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トリプルネガティブというものを初めて知った。
幸せの絶頂にここまでの状態に陥るが、弱音を吐かずに笑顔で周りを気遣う奈緒さんの生き様と、弱さを見せながらも妻のために限界まで足掻いた清水さんの姿に、強く動かされるものがあった。
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妊娠中に乳癌が発覚しどう生きていくかの苦悩をリアルに描かれていた内容だった。
悩みに悩んだ結果、中絶をせずに親子3人で生きていくことを目指したが、出産後にメタが見つかり、完治がのぞめない状況となった。
それでも、最後の最後まで気丈に振る舞う2人の姿に涙無くして読むことはできなかった。
一歩引いて夫を支えるという夫婦関係に少し昭和感を感じたものの、読み進めていくうちにいろんな形の夫婦があってもいいんだと思えるようになった。と同時に、誰しもが様々な苦悩を抱えていて、本質的には理解しあえないかもしれないけれど、その中でも少しでも共感できてつながる瞬間に人の温もりを感じるような気がした。
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悩み 苦しみ 悲しみ 不安 喜び 本人が一番 辛い
「一緒」に悩み 苦しみ 悲しみ 喜び 笑い 泣く…そして「一番」に未来を信じ 共に「今」を生きる
ひとりじゃない
強さと優しさ 絆は受け継がれると思います
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途中から読み進めるのがつらくなった。
もちろんどうなるか結末は分かっているが、そこに近づいていくのがたまらなく怖くなってくる。
本で読んでいるだけでこれなのに、当時の奈緒さんや清水健さんの心境を思うと、本当に怖かったんだろうなと思う。
奈緒さんのいつも笑顔で「大丈夫」と言っている様子には心の底から感服する。
その上で周りに気をつかうし、ご主人の清水健さんを想う気持ちも忘れていない。
こんなひと、いる?こんな素敵なひとが。
そして、清水健さんの献身的な様子。ニュースキャスターとしての自分と両立しながら、奈緒さんを助けるためにこちらも命懸けだった。
おそらく本で語られている数倍、読者の想像をはるかに超えるほど尽力されていたのだと思う。
おふたりの夫婦愛も素晴らしかった。
清水健さんはピリオドを打つつもりはないと本書で語られていた。
今も清水健さんと奈緒さん、そしておふたりの最愛の息子さんの物語は続いているのだと思うと、どうか幸せになってほしいと祈らずにはいられない。
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この本は本当に奈緒さんの強さがわかる作品。
近年、女性に多く見られる乳がんでつらそうな表情や弱音をはかず、強くあり続ける奈緒さんに本当に感動しました。
私だって乳がんになってしまうかもしれない。でも、奈緒さんのように強くあれるとは思えない。弱音をはいたり、誰かに恐怖や心配な気持ちをぶつけてしまうと思うから
子供を産み母となるのか、自分の命を繋ぎ生きることを第一に考えるのかは本当に難しい選択
この作品は年齢関係なく世の中の女性に読んでもらいたい作品。
生きたという証を作品を通してたくさんの人に知ってもらいたい。
16歳の時に初めて買ったノンフィクション作品だったけど、何度読んでも涙が出てくる。