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中国・韓国の反発を招いている靖国神社で祀られている昭和殉難者、中でもいわゆる「A級戦犯」とされた方々の合祀問題。
しかし、その始原―東条英機ら終戦時の指導者層を「A級戦犯」として処断した東京裁判(極東国際軍事裁判)―は公正・公平な法の裁きであったのか?
「東京裁判史観」という言葉を知っている人にも知らない人にもオススメの本。
推薦文に小林よしのり。
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極東国際軍事裁判でただ1人日本の無罪を主張したインド代表のパール判事の判決文を基にして書かれた書物。東京裁判は国際法を無視した裁判だったと批判し、満州事変から太平洋戦争の事実を国際法と照らし合わせながら検証し、その違法性を具体的な見解を添えて厳しく追及している。私達日本人ですら誤解していた部分が少なくなかった事にショックを受けた。私には、戦争が正しかったとも間違っていたとも断言する事は出来ない。ただ、過去の歴史を正しく理解する義務は過去を受け継いで現代の日本を生きている私達にあると思う。15年戦争を、今一度見直す必要がある。
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近年、問題になっている靖国参拝。その最大の原因はA級戦犯。その戦犯を生み出した東京裁判についての言及である。
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学校教育またはマスコミ報道などの影響により単眼的な思考に陥ってしまいがちだが、違う視点から昭和史を統括できる良書。この本に載っていることが果たしてどれくらい正当性のあるものなのかは知識不足により判断しかねるが、目から鱗が落ちる思いがしたのも事実。
ぜひとも一読してほしい
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これまで学校や本・新聞で得て信じてきた歴史概念を壊され、激しいショックを受けました。戦争は日本が全て悪いという戦前の全ての否定と、自虐的思念や罪悪感は、連合国と戦後教育に植え付けられたのだと知り、事実自分がそのように信じてきた事を思って、ぞっとしました。国際法の専門家としてただ一人公正だったパール判事。その主張がどのくらい正当だったのか現在の私の知識では判断できませんが、日本人として歴史の真実と功罪は正しく見直さなければならなりません。現代日本人が知らない、現代に続く『歴史』に光を当てる、ぜひ読んで欲しい本。
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『時が熱狂と偏見とを やわらげた暁には また理性が虚偽から その仮面を剥ぎとった暁には その時こそ正義の女神は その天秤を平衡に保ちながら 過去の賞罰の多くに そのところを変えることを 要求するであろう』
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東京裁判のいい加減さが良く理解できる本。
国際政治がいかに自国の権益優先で行われるかが
判りました。
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明治〜大正〜昭和〜平成と生き抜いてきた諸先輩達と
日々接している今日この頃、以前、読んだこの本を思い出す
自虐史観からの脱却が囁かれる(叫ばれる)一方で
いまだに、中華人民共和国や大韓民国、果ては朝鮮民主主義人民共和国の
顔色伺ってしか外交を展開出来ない一部の政府高官にも読んで頂きたい本
そもそも、なぜ第二次世界大戦なる悲劇に日本が突き進んだのかを
第三国であるインドの当時唯一国際法に精通していた判事が理路整然と
紐解いていく快刀乱麻の一冊
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日本人として、パール判事のことは、
絶対知っていなければいけないと思う。
それの入門書として最適。
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学校で正史を学べない日本
教育問題の根幹ではないだろうか?
5つ星にならなかったのは
文章がちょっとくどいから
でも日本人が知っておくべき事実がいっぱい
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(2005.08.12読了)(2004.09.25購入)
【日本の戦争・その①】
日本が日米戦争に敗れてから、今年で60年だそうです。戦争が終わったのは、9月2日だそうです。8月15日は玉音放送が流れた日で戦争が終わった日ではないそうです。ポツダム宣言を受諾したのが8月14日だそうです。歴史教科書が中国や韓国から注文をつけられていますが、現代史が学校で教えられる事はありません。
この本は、連合国側が日本の戦争責任を裁くために行った東京裁判(極東国際軍事裁判)において、ただ一人「被告人全員無罪」を主張したインドのパール判事の理念を簡潔、的確に伝えた一冊です。単行本は、「パール博士の日本無罪論」と題して1963年9月に慧文社より刊行された。
●東京裁判は国際法に基づいて行われたのか
「これまでの国際法には、戦争そのものを犯罪とするような規定はどこにもない。戦争そのものは法の領域外におかれているのである。まして戦争を計画し、準備し、遂行したというかどで、個人が裁かれるというような規則はどこにも存在していない。ただ戦争遂行の方法だけに、法的規律が存在するのみである。そこで連合濃くは、東京裁判を行うため、新たに「裁判所条例」なるものを作って、戦争犯罪を定義し、これを裁く機能を付与し、これによって日本の指導者を裁いたのである。」
「戦争に買ったからといって、戦争の一切の責任を負けた国の指導者や国民に負わせ、自分たちに都合のいい、敗者だけを裁く急ごしらえの法律を作り、これを昔にさかのぼって裁いたのが東京裁判である。」
「東京裁判を構成した国は、当時、連合国として日本と交戦したアメリカ、イギリス、ソ連、フランス、中国、オランダ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの9カ国と、フィリピン、インドを加えた11カ国であった。これに対しA級戦犯として訴追されたのは28名である。」
パール判事によると「1950年のイギリスの国際事情調査局の発表によると、東京裁判は結論だけで、理由も証拠もないと書いてある。ニュルンベルグにおいては、裁判が終わって3ヶ月目に裁判の全貌を明らかにし、判決理由書とその内容を発表した。然るに東京裁判は判決が終わって4年になるのに、その発表がない」と述べている。
「国際法が規定する戦争犯罪というのは、毒ガスの使用とか、俘虜の虐待、海賊行為、又は武装軍隊の構成員にあらざる個人が、武器を取って行う一切の交戦行為、間諜、戦時叛逆、掠奪などに限定されているのである。したがって、侵略戦争を計画し、遂行したものを戦争犯罪人として処罰するという事は、決して国際法に準拠したものではないのである。」
(クウェートに侵略戦争を企てたサダム・フセインも戦争犯罪人として裁かれたという話を聴いた事はない。)
●無条件降伏なのか
「ポツダム宣言の第5項には、連合国自身も、以下の条件はこれを守るといい、日本人を奴隷化するものではない、国民として滅亡させるものでもない、言論・宗教及び思想の自由並びに基本的人権は尊重する、と約束しているのである。」
●民族的優越感を起こさせる教育は重大な犯罪なのか
共同謀議の訴追を立証するために、その証拠として、「①教育の軍国主義化、②宣伝の統制及び広報、③戦争に対する国民動員」の3つをあげている。
これに対してパール判事は「あらゆる国民が、自分の人種こそ他のいかなる人種よりも優秀であるという謬見のもとにあるのである。そして、国際生活において、人種的差別が持続される限り、この謬見は実に防禦武装なのである。」と述べている。
「自国の青少年に対して、民族的優越感を植えつけたことが犯罪であるというなら、現在の米ソや中共やインドやその他新興諸国家の指導者たちは、いずれもこの犯罪行為を犯しているといわねばならぬ。」
●日米戦争はなぜおきた?
日米交渉のための日本の暗号電報がアメリカ側に傍受されていた事はよく知られている。(つい最近の橋本総理のときにもあったようだ。)傍受されただけでなく、肝心なところが誤訳されて、日本の真意が恐ろしく曲げられて、アメリカ首脳に伝えられたところに、日米開戦につながる悲劇がある。
●アメリカは不意打ちを受けたのか
アメリカは、日米交渉において、日本が受け入れることが不可能な条件を突きつけた翌日の、11月27日、ルーズベルト大統領はアメリカ前哨地帯の諸指揮官に対して、戦争の警告を発し、戦争体制に入ることを命令した。
●パール判事の判決文は公表されなかった
「パール判事の判決文は、法廷においては公表されず、多数派の判決のみが、あたかも全判事の一致した結論であるかのように宣告された。」
●絞首刑を執行された7人はそれぞれ主戦場に割り当てられていた
松井石根(中支方面軍司令官)-中国、木村兵太郎(ビルマ方面軍司令官)-ビルマ、板垣征四郎(シンガポール第7方面軍司令官)-シンガポール(イギリス)、武藤章(フィリピン第14方面軍参謀長)-バターン(フィリピン)、東条英機(陸軍大臣、内閣総理大臣)-真珠湾(アメリカ)、土肥原賢二(満州駐屯第5軍司令官)-満州、広田弘毅(駐ソ大使)-ソ連
日本は、東京裁判によって戦争責任は、果たされたということにして、自らの内で戦争責任は問わないままできた。外部からの裁きでけじめはついたとしている。このままで、二度と戦争を起こさないと言いきれるのか。自主憲法を叫ぶ前に、自主裁判を開いて、なぜ15年間もずるずると戦争を続けることになったのかを結論付ける必要がある。その反省の上に立って、憲法をどうするかが決められると思う。
ラダ・ビノード・パール
1886年 インド・ベンガル地方出身
1941年 カルカッタ高等裁判所判事
1944年 カルカッタ大学総長
1946年 インド代表として東京裁判判事に就任
国連国際法委員会委員長
1967年 死去
●関連図書(既読)
「秘録 東京裁判」清瀬一郎著、読売新聞社、1967..
●関連図書(未読)
「日本無罪論」パール著、太平洋出版社、1952.05.03
「平和の宣言」パール著、東西文明社、1953.04.10
著者 田中 正明
1911年 長野県生まれ
旧制飯田中学卒業
興亜学塾に学ぶ
アジア解放運動に従事
戦後「南信時事新聞」編集長
(「BOOK」データベースより)amazon
東京裁判の真の被害者は「法の真理」だった!判事十一名の中ただ一人日本無罪を主張したパール博士。判事中唯一の国際法学者だった彼は、国際法に拠���ず、事後法によって行われた裁判を、戦勝国による「リンチと何ら変わらない復讐」であり、違法裁判であると非難した。後にその主張は世界中で高く評価された。本書は、パール判決文を中心に、マッカーサーも認めた「東京裁判の不正」を問う。多くの日本人が信じて疑わなかった東京裁判史観と、戦後日本人の歪んだ贖罪意識にメスを入れる不朽の名著を復刊。
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戦後の日本は、混乱していた。GHQがさらに日本を貶める東京裁判を行った。
パール判事は、ただ一人日本は無実であると言った人物です。
戦後の歴史は、TV・ラジオ・教育にまで介入され、操作されました。
今でもそれが続いています。
この本を読んで、目を覚ましましょう!!
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極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判において唯一「被告人全員無罪」を唱えたインド代表のパール判事の判決についての書。
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日本の侵略戦争を導いたとして、A級戦犯を裁いたとされる「東京裁判」
しかし、この裁判でただ一人毅然として無罪を主張したインド人判事パール博士。
現在も続いている教科書問題・靖国神社問題の発端となる東京裁判の事実を書いた本書。
この本を読むと戦後の歴史教育の問題点や太平洋戦争での戦争責任をなぜ日本だけが攻め続けられなければ行けないのか?
読めば読むほど、先人の歩んだ道を見事なまで踏み外していると感じる。
特に、南京大虐殺を実行した罪で絞首刑になった松井石根の半生を紐解くと、いかに東京裁判の茶番劇が理解できる。
50年前に出版された本にもかかわらず、その後のアメリカが過去の過ちを繰り返しとんでもないしっぺ返しを受けたことに納得してしまう。
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パール判事の判決文の一部抜粋に著者の解説を添えているので、詠み手の受け取り方によっては危険な方向へ行くかも。