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【京都の町と「異人さん」を護り続けてきた、公認陰陽師、春明の過去が明かされる第3巻!】
秋の足音が聞こえる京都。市民に紛れて暮らす妖怪「異人さん」の働く病院を訪れた、京都市役所『陰陽課』に勤める祈理と春明。異人さんへの事務手続きを終えた二人は、帰りがけに車椅子の老女、高邑八重とすれ違う。どうやら春明は若いころに八重と知り合いだったようで、過去のことは詮索されたくない様子。
しかし、八重と出会った後、春明の態度に変化が現れる。平安時代から千年の時を生きてきた式神の春明。これまでにあったであろう、多くの出会いと別れに想いを寄せ、祈理は主として、そして陰陽課の同僚として何か力になりたいと思うのだが……。
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3巻目でなんだか安定してきました。最近はこちらと絶対城先輩が平行して進行していますが、個人的にはこちらのほうが好きかな。
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「算盤坊主の憂鬱のこと」
見当違いの悩み事。
いくら戸籍や経歴を変えれるとはいえ、一番記憶に残るであろう顔は変えようがないのだろうか。
お互いに好きあっている間はいいが、あくまでも人と異人さんじゃ生きる時間が違うからな…。
「陰陽課、竜神の観月会はな赴くこと」
一年に一度の我儘な主催者のパーティ。
いくら偉い異人さんとはいえ、その立場を利用して相手を困らせるのは良くないよな。
ただ大切な物が自分の知っている人が犯人かもしれないと知ったら、あんな性格にもなってしまうかもな。
「公認陰陽師、焦りを覚えること」
彼が一人悩みを抱えている事は。
彼女を見た瞬間、70年の時を経て彼は何を思ったのだろう。
いくら焦っているからとはいえ、自分を心配してくれてる人にあの態度は良くないだろう。
「怪人赤マント、京都に現ること」
70年間隠されていた怪人との秘密。
彼女の元に現れ、あんな札まで渡し使い方も詳しく説明してくれた彼は何者だったのだろう。
自分の命がかかっているのに、本当の事を伝えた彼女の正義心は尊敬するな。
「怪人赤マントの最後のこと」
夢の中で見つけた手かがりは。
色んな異人さんを操り禁術を使い続けてきたなんて、狡くて小賢しいな。
いくら第三者視点で見たからといえ、よくあんな小さな変化に気付いたな。