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繋がりを知って、もういちど最初から読みたくなるお話でした。
『花鳥風月シリーズ』の最終話。
どの話も大好きですが、これはとても泣けました。
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や ら れ た !
最後のほうで「ん?」と思ったことがどんどん大きくなって、で「あー!?」と。
この構成には本当にやられた。
物語としては、いろいろと納得いかないものがあるけれども、楽しめた。
この人の話には良くも悪くも悪人がいないな-。
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これは、やばい!
花鳥風月シリーズのなかで、一番好きです。
どんでん返しには本当にやられた!
綾崎さんの構成には毎回やられるのですが(笑)、これはやばい。
真奈、という名前のせいもあって、佳帆と同じくらい真奈にも感情移入していたのですが…それゆえに、余計に、ラストに涙が止まらなかった。
もう一度読み返そう。
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両親を亡くし、妹と二人で生きてきた佳帆はある日、図書館の館長、葵依に恋をする。しかし葵依には四年前に失踪した最愛の妻がいた。
届かなくても、叶わなくても、想うことは出来る。喪失と再生を描く青春恋愛ミステリー。
S型、眼鏡男子な館長は「うちの一族は容姿に恵まれた奴が多いからな。軽い気持ちで言い寄ってくる女は、昔からいた。」等とのたまってくれます。
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昔読んだのを図書館で借りて再読。
私立図書館館長の舞原葵依を見かけた佳帆は、彼に一目ぼれ。
しかし、彼は四年前に最愛の妻・雪蛍が失踪しており、自堕落な生活を送っていた。
幼い頃に両親を亡くし、妹と二人で生きていた佳帆は、彼にもう一度前を向いて生きてもらいたいと力になるが。。。
彼女がどうしてこんなに葵依に献身的になるのか、最後に明かされる真相にちょっとビックリ。まさか妹が・・・綾崎さんお得意のミステリー。
私なら、彼にあんな冷たい対応されたらすぐに諦めちゃうのにな。
綾崎作品の女性陣は、みんな深い愛を持って相手に接していてすごい。
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ヒロインの最初の印象と、最後の印象がまったく変わった!
人間には、思いがけない悲しいことがいっぱいあって、それに対する対応も人それぞれあって...
やっぱり、人は知らないところでいろんな秘密を抱えてるもんなんだなーって改めて実感。
とにかく、泣けるけど読み終った後に自分も今絶対できることがある!っていう勇気をもらえた!(*´ー`*)
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明らかに女の子らしい主人公に駄目な妹の組み合わせと聞いたら、読む気が失せてしまいそうなものだ。主人公のおとなしいようで妙に悟りきった風が気になり読み進め、こういうオチだったのかと世界観を変えられる。なんの先入観もなく読み始めた身としては、素直に脅かされた。あらすじを読んでしまうと、よくあるつまらない話に見えうから、何も考えずに読むことをおすすめしたい。失った者から見た物語は、残酷なまでに力強いから。
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終盤になって、ああーそういうことなのーーーとちょっとやられた感じ。
根底に流れるのはやっぱり切ない物語だけど、でも最終的にはこれから希望をもっていけるんじゃないのか??
と思える終わりで割と好きかも。
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綾崎隼さんの花鳥風月シリーズの中で最も愛読する作品。
ぶっきらぼうだけど本当は優しくてどうしようもない繊細な図書館の館長に、どんどんハマっていきます。
2人の過去と今に向き合う姿にグッときます。
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進むまでタネが全然わからなかった。面白かったし、あんまり恋愛小説を読まないからまた読みたいと思った。イニシエーションラブとタネの構造は似ているような気がしたけど、こっちのほうが好き。読んでいて悲しい気持ちになることもあったけど、かほのまっすぐな気持ちに救われた。
他のシリーズも読みたい。
評価は4.2
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引きこもりをしている妹がいて、図書館の館長に恋をした普通のOLとの話だと思っていたら、終盤に劇的な仕掛けが待っていた!。ビックリしたが、結果的にハッピーエンドで良かったと思う。あと指摘したい点はこれまでのシリーズの登場人物(一部)が脇役として登場している点。前3作を読んでからの方が話の世界観のつながりがあって楽しめると思う。感想はこんなところです。
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あーーーー。
だまされた(笑)!!
だまされたっていうか、
「あ、そういうことか」
ちゅう具合。
わかってしまえば(物語としての)筋はそうひねってあるわけではないんやけど、見せ方がうまいなー。
叙述トリックというか、こういう、文章でだます構成は、ほんまに好き。
著者の、未来のことを話すわけではないのに
「○○になる」
ちゅう未来形? な、文章が生きてるわー。
あとでざーっと読み返してみたけど、矛盾したところもなければ伏線もちゃんとあって、ニヤニヤしました。
あー、でもそれをいうたらシリーズ1作目の「蒼空時雨」も、ややだましテクニックが入ってるんかな。
今回の主役の佳帆がアラサーやったせいか、この話が一番読んでいて面白かった。笑
相変わらず凝った名前ばっかり出てくるので、「結城佳帆」ちゅう名前がまあ読みやすいこと・・・。
結城・・・。イヤイヤそこに反応しちゃう?
ええとー、楠木風夏って、「青空時雨」に出てきた、両親を交通事故で亡くした双子の片割れやっけ?
星乃叶は覚えてるよ。時間が止まってしまった子やんね。そういえば図書館に勤務してるとかいう話になってたっけ。
雪蛍は・・・? 今まで、でてきたことあったっけ・・・?
はっちゃけた名前(いうた)だけに、インパクトがあってここまでグッチャグチャな相関図でもなんか記憶の端っこにひっかかるもんなんやねえ。
まだ、続きがあるよね。めっちゃくちゃ面白い! すぐにでも続きが読みたい!! ちゅうわけではないのに、ひとたびページを開いたらガーッとイッキ読みしちゃう不思議な本やと思います・・・。
そして今回は文庫本がきれいやった。2013年の6刷か・・・。そら、きれいか・・・。
(2016.02.06)
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「雪月風花」
一目惚れをした相手は。
好みの容姿だったら誰でも好きになるのが一目惚れではないだろう。
ただ相手からすると話したこともないのに好意を寄せられるのは容姿しか見ていないの軽い人と同じなのだろうな。
「雨露霜雪」
少しずつ近づく距離。
彼の言葉で突然見知らぬ人から寄せられる好意の怖さに気づいた。
当たり前のように毎日が過ぎていくのが、どれだけ幸せか失ってから気づくんだろうな。
「雪見月夜」
四年ぶりに見つけた彼女。
他人から何を言われようと自分の目で確認するまで信じれない現実はあるよな。
それを本当に目にしたからといってすぐに前を向けるかは別だが…。
「初花凛々」
二人の出会いの場は。
名のある家柄だと身内の集まりで自分の立ち位置を考えて行動しなければいけないんだろうな。
てっきり同じ苗字なのは結婚しているからなのかと思いきや始めから同じだったのか…。
「吐息雪色」
彼に紹介したかった妹は。
一人で待つ彼女を見てやはり誰かと会うのは、まだ厳しかったのかと思ったが…。
この物語は何処までが現在で何処までが想像もしくは過去なのだろう。
「私の愛は小さいけれど」
彼女の世界の全てを。
何年も蓋をして隠していても向かい合う勇気が出た時にその蓋を開ければいいのだろう。
無理に蓋を開けて自分まで壊れてしまったら、誰も幸せになれないしな。
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見事にやられました。さすが綾崎さんです。
妻を亡くした男を思い続ける女性の、悲恋の物語だと思って読み進めていたのですが、恋愛ミステリーのトリックが明かされるや、また違った物語に変貌します。トリックが判明した後に、あらゆるページをめくり、色々確認しちゃいました。
悲しいお話しですが、希望もあり、読んでみて良かったです。
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シリーズ第4弾。
下手に触れるとネタバレするので書けないけれど、
久しぶりに恋でもして前に進もうと思った相手が
スリム長身超絶美形眼鏡の図書館の館長とは。
躊躇いも戸惑いもすっ飛ばして速攻トライで自爆。
この想いの行く先は・・・
このシリーズによく出てくる花がスノードロップ
花言葉は希望 このシリーズの核なんでしょうね。
それでもやっぱり、受け入れがたいです。
恋愛ものが好きな人にはいいかもしれない。
色んなタイプの想いが描かれてますからね。