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日経コンピュータ本誌で特集を読んでから、もっと詳細を知りたいと思っていました。待ちに待った単行本。なかなか企業のIT導入事例というのは表に出て来ないので、とても参考になると思います。
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三菱東京とUFJ銀行合併に伴う、巨大システム統合案件に関する一冊。しかし、工数が14万人日って、どんだけ??? イメージできません。
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プロジェクトマネージメントに関する話がメイン。
技術的な話は少なく、期待していた内容とは違った。
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4月2日読了。三菱東京銀行とUFJ銀行の統合プロジェクト、2段階目・本格統合となる「Day2」プロジェクトがいかにして成功したかを解説する書。銀行・ベンダー含む各社の工夫、取り組みなど細かいHints&Tipsを挙げていけばきりがないが、結局プロジェクトの成功の要因はお客様のトップが重点的にコミットする姿勢を明確にし、ベンダーと一体となって「プロジェクトを成功させる」というビジョンを強力に打ち出すこと、これに尽きるのだと思う。問題がひとつも発生しないプロジェクト、最初から非の打ち所のない仕組み、要員で進められるプロジェクトなどありえないのだから。「やるぞ!」という一体感がプロジェクト内で共有されていれば、問題があってもアイデアを出しながら、改善しながら進めることができるのではないか。逆に言うと、トップのリーダーシップが望めないプロジェクトをボトムから変えるのは相当に難しいことだし、そのような成功例はないのではないだろうか。
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工数11万人月、最大で6000人の開発者が同時に動いた世界で他に類を見ないシステムであることはわかった。
また、各社が細かいことを気をつけていたこと、経営陣が開発現場を常に気にしつつ、労わっていたこともわかった。
ここに載っていることが全て本当で、闇の部分が隠れていないのであれば(まぁ、ありえないが)、SEとしてのかけがえのない開発経験であり、楽しかっただろう。
1チームでもよいから、もう少し細かく踏み込んだ内容を記載してくれればよかった。
日経コンピュータに書いてあった内容を掘り下げた・・・"だけ"ような内容。
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6000人のプロジェクトの凄さを感じた。特に、ビルにトイレを増設するとか、ファシリティ周り(座席調整等)の選任者を置くなど、超大規模ならではの話なんですかね。
海外の金融機関では、Day1相当(旧行のシステムを接続+α)くらいまでしかしないのに、国内ではDay2相当(完全統合)をする等の違いが分かった。ただ、それが適正品質なのか、過剰品質なのかは判断が難しいところですね。
あとは、成功したプロジェクトだからという面もあるけど、うまくいかなかった点等ももう少し書いてもらうと、リアルさが増すかなと思った。(流石に、全てが全てうまくはいってないだろう…と思うが)
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三菱東京UFJ銀行のシステム統合を題材にした、大規模システム統合の実態および考慮事項などなど。
自分はなかなかこういう仕事(大規模システム開発の PM)に携わる部署ではないが、知っておくことは大事。その勉強としては良い本だと思い、この評価にしている。