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現代ニューヨークに、人ならざる希少種(吸血鬼やいんきゅバスなどのいわゆるモンスター)が実際にいたとして、彼ら向けのガイドブックを作る人間のヒロイン。
人間を食料とみなす彼らと働くというのは新しいなぁとは思うんだけれど、ヒロインは受け身すぎてなんというか盛り上がりに欠ける気がする。
(以下ネタバレ)
ヒロインが浮気により無職になるのは、まだいい。
けど、だまされた私かわいそうっていうのはどうなの。
それでいいの?
さらに、その元浮気相手をどーとも思っていない(という描写すらない)のはどうなの。
せめて過去のこととか許すとか怒るとか殴るとか無いのか。
あと、問題解決をほとんどしてないじゃないか。
大けがしてきゃーきゃーいってるだけじゃないって気が若干。
訓練風景とか苦労した点の描写があれば、また別なんだろうけれど。
個人的にはメイ婆のほうがメインヒロイン。
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舞台がニューヨークで、魔物と人間が一緒に働くという設定で魔法株式会社を思い出して結構期待して読み始めたのだけれど、ちょっと期待外れだったかなぁ。いろいろな希少種の説明をちゃんとしたいのはわかるんだけど、それとの関わり方にページを取られてしまって本筋がぼやけたり、最後の盛り上がりと終わり方がちょっとあっけないというか、雑な印象でした。
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ストーリー自体は面白いが、とても深く書き込まれていて(書き込まれ過ぎていて)一冊でなく細かくシリーズに分けて欲しい。
また、翻訳がとても古めかしい感じの書き方であり個人的にはもう少しライトな書き方の方が読みやすいと思ってしまった。
原作で読んだ方が面白いかもしれない。
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ふわふわしてなかった、アクションだった。
タイトルから、もっとこう、ふわふわした柔らかいファンタジーかと思ったら、がっつりアクションバトルの血なまぐさいファンタジーでした。面白かったけどね。
主人公がNYで〈稀少種〉の出版社に就職して本を作る話。なんだけど、本を作るのが2/5くらいで3/5は何かと戦ってました。
ファンタジーに対する表現としてはどうかと思うけど、地に足がついてた話だったかな。人間が〈稀少種〉のなかで生きること、相手から食糧としてみなされることが結構生々しく書いてあった。VSインキュバスもあったし。エロもグロもほどほどに盛り込まれてる感。
主人公についてはまあ、すげぇなとは思うんだけど、水の精モルゲンと死の女神グウェンがとても好きでした。モルゲン、無事だといいなぁ。
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シャンナ・スウェンドソンの妖精シリーズをイメージして購入したら、こちらはダークサイドだったのね。
吸血鬼やらゾンビやら、こんなに周囲にいるわけが……
なんて、いやいや、そこはNY。
妖精でも魔物でも、普通に存在しててもおかしくない。
そして私達みたいに、街のガイドブックが必要としててもおかしくない。ないったらない。
危険と隣り合わせのスリリングな出版社勤務だけど、そこは知恵と勇気で乗り切るヒロイン。
恋愛要素も見えてきて、先が楽しみな三部作。