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あんまり認めたくないけど、穂村さんを通して自分のことがわかった気がした…。自意識過剰なところも、ずるいところも、手に取るようにわかってしまう。だめ人間寄りの人は共感できるエッセイだと思う。笑
考えすぎて普通の人がやってることをナチュラルにできない。みんなと同じようにしようとしても、もう意識してしまった時点で世界の輪には入れない。「なぜみんな自然にこんなことを…?それをなぜ自分はできない…?」ってぐらぐらと孤独になる。
こういう人がつまり世界音痴なんだけど、理解できすぎて辛いわ(笑)
実際の穂村さんはなんだかんだ器用に生きてるかもしれない。でも、うじうじフワフワ考えちゃう感覚は持ってる人なんだろうなあ。文章も詩的でなんか可愛かった。ところどころ面白すぎて電車でニヨニヨしてしまった~好きな本!
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このひとほんと愛らしい。読んでて噴き出しちゃうから電車では読めない。お風呂でクスクス読みふけました。
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世界に敏感すぎて臆病になってしまう自身の幼少期からのできごとを赤裸裸から自虐的に描いた歌人穂村弘のエッセイ。
夜中に菓子パンをベットでむさぼる。盲腸の友人の腹にパンチ。などの意識のない奇行。雪道で転びそうになった彼女の手を離してしまう、恋愛音痴さなどなど。
ジャムガリンの話も好きだったな。
整形前夜よりも結婚前ということもあるのか(?)毒づいていて、余計共感できる一冊だった。
5つかみ7内容5落とす7突拍子もない笑い7落とすっていう印象。さすが歌人!
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自分と世界の間に感じるズレをつづったエッセイ集。
自分にもありそうなことも多く、ちょこちょこ共感できた。
「この世は一度きり、主人公は誰?大切なものは何?」
いろいろ考えることがある。
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又吉氏の本で穂村作品が載ってたので読んでみた。
最近の朝日新聞の連載の時は思わなかったけど、
こちらの本は、自分の自分だけかなと無意識に感じてた
嫌なもやもやが、恐らく著者ももやもやとしながら
言葉にしたんだろう苦みみたいなものをじわじわと感じ、
自分のどこかを知られていたような気になった。
他の本も読んでみたい気がした。
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思わずクスクスと笑ってしまった。著者までといかないまでも、そうそう、と共感できるところも多く、面白かった。挿入される句も楽しい。
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「今の私は、人間が自分かわいさを極限まで突き詰めるとどうなるのか、自分自身を使って人体実験をしているようなものだと思う。本書は云わばその報告書である。」
あとがきのこの文章を読むまで、これはいったい何だろう?と思っていた。
エッセイというより自己分析?
自分が女性だったらこんな男は嫌だという批評が繰り返されるのはなぜ?
実はナルシストなのかな?とかいろいろ想像してしまう。
穂村さんがますますミステリアスな人に思えてきた。
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私が普段思っていたけど、言葉にできなかったことが、なんてうまく表現されているんだろう…!
あ、でもここまでひどくないかなぁ。笑
面白かったです。
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教室のすみっこで息を殺してた人
みんなと一緒にいても素直に笑えない人
EXILEになぜか反発を感じてしまう人
(ごめんなさい)
うまく生きれない人
飲み会を楽しめない人
への共感本です。かなり共感度高いです。
そしてうまく生きれない人のなかでも相当ダメ人間指数が高いと思われる著者でも生きてるんだ…生きてていいんだ…と気が楽になれる本
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どういう区切りなのかはわからないが3章にわかれていて
日本経済新聞に掲載されていたエッセーを中心とした1章は大変面白い。
「自然に」飲み会を楽しめない。
「自然に」回転寿司で板前さんに注文ができない。
普通の「自然さ」を持てない人間を
世界音痴、だなんて、
あなたはなんて残酷で優しい人だ。
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「あぁ、こんなところに自分がいた」と思える本 思えない人もいるだろうけど、私にとっては「よくぞ書いて下さった」という感じ 珠玉の駄目駄目エピソードが時にユーモラスに時に幻想的に、時に軽快に時にまったりと綴られている
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ユーモアと少しの哀しみをたたえて、他者とのズレや痛さを包み隠さず綴るエッセイ。可笑しい。
飲み会や社交の場に出た時の心もとなさ。
人のことより、体裁を瞬時に考えてしまった自分に自意識のカタマリだと思い恥じたとき。
きっと人との関係を築いていくうえで答えは色々とシンプルなものだと思うのだけど、
上手くやりたいのに上手くできないそんな時、ああ、わたしみんなができること何でできないんだろう、と途方に暮れちゃうことがある。
自意識過剰すぎると疲れる。
悲観的に考えすぎてばっかりいると肩が凝る。
そんな時に穂村さんの本を思い出す。
こんな気持ちを文章にしてくれて、ちょっと大げさかもしれないけれど
救われた心地になりました。
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詩人のエッセイ集。なんだろうか、人の情けないずっこけ話を読むのは、悪くないが面白くない。好きな本の著者等なら、こんな人にもこんな面白い、しょうがない点があるのかと微笑ましいが、この著者のこと全く知らないし、詩人といっても、掲載されている詩も酷いし。こういった人でも本を出せるのだという励みにはなるかもしれない。
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思わず笑い声が口から漏れてしまうことがあった。穂村さんは周りの人よりもずっといろいろなことが気になってしまうから自然に振る舞うことができないのではないだろうか?「世界音痴」と言っているが、それでも世界に対する愛もこのエッセイからは感じる。
この人の本をもっと読んでみたい、この人の歌に触れてみたいと思った。
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歌や方向の音痴ではなく、世界音痴。世の中との隔たりやズレを感じる穂村さんの視点がユーモア。偏屈だけどかわいらしい。誰しも覚えがありながら言葉にまとめられなかったことを文章にする天才。そりゃ共感もしますわ。