投稿元:
レビューを見る
語り部が神原となることにより、今までの阿良々木くんの視点から感じでいたものとは違った印象を受け面白かった。
しかし、前々回の羽川や今回の神原の視点だと阿良々木くんって本当にかっこよく見える。
投稿元:
レビューを見る
西尾さんがあとがきでも言ってたけど、視点が変われば、その人のイメージは全く違うといった感じ。
神原視点で進むけど、アララギ君視点とは違った駿河さんや貝木さんが出てきて楽しめたよ。秋葉ブログでも書いてたけど、友情&青春なお話。
次回作が楽しみだね!!学習塾焼け落ち事件とか。
でも西尾さんはノリで書いてる感じだから、伏線がちゃんと回収されるのかは知りませんwwww
投稿元:
レビューを見る
西尾維新。4/5読後、再読。阿良々木、戦場ヶ原、羽川らが卒業後の神原駿河メイン、語り手とする作品。
これまでのシリーズに脈々と流れる「善と悪」「怪異と存在が内包する悲しさ」等作品の普遍的なテーマは変わらずだったが、神原と沼地それぞれの語りに連ねられる語句ひとつひとつの重さ、言葉の密度においてライトノベルの域を超えた、ひと味違う仕上がりを感じる。ここに「卒業」という機会を利用し、これまでのキャラから離れることによるデメリットをさておき、表現における自由度を拡げた創作物としての試行をみ、冒険と理解。掛け合いのテンポを棄て、神原・沼地ら人物の心の動きにスポットを充て奥行きを加えたところは今作品の好みを分け、特徴といえる。
投稿元:
レビューを見る
今の俺は「何とも言えない顔」なんだろうな。。。考えさせられるテーマでありながら、何も思い浮かばない。そんなもんだなーと自己非解決。
「悪魔様」のキャラが好きかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
駿河ちゃんの一人語り
なんで花物語なのかな?
彼女のせいかしらん?
人は周りからの印象と自分の中の印象の二つを持っていてそれはどちらも正しく自分の印象なのだろうと思う
一人語りの駿河ちゃんがしらっとしているのも、それは彼女の彼女自身の印象だ
周りからこう思われているけど本当は違う
それは多少の差こそあれ万人共通
僕は周りと自分の中ギャップを利用しようとしているところがある
と言うか周りに『こう見せよう』『こう印象付けよう』と演出している
駿河ちゃんや維新さんにはないのかな?
当たり前のことだと思うんだけど
しかし演出している間に演技が自分になることもあるのでなかなか思惑通りにはいかなかったりもする
まぁ、きちんと僕を理解している人もいるからその人達には色々と筒抜けなんだろうけど
もう一回きちんと集中して読みたい
静かな物語シリーズは僕は案外好きだ
投稿元:
レビューを見る
内容紹介
悪マーセント趣味で書かれた小説です。――西尾維新
“薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ”
阿良々木暦(あららぎこよみ)の卒業後、高校三年生に進級した神原駿河(かんばるするが)。直江津(なおえつ)高校にひとり残された彼女の耳に届いたのは、“願いを必ず叶えてくれる『悪魔様』”の噂だった……。
<物語>は、少しずつ深みへと堕ちていく――
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
君を知り、解きはなつための物語。
内容(「BOOK」データベースより)
“薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ”阿良々木暦の卒業後、高校三年生に進級した神原駿河。直江津高校にひとり残された彼女の耳に届いたのは、“願いを必ず叶えてくれる『悪魔様』”の噂だった…。“物語”は、少しずつ深みへと堕ちていく―。
投稿元:
レビューを見る
悪魔を一人で抱え込んでいた
駿河も今回は語り部・・
他にも悪魔を抱えていた人もいたという。。
そして沼地さん、幽霊かよ。。という。。
でも今回も楽しかったです!西尾さん。
投稿元:
レビューを見る
物事の多面性のお話。じめっとした話が続くが、爽やかな青春小説になっている。もしかしたら神原のことが嫌いになってしまうかもしれない物語。それだけ自分が神原のさらなる変態性が明らかになることに期待してたってことなんだけど…。反対に神原主観で語られる阿良々木さんはかっこ良く、貝木泥舟までもが優しい。扇は”くん”だか”ちゃん”だか分からない。キャラクタの多面性に戸惑う中で神原が出す答えには同調できたので良かった。
投稿元:
レビューを見る
セカンドシーズン3作目。
神原視点にも関わらず意外や意外、とっても静かで爽やかなお話でした。
ギャグはほとんどなくいつもの物語シリーズと印象は違いますがそのおもしろさは健在。
猫物語(白)のように人の裏が垣間見えますね。
読了後、いろいろいと考えさせられる作品でした。
投稿元:
レビューを見る
神原母のセリフ回しが上遠野浩平の小説のマエガキまたはアトガキまたは本編に書いてあってもおかしくない雰囲気。とゆうより全体的に上遠野作品?(女子の間での噂話とか?)だとしたらたしかに666%趣味で書かれてますなー。だって西尾維新は上遠野浩平大好きなんダゼ?去年「私と悪魔の100の問答」なんて作品を上遠野さんが出しているのも関係あるのかないのか、あるとしたら確かに666%趣味ですなー。扇ちゃん(くん?)や卒業あたりの事件など伏線が張ってあってそういうところは相変わらずで。次も楽しみだなー。
投稿元:
レビューを見る
今作は神原が語り部。今までとは違った視点により神原の新たな一面が見れました。新キャラも好きです。ただ、お笑い的なおもしろさでいうと今までの化物語シリーズに劣ると思います。
投稿元:
レビューを見る
「あとがき」に書かれる今作のテーマを読んでる途中に当てることができたのが嬉しい。やっぱりね、という感じだったが毎回あとがきも大きな楽しみの一つ。本編もまさに西尾維新という感じであっという間に読んでしまった。
投稿元:
レビューを見る
ハナも恥じらう乙女も走る、がんばる駿河ちゃんのお話。
語り手が変わっても物語シリーズはやはり物語シリーズだった。 化物語上・下あたりのような掛け合いが少なくても何か惹き付けられるのはさすがNISIOISINなのでしょう。
駿河「私の次は“囮”か……千石ちゃん出番だよ」
投稿元:
レビューを見る
今シーズンでは全体を通して「変化」と「成長」が主軸になっている、と思います。
変われないあの子を除いて(厳密に言うなら、他世界で成長した姿は登場したのですが。)、メインのキャラクターたちが次々と変わっていってます。見た目ではなく中身が変わり、今までのキャラを形作っていた特徴が消えて普通の人になっていく、いや、成長していく。それを嫌悪するファンもいるでしょうが、私は肯定的な立場です。
何故なら「物語」シリーズは、読者にとっては虚構の世界でも、登場人物と作者にとっては現実の世界。現実の世界では話は進むもの⇒時間は流れるものなのです。キャラクターたちも、いつまでも同じ状態ではいられない。変わっていくのです。
これは西尾維新の完結した作品全てに言えることです。
「戯言シリーズ」の戯言遣いも巻を重ねるごとに変化し、成長しました。
「人間シリーズ」の零崎人識も巻を重ねるごとに変化し、成長しました。
「刀語」の鑢七花も巻を重ねるごとに変化し、成長しました。
私は、各々のキャラが「変化」と「成長」を続けていくことを明確に示していることで、作者が「物語」、つまりは「作品」を書かなくなってもそれは「物語」の終わりであって、「彼ら」の終わりではないことを西尾氏は暗示しているのではないか、と妄想しています。
『零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)』の「ロイヤルロイヤリティーホテルの音階」の最後はこう締めくくられています。
物語は終わる。
戦争は続く。
これをアレンジした言葉を、この感想の“結び”とさせていただきます。
物語は終わる。
彼らは続く。
投稿元:
レビューを見る
前作がかなり変化球だったのに対して、かなりまっすぐな話になったなあという感想。一番変態(と思われていた)語り部の作品が一番まともってどういうこっちゃ。