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何か答えが必要になった際、まずは情報収集から入るのが自分の癖だったと思う。さまざまなことを調査して、その中から答えになりそうなものを選択し、纏め上げていく。当たり前の手法のようではあるが、多くの場合、締め切りまでの限られた期間において調査時間が大半を占めてしまい、肝心の纏め上げる作業時間がとれない。そんなことを繰り返していたと思う。
仮説思考とは、問題を解決する際にまずは仮説を立て、その上で調査や検証を行う思考プロセスを指すようだ。コンサルタントの思考プロセスとしては当たり前のことのようで、過去にもこのプロセスを扱った本は何冊か読んでいたのだが、仮説思考の重要性から順を追って解説してある本は個人的に初めてだった。
常に限られた時間の中で仕事をしている以上、すべてを網羅する調査時間を得られるわけではない。自分の知識と経験の中から仮説を立て、それを検証しながら真実味を持たせていく。間違った仮説であれば検証過程で気づく可能性も高く、その上で仮説を立て直して再度検証する。それでも網羅的に調査しながら問題解決を行うよりは効率がよいとのこと。
実際、提案書やプレゼン資料を書く場合にも、つねに纏める作業がぎりぎりになってしまい、一番重要な結論をやっつけで書いてしまっていることも多いことを考えると、たとえ間違ったかせつであっても、ポイントを絞って検証していくことで、その内容に深みをもたせることも、説得力を高めることもできるわけで、意味のあるアウトプットになるのではないか。
より精度の高い仮説を生み出していくためには、仮説思考を継続して繰り返すことと、自分の経験が鍵になっていくわけだが、仮説を立てることが習慣になっていなければその力も身についてはいかないだろう。
仮説思考の手法に関して、より細かく記述された本は他にもあるのかもしれないが、自分自身への問題提起という意味ではこの本が最も役に立った。良書だと思う。
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社内で良く聞く「仮説→検証」という言葉.この言葉を出すだけで満足している人がいるのが悲しい・・・ そんな人にならないための1冊
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仮説を立てて仕事をするど、
どれほど効率的になるか。
コンサルタントのための本というより、すべてのビジネスマンに向けての良書だと思う。
でも、学生の身分の私には、理解がやや難しい。
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まず自分で仮説を立てること。結果が違うのは当たり前で、その違ったことがいったい何なのか?それがプロセスが重要! 分かる人には当たり前なのかもしれないが、自分にはかなり新鮮な驚きでした。分析する作業量もかなり違ってくることを日々実感してます。
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今まで読んだビジネス書で一番いろんなことを吸収できた気がする。こういう思考を自分の仕事にも応用できるだろうか。。。
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著者の本はいくつか読んだが、たいてい読み易い。本書も例に漏れず、分かり易く仮説思考を説いている。ほとんどのビジネスマンに役立つと思う。が、まあ当たり前と言えば当たり前。セブンの鈴木会長の本と、どっこいどっこい。
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良書です。
常に So What? 「だから何?」、「だからどうする?」と考えるべき。
実践を心がけたいです。
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こういう本も読みました。ビジネスは科学ではないのでスピードも重要。仮説を作ってから取り組めば早くなりますね。
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もう一歩早く、質の高い仕事に取り組みたいと思っている人にはいい本だと思います。仮説の立て方/仮説の検証方法/仮説思考力の高め方などは詳細かつ具体的に示されています。「よい仮説は経験に裏打ちされた直感から生まれる」という言葉が印象的でした。
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これはもしかしたら●●●では?と思いつき、●●●だとすると今、何をするべきか!こんな感じの繰り返しを意識的に行うことで失敗や無駄を少なくする、ってことなんです(よね?)
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これまで少々我流だったやりかたも本書を読みながら整理できた気がします。
気の持ちようという面もありますが、大変参考になりました。
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この手の本には興味なかったし、手をつけていなかった。だけど読んでみてよかった。まず、第一に分かりやすい。すっと読めてすごく納得できる。枝葉からはじめるのではなく、まずは幹、全体のストーリーをつかむ。文章を書くのと一緒だなって思った。
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そういえば、小学校で既にデキるヤツ・デキないヤツって分かれてた。
デキるヤツって、自然とこういう思考ができるんだよな。
決め付けー>トライー>成功 Or 失敗
このサイクルが異常に早い。
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現存する本としては仮説思考をしっかりと述べているほうだとは思う。しかし書き方のまずさから読者に「結局勘かよ」と誤解されてしまう危険性もある。実務的にはこれで十分なのであろうが、初学者には消化不良を起こしてうのではないかとも思う。わかりやすく、さらに細かい段階まで踏み込みたい人は、洋書ではあるが、Lave & March著の"An introduction to models in the social sciences"を薦めたい。
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何となく「仮説思考」というものが流行りなので、読んでみました。
BCGの日本代表だった人が書いた本ですが、内容はそれほど濃くない。非常にさらっと読めてしまいました。読後の自分なりの結論は、仮説思考(結論からまず入って検証は後)はそれなりに意識して実行することで、仕事の効率が上がることがよくある (すでに意識せずにやっている場合もある)。ただし、仮説思考を有効なものにするためには、そこに至るまでの経験含めた仕事上の「当て勘」を持っていることが必要。その当て勘を養うにはやっぱり近道はない(と思う)、というところでしょうか。結局できるようになった人はツールを身に付けることでさらにできる、ということ?
著者も昔は、細かいことをやりすぎるという評価だったらしいですが、もしかしたら、一度泥臭く突き詰めて仕事をする時期を持つ必要はあるのかもしれませんね。
有益度からは星3つ、ということで。