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ミスリードにまんまと引っかかり楽しく読めました。
相変わらずの水鏡瑞希の行動力には頭が下がります。
研究・技術開発陣は、常に短納期で当たった宝くじをもってこいと言われる状況は、どこでも同じことなんだろうと感じる一方で、自分の職責、守備範囲にとらわれることなく行動する主人公にも共感しつつ読みました。
タイムリーな社会問題と、科学分野のトレンドを交えつつ次から次へと上梓する筆者の筆力には頭が下がります。
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もはやすっかり社会派になってしまった本シリーズ。
もはや研究捏造ミステリーは添え物になってしまった。
まぁいつか実現できるであろう核融合よりも、目の前の少子化問題の方が大事だからね、仕方ないね。
まぁでもミステリーの部分も人間ドラマの部分も面白かったから別にいいんだけどね。
思いは一つ、日本の明るい未来のために。
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3.8
シリーズ第5弾
これまでの特別部署・タスクフォースから、学術政策局の正式なセクション・研究公正推進室への異動が決まった瑞希は、そこで次世代エネルギー・核融合研究の検証に関わる事に。
異動の数日前、不可解なメールの呼び出し先に現れた女・キョウカから、不妊バクテリアの存在を聞かされるが、女は不気味な医療関係者に連れ去られる。後日キョウカと再会するも、帰りがけに拉致され、不妊バクテリアを注射される。
世界中の情報を瞬時に反映し、実現の可否を随時判断スーパーコンピュータ・SOTA。そのあまりにも優秀な性能故の盲点と周到に張り巡らされた罠。
室長・米谷と上司・泉田、
最先端の科学技術情報を盗んで株で一儲けを企むシンカーという集団、何とかして研究費を引き出したい研究者達・・それぞれの思惑が絡み合い複雑に入り組む中、母優子の日記からインスパイアされ、事件の核心へと迫って行く。
前作後半の、余りにリアリティのなさから期待薄で読んだが、やや盛り返した感じ。
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事件の背景が文科省の難しい研究ベースの政治がらみミステリー。主人公もよくわからないのに判断推理力にたけているところから、ある時いきなり解決策が見えて来たりして、読者としては主人公と一緒に???でいたところが急に置いてきぼり感があったりするけれど、最後にはなるほど、というところですかっと解決する。今回は最後の方で、どんでん返しの人間関係になるのかとびっくりするところもあった。もう少し一般人にわかりやすい研究の話だともっと読みやすいかな(^^;
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核融合、こんな世の中だからこそ、知能が高くても、便利な機能がそろっても欺かれるんだね。
信じるってことも、並大抵じゃないのかも。命の危険がなければ騙されてもいいから信じたい。
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これもシリーズで5作目。今回は瑞希がターゲットとして狙われるってことで、大変でしたが、見事に切り抜けます。でも、これまでのQとかαに比べて、どうも瑞希が好きじゃないなあ・・・ 軽率過ぎるんじゃない?
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タスクフォースから異動になった瑞希。でもやっていることはあんまり変わらない気もしないでもないかなあ。少子化問題、中々解決の糸口は見つからない。働くだけで精一杯、生活するだけで精一杯。そんな現実じゃ、結婚も子育ても望んでいても躊躇するのは当然かなとも文章を読んで思う。(男性、独身の自分が言っても説得力はないかもしれませんが)。ともあれ、次も読んでいきたいと思う。感想はこんなところです。
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このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
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今回のも、読みごたえがあって面白かった。
化学のことはさっぱりなので、そこは何度も読まないとわかんないけど、瑞希の閃き、行動力、すごく勇気をもらいました。
米谷も、なかなかいい上司だった。
いつも思うけど、終わり方が温かくていいな。
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シリーズ5作目。
文科省不正調査タスクフォース(特別チーム)から「研究公正推進室」へ異動になった水鏡瑞希。
今回は核融合に不妊治療が絡む話。
やや散漫な展開だった。
(図書館)
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ラスト、どうやって火事を止めたか。。との部分は読み返すも消化不良だったけれど、前回と同様不正を暴くことと合わせて、母と娘、結婚、出産、不妊などの問題にも触れられていて、興味深く読むことができた。
最先端技術の実現度を測定するスパコンSОTA。いつか現実世界にも導入されるときがくるのかなぁ。。。
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主人公のキャラクターがわかりやすい。軽快なテンポで次々と謎が提示され、アクションの要素、時間サスペンスの要素、社会問題の視点、人間関係、軽妙なセリフのやりとりなどが、読むのに疲れる間も無く現れる。解説にあるとおり「達人技」というものだろう。
テーマは「FUSION」。文字通りに。
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瑞希の部署移動から。先輩には裏切られ、いつまでたっても瑞希は一人で戦っているようで、過去2作品とは大きく違うところだなと思う。見合いの話と核融合の話がひとつにまとまって行くさまは、気持ちが良くて一気読みできた。なんにせよ、上司に裏切られなくて良かったなと思う。
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研究不正を追求する、より高度で専門的な部署に異動になった水鏡瑞希が次世代エネルギーと目される核融合研究の検証に取り組んだ矢先に不可解な出来事に巻き込まれることになります。
1~4作では瑞希が仕事上で研究の検証に携わることで不正を暴いていく形式でしたが、今作はその形式が変則的になっているため、瑞希に接触してきた女性や謎の男たちに誘拐される等の不可解な出来事に巻き込まれ、相手の目的や素性を解いていくところから始まります。瑞希の身の上に起きた出来事、彼女と関わることになる女性上司が検証している核融合研究等の一見バラバラに思える事柄が順番に解き明かされて解決に向かうラストでした。
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水鏡瑞希5冊目。今回は核融合に関する内容。AIによる研究可能性の評価は今後実施されそうですが、最終的にそれを評価するのは人でなくてはならないですね。研究実施可能性によるインサイダー取引を逆手に取った研究者・文科省職員のやり方は「悪い奴!」と思ったが、なかなか賢いな、とも感じてしまった。最後の上司の米谷と対峙する場面、米谷が白か黒かを判断する瑞希、判断推理を解くよりも、瑞希の人間性が勝った瞬間だった。でも、米谷の行動には違和感はあったかなぁ?今回も瑞希の「遠山の金さん」、遠山桜は今日も大活躍でした。