史的経緯がある。
今後は、社会主義者たちの行動・方法論も学びながら、真の保守の確立を目指そうといくことで締めくくらてていました。
ペリーにより開国ということになったのですが、もう一度原点に戻って日本という国がどう世界の中で名誉ある地位を築いていくのか、しっかり考えなくてはなりません。
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一言で保守といってもリバタリアンからネオコンまで様々な保守というものがある事がわかる。
アメリカ国内でもフランクリンルーズベルトの時代からサヨクリベラルの力が浸透しており戦後はニュールンベルグ裁判史観により様々な言論タブーをアメリカ社会に浸透させてきた。これが今のポリティカルコレクトネスにつながっている。
日本も同じく東京裁判史観に基づいた偏った考えの歴史観が教育に浸透しておりサヨクリベラルの様々な市民運動を通じての言論タブーの醸成が行われてきた事を考えるとトランプ大統領云々ということではなく、戦後から現在までの社会現象を読み解くにはとても参考になる本です。
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アメリカの報道はサヨク・リベラルに乗っ取られているため、トランプを支持する名誉と忠誠心と良心を持つ保守の有識者の声は、日本に届かない。オバマは軍縮や社会主義的政策でアメリカを疲弊させた。
アメリカの分析のはずが、いつのまにか日本のサヨク・リベラルに対して、真の保守派こそが強く賢くなれになりましたが、違いがわからないというか、結局よりベターを目指すなら同じじゃないかと思えました。
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トランプ人気の秘密
財力、NBCのThe Apprenticeのホストを10年、ラジオ・テレビの出演が多く、メディアというものを知っている、勉強家努力家
ホワイトギルド 白人であることの罪 自虐的なアメリカ
PCの行き過ぎ 白人中産階級が伝統的に大切にしてきた価値観を抑圧する言論統制と化している
オバマ 就任後すぐしたのはチャーチルの銅像をイギリスに返してマーチン・ルーサー・キングの銅像に置き換えた
オバマケア 週30時間以上働いている労働者に全員健康保険を提供しなければ、国が企業に罰金を払わせるという法令
中小企業はそんなこと出来ないで、フルタイムをパートにした 失業者があふれた
トランプの政策
#1 アメリカを再び偉大な国へはホワイトギルト、白人であることの罪への対抗
#2 対外政策アメリカファースト アメリカ封じ込め政策への異議申し立て ネオコンのような介入主義でなく、共和党の伝統政策に基づく、アメリカが主導して自由と繁栄の国際秩序をつくるという考え方
#3 中産階級の復活
移民がいけないのではなく、不法移民がいけない
キリスト教界の左傾化 1960後半
チェコスロバキアの牧師 ヨセフ・ルクル・フロマトーカ
コミンテルンがキリスト教界の左傾化をすすめた
不法移民の楽園 サンクチュアリ・シティ 連邦法に従わない都市
不法移民が逃げ込めば、法を犯して入国したとしても、人権がなによりも重要ということで、違法滞在ができ、運転免許も取れ、多分、投票もできる
サンフランシスコ
不法滞在者はアメリカの社会保障制度の恩恵に与るために不法にアメリカに侵入
フィリス・シュラフリー アメリカ保守活動家
92歳で死亡 保守のチャンピョン
アメリカの偏向報道
コミンテルン用語で内部穿孔工作
ルーズベルト民主党政権 1930年代 世界恐慌で貧しくて食べられないジャーナリストがたくさん
コミンテルンは彼らを集めて組合を作り、社会主義的なニューディール政策の宣伝を税金を使ってやらせた。コミンテルンに忠誠を誓ったものに優先的に仕事をまわした
コミンテルンから離れようとした人は、アメリカ共産党のエフォートセクションという秘密のテロ工作組織によって強迫や嫌がらせや迫害をされた
ルーズベルト民主党政権 共産主義者と手を結び、ルーズベルトの外交や戦争指揮、戦後の東京裁判やニュルンベルク裁判を正当化する史観を徹底的にプロパガンダ
そのプロパガンダに逆らって迫害をうけたのが、チャールズビアードという歴史家 ルーズベルトの責任
ルーズベルト史観 日本とドイツはファシズムという道徳的な悪であり、第2次世界大戦は民主主義対ファシズムの正義の戦争であったという、歴史の真実とは何ら関係ない、政治宣伝
アメリカの政治勢力を対外政策からざっくり大きく分けると、リベラル派、現実主義派、反共・保守主義はの3つに分類
リベラル派 ウィークジャパンポリシー 国務省 CIA 民主党左派 ヒラリー サンダー��
現実主義は アメリカの手動の下で、中国との軍事バランスを維持しながらアジアの安定を維持
反共・保守主義 中国に対抗するため、強い日本を支持 共和党の保守、民主党の反共
アイリス・チャンのザ・レイプオブ南京 アメリカ内にある中国共産党のフロント組織 The global Alliance Groupが資金を提供してアメリカと日本に同盟に楔を打ち込むために出版されたプロパガンダ
日本の研究者や外交官は民主党系のシンクタンクとばから付き合っている ブルキングス研究所
ヘリテージ財団やハドソン研究所とのパイプが細い
日本の官僚たちは極めて有能だが、トランプを支持するアメリカの保守派たちの、考え方背景をきちんと理解しているかかなり不安がある
ルーズベルトのニューディールも国家社会主義政策
ニューディール連合 労働組合、官僚・学者・マスコミそしてマイノリティと呼ばれる社会的弱者で構成される民主党支持組織や利益団体
アメリカもニューディーラーに支配されておかしな方向へ動き出したのが保守派の基本認識
まず共和党内の主導権をとりもどす ロバートタフト 後継者 ゴールドウォーター
ルーズベルト政権にソ連のスパイがいた アルジャー・ヒス
ベェノナ文書 ルーズベルト政権にソ連のスパイがいたことを立証する文書
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著者の江崎さんという人はすごい。選挙の結果が出る前にトランプの当選を予測し、トランプが流れとしては反リベラルサヨクとして大統領になるのは当然、という前提で本を書いている。アメリカのマスコミも「リベラル・サヨク」が牛耳っており、日本の朝日新聞、毎日新聞、琉球新報みたいな新聞社ばかりだという。そういったことでタイトルは「マスコミが報じない」となっている。
トランプの話だけでなく、日本の今後の米国との付き合い方、防衛、憲法改正についてもわかりやすく主張を書いている。防衛についてはアメリカにおんぶにだっこの状況は終わり、自ら防衛する、アメリカと協力して戦う路線を表明しないとアメリカに見放される。アメリカは味方でなくなった途端に敵とみなされるからだ。日米安保がなくなったら防衛はどうするのか、を考えさせられた。
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良書である!特に第二章は広く日本でも現代史の教育に取り入れるべきである!
今や戦後レジュームを脱し本来日本の歩む道をしっかりと見つめる時期!著者の主張する保守の連携、国際社会との連携は、新たな気付きである!
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トランプ氏が大統領に当選する前に書かれた本。
マスコミが報じないアメリカことがよくわかり、アメリカも一枚岩ではないことがよくわかった。
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アメリカは決して一枚岩ではなく、日本に入って来る情報、日本のマスコミが伝える情報は、いわゆるリベラル左派に偏ったもの。
もともと、アメリカの自由主義は共産主義に蝕まれていて、かの戦争では日本もその割食ってるわけだし、今でもアメリカという国を分断する。
この本はまだ、トランプが大統領選に挑んでいる頃に書かれており、オバマがアメリカの解体を進めていたのに対して、保守の反動というか、戦いとしてトランプ台頭を推しているということだ。
アメリカは土地が広く人種が広く、各州の権限が大きいため、困ったちゃんが罪を問われないサンクチュアリと呼ばれる地域が多々ある。
かつてのウーマンリブも、男性を搾取階級と位置付けてそこからの解放を是とした。
ポリティカルコレクトレスによる言葉狩りは、良き伝統も破壊する。
なんだかな。おんなじことやられてるよね。資源も国土も乏しい小さい国で。
国を守るという視点からも、米国との付き合い方、付き合って来た姿勢も論ずる。
その辺のトランプ本かと思ってたら違った。
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アメリカが日本と同じ、或いはそれ以上に内部から破壊されているとは!!
2020年の大統領選挙を見ていたら、アメリカ人大丈夫?とか思ってしまっていたが、誤解していた部分も多く、今現在どうしてこの様な酷い混乱が起きているのかがよく分かった。
何故トランプ大統領が誕生したのか、アメリカ政治の歴史、何が起きていたのを理解でき、大変勉強になったよ。
というか、もう読んでて気持ち悪くなってきた。
第3章として、日本についても言及している。
日本もヤバイよ。国民が実売を知って、賢くならなくては。
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ブックオフで購入。
少し遡ってトランプ以前のアメリカでトランプが期待されているという時代を取り上げた本です。
国際政治において、「アメリカは日本を○○にした/したいと思っている」という評論は多いけれど、江崎氏が現場で見たアメリカは、一枚岩ではなく、色んなアメリカがあるのであって、それをひとくくりにして論じてしまっては、日本は道を見誤るのでは、との主張です。日本に強くなってもらいたい派閥、日本には弱いままでいてもらいたい派閥。言われてみれば確かにそうで、それは、トランスジェンダーをひとくくりにしてしまうのにも似ています。いろんな派閥があって、内部対立的なことがあって、その構造をいい悪いとは一度切り離して理解する必要がある、という、奇しくも、同じ日に買った『クラゲ・アイランドの夜明け』と同じ切り口で読むことになりました。その上で、日本はどうするのか、何を決断するのか。日本の中年層には、責任を取ることを嫌うあまり、決断を避けて曖昧にしておくことを良しとするきらいがあります。思い切った舵取り、改革、……情報を取った上で、その決断をしていくことが重要となります。
後半は、なぜ、政治の世界で、サヨクが幅を利かせるのかのメカニズムを江崎氏らしく、構造、行動原理から読み解くパートとなります。それによって保守も同じように行動し、対抗しないといけない、というわけです。
わたしが気になったのは、「ねこじゃらし」の手法です。例えばトランスジェンダーの問題で考えてみると、わたしたちは確かに生きづらい点もあるけれど、活動家の言っていることは過激で疑問の残る言説もあります。当然それに対する反発の言説が保守側から出てくるのは必然の流れと言えますが、これは「おとりの議論」であって、その議論に乗せられているうちに、サヨクが本当に実現したいことをこっそり水面下で進められてしまう……
わたしたちのような一般人はそれらの激論に入るべうもありませんが、いちトランスとしては、我々の存在が「利用される」ものであってはならない、と強く思います。構造をしっかりと見抜いて、何を決断すべきか、自分で考えるようにしたいものですね。