投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
エッセイ第一弾ということですが、完成度は「もうおうちへかえりましょう」の方が断然高い。
本に対する思い入れのエッセイはもれなくおもしろいです。
たとえ知らない本ばっかりだったとしても。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
"今の私の日常生活は、人間が「自分かわいさ」を極限まで突き詰めるとどうなるか、という人体実験をしているようなものだと思う。"
まさにこの通り。
でも嫌味じゃない。
ちょっとわかるから。
むしろ、自分のかわりに「自分かわいさ」をおしみなく表現してくれて、
ちょっとありがとう、くらいの感じがする。
「自分かわいさ」と世の中との交わる地点の皮肉や、おかしみを、
こんなにわかりやすく面白く分析、表現できる人にはなかなかお目にかかったことがない。
愉快でした。
短歌も読もうと思ってます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2011年1月11日読了。
穂村弘は現代の太宰府か??
誰にでもある、でも人には言わないくねった部分を大公開。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
黒板に爪をたて引っ掻いた音を聞く心構えに似た、首元あたりからぞわぞわさせる穂村さんの「世界音痴」っぷりに、いたいいたいと思いつつもつい共感してしまい、さむいさむいと思いつつもつい「きらきら」と見えてしまい、その内なる自分のぞわぞわ感と相反した心情に、どぎまぎ戸惑いながらも小さな声で「世界音痴」になりたい、と言ってしまった素敵な本であった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
編者の言葉にもあるが、「これは自分のことだ」と思ってしまうあたり、きっと穂村さん─いや、むしろ編者かもしれない─の術中にはまっているのだろう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
穂村弘さんという一風変わった方のエッセイ集。
なんかこう、良く言えば目の付けどころが違う、悪く言えばどうでもよい無駄な事を考えすぎという感じの変わり方。
回転寿司屋にいってコートを脱ぐかどうかでまず迷う、そして目の前の回転寿司の「流れ」を読む、しばらく欲しいものが来ないでじっと待ってると店員に声をかけられ「この店員、テレパシーが使えるのか?」と考える。
世界音痴っていうタイトル、なんかパッ聞いた感じどういうことか分かんないが、読んでるうちに穂村さんをズレなく表現しているなあと思うようになります。
でもあんまし面白くない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
初穂村さん。評判通り、視点が鋭くて表現も豊か。「点」の犬のくだりは声を出して笑ってしまった。「恋の三要素」での短歌「終バスにふたりは眠る紫の<降りますランプ>に取り囲まれて なんてドキッとするな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
こういう人が周りにいたら面白いだろうなぁ…と思ったが、でも、ただの変人と認識してしまって、近寄らないかも。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
老夫婦に感じる眩しさが痛いほどわかる。
さらにひどいことに、私は歌人でも課長代理でもない。
あぁ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
友達に薦められてこの方の著作を初めて読んだ。色々グダグダした日常の思いとかを綴った本。ダメ人間寄りな人は共感してしまう内容。あるあ・・・る・・・?
歌人だそうなのでそのうち歌も拝見してみたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
歌人穂村弘の始めてのエッセイ。
普段、自分が何とも思ってないことに対してこんなにいろいろ考え込んでいる人がいるんだ!ってビックリしたり、私も同じこと考えてる!って同調したり、いろんな発見が楽しめるエッセイだった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
穂村弘は、 「 これを書いたら印象悪くなるだろう 」 的なことを高度な分析力をもって、極上のファストフードに仕立て上げる。 #B209521
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
これは‥面白い。
この人のエッセイは本当に面白い。
天才だなぁ。
自意識過剰でしょ、て笑っちゃうんだけどなんか切なかったりして。
これを呼んでも穂村弘の気持ちが少しも分からない、て人とは気が合わないかもしれません(笑)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「世界とは完全に詩的な場所である。もしも…」。
この本でもまた、最後に収められた一編(「アイパッチ」)がすばらしい。ひとことで言えば、うつくしい。
ひとは瞬間、瞬間を生きている。そしてその瞬間、瞬間はすべて、気づかないかもしれないけれど、「詩的な場所」につながっている。だから「もしもそこで詩以外のものを見つけたら、それは有り得ないものを見たということ」になり、そのポッカリと口をあけた詩的な世界の裂け目を覗いたぼくらは思わずこう叫ばずにはいられないのだ。
ひょええ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
歌人・穂村弘がかつて日経新聞に寄せていたコラムなどを集めたエッセイ。
著者が日ごろ感じている世界とのずれの数々が客観的かつ自虐的にゆるっと綴られている。
ほむほむのことは、雑誌『with』の記事で初めて知り、ピース・又吉著『第二図書係補佐』の紹介で気になり始め、本書でますます気になる存在になった。