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文化財の維持の大変さ、身近にある城に対する思いなど、実際に井伊家に生まれてきた人の話で興味深かった。
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井伊直弼の末裔の女性が語る、井伊家に伝わる教えをまとめた書。
教科書では知ることのできない井伊家の歴史が思い出として描かれており、ご先祖様の人柄などが垣間見え、不思議と温かい気持ちになった。
ゆかりの地にぜひ足を運んでみたい。
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こういうのを読みたかったんだよねえ、とうきうきしながら読了。
井伊直虎、直政、直弼、直愛、その妻や娘、双子の弟、などなど。
歴史上の人物が親族という特別さと、現代を生きる一市民としてのギャップ。
あの井伊さんですかと言われる時のあの、ってどれ、という感覚。
この方にしか書けない視点で書かれた井伊家にまつわるあれこれ、雑感。
小浜御殿に住んだ人にしかわからない不自由さや良さ。古い家に住み、広過ぎる家に怖い思いをした自分の経験も思い出されて親しみを覚えた。
直弼公の業績には、本当に、もっと光が当たっていいというのも共感。佐和山が目に入る場所で読めたのも幸せ。
井伊家の方にも、石田三成にも、縁ある人すべてに感謝。