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2016/7/9 Amazonより届く。
2022/9/8〜9/12
2巻は、本願寺攻めにおける七五三兵衛や義清ら泉州勢の活躍が中心。織田信長も登場して、戦いの火蓋が切られる。
三巻へ。
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第2巻。そして物語は、織田軍と本願寺門徒との最初のぶつかり合いに突入する。
天王寺の砦から木津砦に攻め入る織田軍。それを許すまじと防戦する門徒たち。
一進一退、二転三転の攻防の中でそれぞれ描かれる、七五三兵衛の勇猛、触頭・義清●の沈着且つ果敢、もうひとつの触頭・松浦家兄弟の奸智、雑賀党首領・孫市の豪胆。
寄せてはかえすめぐるましい戦況の変化がつぶさに描かれ目に浮かび、緊迫の戦場で男が男を知る場面にはグッとくる。
一方、合戦には出られず見てるばかりなので仕方がないけど、感情の赴くまま戦に食付くのみの景姫の影は薄い。
★は男どもの猛々しさに0.5はおまけで献上。
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感想は次巻以降に持ち越し
あらすじ(背表紙より)
天下統一に乗り出した織田信長が、大坂本願寺を攻め立てていた天正四年。一向宗の門徒たちは籠城を余儀なくされていた。海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。織田方では、泉州淡輪の海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。武辺者揃いの泉州侍たち。大地を揺るがす「南無阿弥陀仏」の大合唱。難波海で、景が見たものは―。激突の第二巻。
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第二巻。宴会の後、泉州軍+αvs門徒戦開幕。孫市率いる雑賀党の鉄砲隊。両極端の指揮官、沼間義清と眞鍋七五三兵衛。卑劣な一手で門徒を指揮した下間頼龍。戦シーンは見応え十分、その時のキャラの心の描写も秀逸。最後らへんで信長登場!あの景がビビるくらいだからホント凄いのだろう。いやはや名作というしかない。
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木津川合戦が克明に描かれる
信長が苦戦した一向一揆衆、石山本願寺と水軍、海賊
その人々の生活と性格は全く相反したもの
死をいとわない信者の粘り強い戦いと海賊の派手で豪快な戦い
その戦いぶりを見た海賊の娘は、これから何をする?
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合戦の描写がくどい。全体を通して読み易いのはいいのだが、説明過多。信長の登場で締まったが…。傍観者の景に変化の兆し?
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第11回本屋大賞、第35回吉川英治文学新人賞受賞のエンタメ歴史小説。 ―― http://bookmeter.com/cmt/58214816
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主人公は、現代なら人気の出る面構えなんですね、きっと。基本的に自分も、昔の美人像が理解出来ないクチなんで、本主人公には、それなりの美人顔を想定しながら読んでます。第2巻はその姫がやたらモテる話。本願寺と信長軍が本格的交戦状態に入って、最後にいよいよ魔王登場。好悪は別にして、信長は本当に絵になる漢ですね。ちなみに僕は大好きなんですが。中学生頃に読んだ「尻喰え孫一」でも、根本から相容れない二人が巧妙に描かれていて、結構ハマったよな~、とか思い出しつつ。本作も、ここからの展開が楽しみです。
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泉州の眞鍋海賊との邂逅を経て、大阪入りを果たした景。安芸の門徒衆たちを本願寺方の木津砦へと送り届け、自らは前巻で起こした騒動の申し開きをすべく織田方の天王寺砦へと入ります。
実はここからは、本巻のほとんどが大坂本願寺と信長勢の合戦の模様を描いたものとなり、景はほぼその傍観者となります。
もっとも、それでも相変わらず、周囲とのやり取りに景らしさが滲みでていて楽しませてくれます。
合戦の場面でも、目を引くところは数多いですが、個人的には眞鍋七五三兵衛の銛打ち、鈴木孫市率いる鉄砲傭兵集団「雑賀衆」の戦いぶりと、門徒衆の狂気ともとれる死を恐れぬ振る舞いが印象深かったです。
特に門徒衆にそのようにさせた、彼らの信仰心につけ込んだともとれる本願寺上層部の卑劣なやり口と突撃指令は、この戦の見方を変えざるを得ない衝撃的なものでした。
現代のイスラム教過激派の指導者と変わらぬことを、当時の浄土真宗の指導者たちはしてたのかと…
余談ですが、和田竜さんには「忍びの国」という別の作品があり、そこでも「忍び」の本質についての印象をガラッと変えさせられたものですが…
閑話休題。
周囲は「武略」や「組織維持のために必要」として本願寺のやり口を認める中、押さえつけられ捕らえられても頑なに憤り続ける景の姿は、僕個人の思いともリンクし、見ていて好ましく益々彼女が好きになりました。
本巻クライマックスでは、いよいよ織田信長その人が戦場にその姿を現し、一挙に本願寺の本体を攻めんとするところです。
次巻が待ち遠しく楽しみです。
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魅力的な登場人物が多い!
まあ、自分がこうは出来ないのでそう感じるのかも知れないけれど、漢気あふれる気持ちいい展開に読みふけりました。
3巻にきたいが膨らみます!
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第2巻は、織田方軍勢と一向宗門徒たちとの攻防がメイン。我らが主人公景姫の活躍の場はあまりなく、彼らの戦いを見守るばかり。第3巻に期待しよう。
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村上海賊の娘、景が大坂本願寺の門徒を大阪に送り届けたあと、本願寺と織田軍の戦いに巻き込まれていく様子が描かれている。泉州侍たちの豪胆さがいきいきと描写されていて、合戦の描写も臨場感があった。3巻も楽しみ。
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難波の海へ門徒達を乗せて進んだ景が、事件を起こし、弟の景親は身柄を拘束される。
その砦にて戦が始まり、景はその様子を目の当たりにする。
その光景に、景の血がまた騒ぎ始めるが…
2016.8.7
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村上海賊の娘である主人公の立ち位置が、単純な敵味方で語ることのできないところにあり、そのため読み手もどちらに与するでなく、双方の立場を冷静に知ることができます。今回の主役は織田信長と大阪本願寺であり、物語の主人公は上記のような立ち位置にあります。それゆえに、この戦いについての背景から大方を知ることができる内容になっています。今後の物語の展開に備えての準備といったところの巻だったと思います。
それゆえ、登場人物一人一人の個性を知ることができ、面白く読むことができました。引き続き楽しみです。
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陸地戦での、眞鍋七五三兵衛と沼間義清との心意気に感動した。仲間とは程遠い関係なのに、助け合い、敵を追い詰めていくシーンは、この物語の1つの見せ場だと思った。