渦-BILLOW- 硝子の街にて(9) みんなのレビュー
- 著:柏枝真郷, イラストレーション:茶屋町勝呂
- 税込価格:605円(5pt)
- 出版社:講談社
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紙の本
幼馴染み以上、恋人未満のあやうい2人。
2001/12/13 12:47
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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
長いあいだの紆余曲折を経て、ようやく相思相愛の「コイビト同士」になったはずのシドニーとノブ。幼い頃から高めあった切ない気持ちだけは十二分に通じているはずなのに、それでも先に進もうとしないシドニーに、ノブは疑問をかくせない。「いったい何が、シドニーの歯止めになっているのか…?」口に出して質問してみても、シドニーはただ「俺にもよくわからん」とうやむやにしてしまうだけで…。触れれば崩れてしまいそうな、「完成間際のトランプ細工」のような2人の関係が絶妙! オススメのミステリーテイスト・ボーイズラブ。
紙の本
悩めるシドニー。
2002/01/27 15:03
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投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1997年末、映画「タイタニック」の影響もあってか、ノブのバイトは大忙し。隣室のシドニーにもなかなか会えない毎日の中、以前ノブの家で家政婦として働いていた女性であり、ノブを育てたともいえる洋子から電話がかかってくる。洋子は再婚しており、幸せな家庭を作っていたが、息子が同級生の死のことを気にしているという。一方、その同級生が、学校のコンピュータへの不正アクセスに関わっていたことが分かり、彼の死を調べていたのはシドニー達だった。
事故か自殺かはっきりしない同級生の死を調べていくうちに明らかになっていく家庭内の渦。他人ではないからこそ、どんどん大きくなっていってしまう親子の溝が痛ましいです。
そして、ノブとシドニーの関係も難しい。もっとそばにいたいと言うノブに対し、シドニーは「怖い」と言う。ノブが自己嫌悪に陥るのではないかと思うような「こっち側」に連れていくのがまだ怖い、と。
相手が大事であればあるほど、相手の次の反応が気になるし、失くしたくないから慎重にもなる、といった感じでもどかしい。
でも面白い(笑)。とても次が楽しみです。
展開はともかく、主人公達が、自分の中で決着をつける様子をどう著者が描くのか、に期待です。ノブとシドニーの会話に慌てて「運転手を混乱させないように」と警告して咳払いをするヘンリーの姿も和やかで楽しい。
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