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水鏡推理シリーズ5作目。
今回から、文科省の「不正調査タスクフォース」から「研究公正推進室」へ異動。ついに正式チームになって活躍を期待する瑞希だけど・・・
このお話はだれが信じる相手なのかわからなくなってしまうね。でも親はうざく感じても、絶対的に子供の味方なんだなぁと。
本作はタイトル通り、核融合のお話。
読み終わってやっとわかるという自分がいた。
英語・・・できなさすぎだな(笑)
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霞が関の暗部を暴露!現役官僚も注目の問題作
ノンキャリの問題児・水鏡瑞希の異動先は文科省最前線。最先端技術の理解に四苦八苦中の瑞希は何者かに拉致される。巨額予算が認められた難プロジェクトの裏に動く驚愕の事実とは?霞が関も注目の超問題作。
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前作もそうだったが、サブタイトルにだまされるというか・・・家族愛が重要なテーマなのだろうか、前作は父と、今作は母と、いい話だった
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部署が変わっても、似た感じの仕事(?)
今回は「核融合」それから「妊娠、不妊バクテリア?」がテーマ
今回は事件というか、からくりがわかるのは早めだけれど
それから後、完全解決までの道のりが長かったです。
しかし、室長が敵じゃあなくてよかったです。
「妊娠」にも絡んでいるせいか、
家族愛ももう一つのテーマとなっています。
お母さんとも(お父さんは以前に)
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シリーズ第一弾と同じくらい、いや、それ以上に面白かったかも! 難しい科学用語にあまり振り回されず、展開に引き込まれました。
以下ネタバレ含みます
味方と思ったら実は騙されてたパターンは過去の松岡作品でよく見られるストーリーだったので、室長が敵でなくてよかった! 今まで、あまりにヒロインが青臭かったので、今回見方も得て、成長したようなので次作が楽しみです。いい加減、恋もさせてあげてほしいです
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水鏡推理シリーズ第5弾。今作から文庫書き下ろしに変わり、手元に届くのに時間がかかった。タスクフォースでの実績を認められた瑞希は、研究公正推進室に異動になることから始まる。タスクフォースでは人の出入りが激しく、浮いていた瑞希にも新しい親切な先輩が出来て、前途洋々かと思いきや、いきなり、不正に巻き込まれる。同時に不妊バクテリアのターゲットにもされ…相変わらず、一見いい人が悪に手を染めていて、どこまで人を信じていいのか、分からない。ラストも、私も瑞希と同じように疑っていた。今回のテーマも核融合と難しいテーマだけど、核融合にも2つの意味があり、いろんなことを考えさせられる一冊。
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ダメだ。シリーズを通して読んできたけど、ここまでが限界かもしれない。専門用語がサッパリ分からないので、意識がそのことに囚われてしまって、ストーリー全体を楽しむ余裕がない。
ただ今回瑞希のモノローグですごく好きな部分があった。
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必要とされる存在になりたい、そんなことは考えずに生きよう。必要を感じるかどうかは他人の自由だ。そんな他人の思いに自分の願いを託しても意味がない。
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必要とされたい病の私には、とてもグッときた。瑞希のように思えるようになりたい。
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シリーズが進むにしたがって現実味が薄くなっているような気がしないわけでもない。
楽天ポイントで購入
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今までのもそうだったけど、今回はより家族との絆が深まっていく様に心打たれる内容だった。
事件の解決の方がいつもより早めで、先の内容に主眼が置かれてたような気がする。
瑞希とその家族と、とりまく社会環境と。どんどん成長し、変わっていく様はどれも輝いて見える。
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シリーズ5作目です。
顔見せの1作目、
実際の研究不正事案をモデルにした、
2作目、3作目ときて、
オリジナルの研究不正を持ってきた、
4作目のあとの本作品となりまして、
ネタのクオリティの維持に、
多少の心配もありましたが…、
本作品では、
研究テーマとした「核融合」に、
「エネルギー」と「不妊治療」の、
ダブル・ミーニングを当てた上で、
不正のミスリードの軸としており、
結構渋いところを突いてきたな~、
と、ちょっと関心もしました…(笑)
本作品では、
最後の家族愛がよかった的な書評、
まあまあ、目にもしますが…
ボクは、その辺りはそこそこで、
ミステリーのカラクリの妙から、
1本のライトミステリーとして、
十分に面白かったです。
また、本作品では、主人公が、
これまでのタスクフォースから、
研究公正推進室なる新たな組織に、
移動してきましたが…、
その辺りの、作品への効果?は、
まだ、出ていなかったでそぅか…?
上司の言動も、ちと熱すぎたかも?
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シリーズ一気読み最新刊へ
核融合のダブルミーニングがすべてと言ってしまえばそれまでだが、ちょいちょい興味を持つネタ(携帯の合成音声とか)をはさみつつ最後まで
最後の展開は読者の予想を意図的に裏切っているのかな
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文科省一般職員・水鏡瑞希の不正研究ミステリー第5弾。
本作は、部署異動、不妊バクテリア、核融合反応、精神疾患等が絡んでくる。毎回思うが、一見関係ないことのように思える事柄を提示しながら、後半にうまいこと伏線を回収していく。
さすがにマンネリ感がするかと思ったが、そんなことは全然なかった。まだまだ新作を楽しめそうだ。
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核融合研究を題材にミステリを作るなんて想像もできないが、文部科学省の末席一般職のヒロイン水鏡瑞希のシリーズは、早くも5作目。一年で5作も書かれすべて文庫オリジナルで新作出版される裏事情はいったい何なのかわからないが、誰も挑んだことのない分野にシリーズ化して多面的に挑んできた松岡ワールドの実験的側面には感嘆するしかない。
思えばこの一年、ドラマでも有名になった人気のシリーズ『探偵の探偵』『万能鑑定士Q』などを春に完結させ、ほぼ同時期に本シリーズに取り組んだ松岡劇場。三シリーズをブレンドさせてのバトンタッチも見事だったが、どこに蓄えられているのかわからない不可思議なエネルギーと活力は健在で、走り続ける松岡圭祐のペンの冴えは留まるところを知らない。
多作なのに、ストーリーに淀みなく、題材に古さがなく、今を描く作家としてのアスリートぶりをいかんなく発揮し続けている。本書は核融合エネルギーという超新ネタ話題に加え、もう一つの人類生命の核融合技術でもある不妊治療というところにも視線が向けられる。
キョーカさんという患者に深夜、都電荒川車庫駅に呼び出された瑞希は、彼女の口から「不妊バクテリア」という言葉を聞き、目の前で白衣の男たちに連れ戻されるショッキングなシーンを目撃する。
部署移動によって新しい職場に面食らっている瑞希の前に別の事件が差し出されたかのように見えて、その不思議な夜が事件全体の核となって瑞希を陰謀の裏口に引き寄せてゆく。
傑作小説『催眠』の導入部、ある人物が語った「ワタシハユウコウテキナウチュウジンデス」というセリフも凄かったが、「不妊バクテリアに侵され私は子どもを産めなくなった、彼らが不妊バクテリアをばら撒いている」というキョーカの言葉もその時の驚きを想起させる。それが松岡圭祐の手口である。
奇術、手品、催眠、心理、博学、情報、といった言葉たちを思い起こさせる松岡圭祐の小説作法、そしてその他作ぶり、スピード。どれをとっても間違いなくエンターテイナーとしての才とパワーにに満ち満ちている。文庫で格安で大量に次々と面白さを提供してくれる稀代の娯楽小説作家の新作は、いくつもの罠と伏線に満ちていながら、水鏡家の家族の物語をサブストーリーとしても読めてしまう、シリーズでなくては書けないキャラクター造形も魅力である。
手軽に楽しくそして一気に読める面白シリーズ加速中、といったところか。
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核融合にもう一つの意味があるのは知らなかった。2つの意味で核融合に関する不正研究を暴く今作。
核分裂とは全く違う原理と言う事で期待していたが、まだ実現性は高くないのだろうか。
それにしてもシンカーってそんなに一般的に通じる言葉なのか?科学技術の世界で仕事しているが、そんな単語通じる気がしないなぁ。ここで書かれているように刑事同士で普通に通じるとは思えない。局所的に通じる分野があるのかもしれないけど、どうなんでしょう。
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水鏡推理第五作。研究公正推進室への異動が決まった初日の瑞希の目の前に現れたのは最先端技術実現度測定システムSOTA。SOTAに聞けば研究の実現度が数字ですぐ表れるため不正に研究費をくすねることもなくなるかと思いきや、サブワードの登録によっておこる罠。冒頭にでていた不妊バクテリアを注射されたと訴えてきたキョウコさんとどうつながっていくのか?シンカーという科学技術情報を盗みSNSでやり取りし、株で儲けるやからが絡んできたり盛沢山。瑞希と母親とのつながりのストーリーもよかった。ラストの変圧器の推理はさっぱりわからなかった。信じることを前提に行動する瑞希に拍手。このシリーズで最高の出来だと思う。でも、わたしが好きなのは4かな。