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編者の言葉にもあるが、「これは自分のことだ」と思ってしまうあたり、きっと穂村さん─いや、むしろ編者かもしれない─の術中にはまっているのだろう。
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穂村弘さんという一風変わった方のエッセイ集。
なんかこう、良く言えば目の付けどころが違う、悪く言えばどうでもよい無駄な事を考えすぎという感じの変わり方。
回転寿司屋にいってコートを脱ぐかどうかでまず迷う、そして目の前の回転寿司の「流れ」を読む、しばらく欲しいものが来ないでじっと待ってると店員に声をかけられ「この店員、テレパシーが使えるのか?」と考える。
世界音痴っていうタイトル、なんかパッ聞いた感じどういうことか分かんないが、読んでるうちに穂村さんをズレなく表現しているなあと思うようになります。
でもあんまし面白くない。
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初穂村さん。評判通り、視点が鋭くて表現も豊か。「点」の犬のくだりは声を出して笑ってしまった。「恋の三要素」での短歌「終バスにふたりは眠る紫の<降りますランプ>に取り囲まれて なんてドキッとするな。
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こういう人が周りにいたら面白いだろうなぁ…と思ったが、でも、ただの変人と認識してしまって、近寄らないかも。
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老夫婦に感じる眩しさが痛いほどわかる。
さらにひどいことに、私は歌人でも課長代理でもない。
あぁ。
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友達に薦められてこの方の著作を初めて読んだ。色々グダグダした日常の思いとかを綴った本。ダメ人間寄りな人は共感してしまう内容。あるあ・・・る・・・?
歌人だそうなのでそのうち歌も拝見してみたい。
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歌人穂村弘の始めてのエッセイ。
普段、自分が何とも思ってないことに対してこんなにいろいろ考え込んでいる人がいるんだ!ってビックリしたり、私も同じこと考えてる!って同調したり、いろんな発見が楽しめるエッセイだった。
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穂村弘は、 「 これを書いたら印象悪くなるだろう 」 的なことを高度な分析力をもって、極上のファストフードに仕立て上げる。 #B209521
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これは‥面白い。
この人のエッセイは本当に面白い。
天才だなぁ。
自意識過剰でしょ、て笑っちゃうんだけどなんか切なかったりして。
これを呼んでも穂村弘の気持ちが少しも分からない、て人とは気が合わないかもしれません(笑)
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「世界とは完全に詩的な場所である。もしも…」。
この本でもまた、最後に収められた一編(「アイパッチ」)がすばらしい。ひとことで言えば、うつくしい。
ひとは瞬間、瞬間を生きている。そしてその瞬間、瞬間はすべて、気づかないかもしれないけれど、「詩的な場所」につながっている。だから「もしもそこで詩以外のものを見つけたら、それは有り得ないものを見たということ」になり、そのポッカリと口をあけた詩的な世界の裂け目を覗いたぼくらは思わずこう叫ばずにはいられないのだ。
ひょええ。
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歌人・穂村弘がかつて日経新聞に寄せていたコラムなどを集めたエッセイ。
著者が日ごろ感じている世界とのずれの数々が客観的かつ自虐的にゆるっと綴られている。
ほむほむのことは、雑誌『with』の記事で初めて知り、ピース・又吉著『第二図書係補佐』の紹介で気になり始め、本書でますます気になる存在になった。
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愛おしさと面白さが充満しまくってる。そして生きる勇気が湧いてくる。
「一九八三・四谷」の『〈今〉を生きることの絶望的な困難さが、生のスポットライトを一瞬先の未来に逃がし続けたのかも知れない。』という言葉に今の自分はハッとした。
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著者が何度も書いてあるように「自然」に振る舞うことがわからず苦労し、「普通」に感じるということがどういうことかを頭では知っていたり、言葉で説明できたりするのだけれども、自然な感覚として心から感じることができないようだ.
そして強迫的であったり、神経症的であったり.
常人とは違う方法で世界を認識しているさまが、少し切なく面白く描かれている.
最後の「アイパッチ」という短編は不思議な映画のような世界です.
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著者の独特な観点から、世の中の出来事を語っており、なかなか面白かったです。世の中にあわせて取り繕うことなく、素のままの自分で感じたことを書かれているようで、共感できる部分が多かったです。(普通の人は、共感するよりも笑ってしまうネタのほうが多いと思いますが、、)
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エッセイ。今の私は、人間自分かわいさを極限まで突き詰めるとどうなるとか、自分自身を使って人体実験をしているようなものだと思う。あとがきより。