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ハラハラもする。
多くの苦悩は自らが作り出した幻に過ぎない。苦しみの多くは妄想と執着から生まれ、永遠に続くと錯覚してしまう。
迷いや悩みは、未知なる明日を恐れて自らの心が生み出した妄想に過ぎない。
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著者の斉藤徹氏を知ったのは2009年の終わりごろでした。日本で急速にTwitterが盛り上がってきた時期であり、ソーシャルネットワークが大きな話題となってきた時期でもあります。
そこで、本書にもあるように、氏はソーシャルネットワークに関する知見をITmediaのオルタナティブブログで発表し、Twitterで公開していたのを見つけたのがきっかけででした。
何度がTwitterでやりとりもしましたが、とても親切で暖かい人柄といった印象、本書に書かれている苦難についてもそのとのきブログやネットの情報から断片的には知っていましたが、改めて本書を読むと、そのジェットコースターのような起業家人生にハラハラドキドキしながら一気に読みきってしまいました。
正に、ベンチャー魂ここにありです!ここでもピンチを切り抜けたときには助けて頂いたと感謝しているところに氏の人柄が偲ばれます。
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ベンチャーが好きなひとの様子を感じ取れた。
ハラハラドキドキで一気読み。
うまくいっているところの描写は飛ばして読んでいる自分に気が付き、嫌な性格に若干気が滅入った。
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SNSで順風満帆な著者しか知らなかったので、こんなにもご苦労をされていたとは驚きだった。苦難の中でも日銭を作れる(資産売却課など)センスは素晴らしい。元々に備わったビジネスの才覚なのだろう。だからループスだって成功しないはずがない。応援してます。
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著者が歩んできた起業家としての経験を追体験しているような錯覚に陥る。
当時の心理描写にヒリヒリするような緊張感を味わい手に汗握るような感覚で読み進めた…企業がいかに困難なものであるかが嫌というほど分かる。
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メチャくちゃおもしろかった。
この人に会いたいと思った。
私なら、こんな苦境ムリだわー。
いつ何時も、人柄を見ていらっしゃる所が良かった。
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順調満帆は人生なんて無い。人はその人の数だけ苦労がある。
だから苦労を嘆いても仕方ない、何も解決しない。
自分に何が足りなかったのか、自分はどう向き合うのか、何をすべきか、冷静に考え行動し、反省し、また行動する。
単純なこのサイクルを繰り返すだけだ。
そんな基本的なことがよく染み込んだ。
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日本の金融機関は失敗者に厳しいと何度も恨み言のように出てくる。しかし、世の中には失敗を糧に復活する人がいるかもしれないが、無反省に何度も失敗するダメ経営者も山ほどいるのである。そんな奴に金融機関が冷たいのは当たり前の話。「失敗ほど貴重な経験はない」などと共感してくれるのは直接関係ない人だけ。またこの著者、VCに対しては初めて声をかけてもらったときは大喜びしていたくせに、会社が危なくなって資金を引き上げられようとしたら極悪人呼ばわり。カリスマ経営者なんて結局会社の調子がいいときだけの虚像、経営が厳しくなったら本性が現れるということがよく分かる本。
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痺れる人生を追体験でき、1クールのドラマを観終わった後のような読後感です。
起業から栄光と苦難が波のように訪れる物語。
実際事業を起こす方が、財務まで完璧に把握することは難しそうですね。
失敗の連続の中で、真に大事なものを見つけ出すという、素敵な物語でした。
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ダイヤルQ2からCMS、不用品の売却にソーシャルネットワーク。著者の時代を見る目は確かなものだったと思う。ビジョンを描き、多くの人を引きつける魅力。起業家に必要かつ、普通の人がほしいと思ってもなかなか手に入らないスキルをもった人物なのだと思う。
その著者が、なぜ失敗してしまったのか。経営の難しさが垣間見れる良い題材だと思う。
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ベン・ホロウィッツの「HARD THINGS」を彷彿させる。逆境でも諦めない執念の強さを感じさせてくれる。「ベンチャー(経営)は中毒」の一言が印象に残った。
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07.3.31 ビジネスブックマラソン
ここ数日、一気に読むのがもったいなくて、ちびちび読んでいた本
があります。
オフィスで読んでいたところ、たまたまセミナーのお手伝いで来社
したインターンの天羽ちゃんに、声を掛けられました。
<土井さん、それ斉藤さんが書いた『再起動(リブート)』ですよ
ね。その本に、私の父が出ているんです!>
そう、土井が読んでいたのは、ダイヤルQ2ブーム時代にフレック
スファームを創業し、2005年にはSNSブームの先駆けとなった
ループス・コミュニケーションズを創業、いずれの事業でも資金繰
りや裏切りの地獄を見て、4度の危機から這い上がった起業家、斉
藤徹さんによるリアル起業ストーリー。
インターン天羽ちゃんのお父さんは、この著者であり起業家、斉藤
さんの「悪友六人組」の一人。当時読売広告社にいて、著者の広告
参謀となった人物なのです。
「ちびちび読んだ」ことからもわかるように、本書の面白さは半端
ではありません。
というか、同じ起業家として、どうやったらこんなにトラブルが起
きて地獄を見て、そこから這い上がれるんだろう、と疑問に思うほ
どの大波乱劇なのです。
ノンフィクションとして読んでも面白いですし、起業家にとっては
転ばぬ先の杖となる一冊でもあります。
順調に経営していたら絶対に知り得ない、資金繰りのための方策や
会社救済のための奥の手などが書かれており、じつに良い勉強にな
りました。
「ファクタリングってこういう時に使うんだ」「こんなところにリ
スクが潜んでいるんだ」と、内容がいちいち新鮮でした。
起業家にとって、こんなに美味しいごちそうもありません。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
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プロレス道場の情報量は一二秒一〇円で、同時に一二人が利用でき
る。サーバー稼働率が五〇%でも、一日あたりの売上は四〇万円を
超える計算だ。僕たちが会社で仕事をしているあいだにも、いや、
酒を飲んだり旅行に行ったりしている時でさえ、サーバーは黙々と
仕事をこなし、みんなの給与をはるかに超えた金額を稼ぎ出してく
れる。僕たちは打ち出の小槌を手に入れたのだ
リスク管理に長けた経営者であれば、市場縮小の兆候を敏感に察知
し、すぐに身の丈に合ったサイズまで事業の縮小を断行したはずだ。
しかし、僕はリストラに踏み切れなかった。なんとかして事業を維
持したい。社員の悲しむ顔を見たくない。そのため、僕の打ち手は
ことごとく後手に回った
タケからの情報をもとに福田が調査すると、さまざまな事実が発覚
した。一五名ほどいた技術系社員のうち、四名がオウム真理教の熱
心な信者だったのだ。彼らは社員紹介ということで次々と入社し、
中核的な立場でシステム開発をこなす傍ら、社内で布教を進めていた
岩��氏は神様が僕たちのもとに使わした救世主だったのだろうか。
いや、内実はそう単純な話ではなかった。「大飯食うヤツは大糞を
垂れる」も彼の口癖だったが、彼はまさにそれを地で行く人物だっ
たのだ
目の前にある現実は限りなく厳しい。あたかも何重にも固く絡まっ
た糸の玉のようだ。だが、それらは僕自身が編んでいった糸なのだ。
どれだけ絡まった糸の玉でも、一本一本、丹念に選り分けていけば、
必ず解きほぐすことができるはずだ
危機のまっただ中で、唯一積極的に融資拡大に応じてくれた金融機
関があった。日本長期信用銀行傘下のノンバンク、日本リースだ。
彼らはファクタリングという手法で僕たちの資金需要に応えてくれ
た。ファクタリングとは企業が持つ売上債権を買い取り、支払いサ
イトの期日前に入金する仕組みだ(中略)これを機に、フレックス
ファームの借り入れ先は銀行から日本リースに一気に移ってゆく。
捨てる神あれば拾う神あり。これでなんとか目先の資金は持ちそう
だ。そう思った矢先に、その事件は起きた
急拡大した組織には落とし穴があった。ハイレベルな人材を集める
ことに集中しすぎて、幹部社員間の信頼関係の構築を怠っていたのだ
守銭奴だと蔑まれてもいい。人の評価を気にするのもやめよう。明
日を気に病むのもやめよう。大切なものを守るためにすべてを捨て
よう。そんな断固たる決意のもとに、僕は三本の矢を実行に移した
起業家の存在意義は、やみくもに会社を大きくすることではない。
自分たちが生み出すプロダクトやサービスを通じて、人々の幸せの
循環を生み出し、よりよい世の中を創ってゆくことだ
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プロローグに、著者が学習院大学の「起業論」で学生に問いかけた
質問がありました。
「起業で一番大切なものって、なんだと思う?」(中略)
「鈍感なことだよ」
著者は、続けてこう言います。
「僕には四度、死ぬチャンスがあったんだ」
起業や人生で困難に見舞われた時、どう考え、どう乗り越えればい
いのか、強力なヒントと励ましをもらえる内容です。
最終的に人はどう生きるべきなのか、何が事業の目的なのか、大い
に考えさせられました。
これはぜひ、ドラマ化していただきたい一冊です。
もちろん、必読です。
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”斉藤徹さんの半生自伝。4回のリブートってどんなもの?
<キーフレーズ>
<きっかけ>
さんさんビジネスクリエイトでのイベントで話をお聞きして。”
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経営とマーケティングはまったく違う視点。
その二つを行う起業家、に興味をもって手に取った本。
いろんな起業家はいるけどハンズオンの起業家は強い