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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.4

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紙の本

家族の在り方、人間とハテビト

2008/10/30 23:18

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回もまたすぐには誰かわからない(コスプレで戦法を変化させた吸血鬼勢力のバカ娘と後に判明する)キャラが表紙を飾る第3巻。春菜の親友【沙紀】に、まさかあんな秘密があったとは驚いた。本巻の最重要人物だった。話の前半はみんなで遊園地。神一郎にお姫様だっこされてメリーゴーランドの春菜。こんなのよく考えたなと感心する。この後ギリシャ勢力と交戦するが、理由は行方不明のイルフィニを探し出して持ち帰るといういつものもの。ここで苦戦するもヴァルディア1番隊隊長、あのランドセル少女【レッテ】の助太刀でギリシャ勢力を一旦は退ける。そして利害の一致もあってレッテが、一緒に連れてきた【ミリカ】と共に藤堂家に任務完了まで居候することなる。このミリカのユルいキャラによるボケと、謹厳実直なレッテのツッコミが絶妙でかなり面白い。これによりレッテの魅力も引き出されており、今後レッテファンが増えそう。メンバーが6人に増えた藤堂家のかしましいシーンが結構続く。ギリシャ勢力の動向を警戒したり、沙紀の秘密が判明したり、その解決策を検討したりと慌ただしい中にも夕食の献立を考えたりする神一郎の日常感覚が相変わらずの上手さではさみ込まれている。そしてギリシャ勢力との決戦となるが、ここでも美琴と神一郎は劣勢である。途中で吸血鬼勢力まで現れて(この勢力は第2巻以降お騒がせ役が定着してるなぁ)事態は混沌となるが、美琴対吸血鬼勢力、神一郎対ギリシャ勢力という一騎打ちに分散させ、それぞれの戦いを綴る手法は演出上手だと思った。この間もレッテはギリシャ勢力増援の男と戦っているのだが、第1巻での失態により武器をグングニルからレバンテインという剣に替えられており、その能力を発揮しきれず最初は苦戦する。その失態から現在に至る経緯を回想し、己の未熟さを憤り、今自分がなすべき事を自覚した時にレバンテイン本来の力を発揮させることに成功、敵をたおす。この後半部分はレッテの過去の自己総括になっている。そして全て解決し、神一郎と春菜の水族館デートで幕を閉じる。軽快かつセンスのある文章運びで一気に読ませてしまう手腕は今回も冴えているが、実は物語はほとんど進んでいない。前巻で引きに使われた神一郎の回復(治癒)力の低下も、その原因さえ示されず今回もクサナギ使用時に目眩を覚えたりしている。美琴の恩人(なのだが悪役)も登場しない。次巻にいろいろ含みを残したままにしている。ただ、長居すると別れが辛くなるぞというレッテの指摘が示すように、藤堂家という家族をより大事に考えるようになり、沙紀の一件で人間とハテビトとの共存を知った神一郎の未来に何かあるかも、という伏線はひとつ張られた。あと、ちょっと動いたところと言えば、沙紀の言動に動揺奮起して神一郎への想いを少し進めた春菜くらいか。そして今回周慈と美琴の活躍が殊の外少ないのは次巻のためかも。

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2008/09/13 10:03

投稿元:ブクログ

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