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オウム真理教内部からの視点として興味深く読めた。
できる限り根拠のある事実に基づいて書いた、と著者はいうが、鵜呑みにするのは危険と感じた。教祖の三女で幹部職に(好む好まざるは脇に置いて)就いた著者のバイアスがあることは、よくよく念頭に置くべきだ。
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ワタシ、根が素直にできているから、
ここに書いてあることが、すべて本当のように
思えた。
それ前提で、確かに怪しいこともしてきたのだろうが、
そもそも10歳前後のこどもに責任を負わす
検察勢力ってどうなんだろう・・・。
と思わざるを得ない。
成人してからは、本人の努力はスバラシイものがある。
ヤりたいわ。
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違った目線から物事が見られました。もしかしたら麻原は犯人じゃないかもしれない。と言っても許されることではないけどね。りかちゃん、よくがんばって生きてきた!現在の彼女にあってみたい。
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止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記 松本麗華
2015年3月20日第1刷発行
2017年9月27日読了
松本麗華 まつもとりか
1983年4月、オウム真理教の教祖・麻原彰晃と松本知子の三女として生まれる。
1995年に父が逮捕された後は、教団内で唯一の「正大師」として様々な問題に巻き込まれていく。その後、教団から離れ、文教大学に入学、心理学を学ぶ。現在も、心理カウンセラーの勉強を続けている。
子は親を選べないと言うが、読んでいてこの人もオウム真理教の被害者ではないかと思った。
父親への深い愛情、依存とも思えるほどの想いが読み取れる。
一方で事件に関する事実、マスコミで報道されていることとの食い違い=大体はマスコミのでっち上げ。については著者の話の方が信頼性が高いのではないかと思った。
確かに、強迫観念、うつ病であることを著者で記載しているが同等以上にこの本からは1人の素直な人間の言葉もあると感じられました。
おそらく、オウムに巻き込まれなければ普通の、一女性として人生を送っていたのではと思うほどに。
オウム真理教の麻原彰晃の娘というネームバリューは大きく、その子供からの視点という意味では価値ある一冊と思いました。
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自分で父から真相を聞くまでは主犯と看做さないようす。本人は教団から金をもらってないといっているが母や兄弟はどうだろうか。麻原は詐病を偽っていたが本当に病気になってしまったのか!?
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三女アーチャリーが書いた手記ということらしい。オウム真理教に対しては特異な側面しか知らないので、こういう普通? っぽい見方でオウムを内側から眺めることは、変な感じがしました。一般的な印象しかありませんから、当然、いい印象はありませんでした。とはいえ、事件を起こした張本人ではありませんから多少、生まれを気の毒に思わないでもないです。避け難い環境下ですからね。どこまで本当なのかは保留したいところですが悲惨な学習環境だった割には、テキストはちゃんとしています。(編集者が丁寧に、赤ペン入れて必要な情報を補足させたり、話を整理したのかもしれませんが)人は成長、変化するものであると思いました。強い葛藤の中で生きてきたのがわかります。いろんなものが重なって読めるので結構考えさせられる内容でした。
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麻原彰晃の娘という立場から見る地下鉄サリン事件。もっと事件について述べているのかと思ったが、自分自身が生きてきた経路と父への思いが主だった。
遺族側の立場に立った本しか読んだことがなかったので、良くも悪くもあの事件の事実を追求する点で読んでよかったと思う。
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アーチャリーというホーリーネームで有名になってしまった麻原彰晃三女の手記。父である麻原そしてオウムの後継団体アレフへの情状酌量が見え隠れした内容となっている。そして公安調査庁や上祐氏に批判的である。ここには内ゲバ的な対立図式がある。なお、わたしはアーチャリーはそれほど聡明と思えない。本当に優秀なのは次女のほうではないか。この本の各エピソードの大部分も次女からの情報提供があったと私は睨んでいる。
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テレビの映像でアーチャリーと呼ばれている子供を見たような記憶がある。アーチャリーからみたオウム真理教、事件、その後の生活が書かれている。読みやすいとは言えないが、テレビではわからないことがたくさん。でも鵜呑みにはできないな、とも思う。
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64ページまで読んだ。麻原の三女アーチャリーによってオウムの内部や、父である麻原の姿が描かれていて最初は面白いが、やけに幼少期の記憶が鮮明すぎて、リアリティに欠ける
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★それぞれの物語★麻原彰晃の3女の手記。娘に生まれたことは本人に責任はなく、通常の教育を受けられなかった(本人もそこまで望まなかった?)し、その後生活の基盤を築けなかったのは相当に大変だったのだろう。支えた弁護士は本当にすごい。
オウムとその後については、ほかの家族から見た景色はまた違うのだろう。それでも自分でコントロールできないことの多さに苦しみ、そこから距離を置く考え方を学んだことはよく分かった。
メディアに出るときは真ん中わけのアーチャリーのイメージを保っていたという作戦にはびっくり。小さかったのによく考えたなあ。
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1995年に起こった地下鉄サリン事件はリアルタイムに経験した人にとっては生涯忘れられないほどの衝撃的な事件でした。
麻原彰晃の三女アーチャリーが見てきた父や家族、そして教団が語られています。
何が真実なのかはわからない。
でも、松本麗華ではなくアーチャーリーとしてしか世の中が扱ってくれない社会の絶望感は本当に地獄のような苦しさだったと思う。
読むほどに心が締め付けられるような本でした。
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感想をnoteに書きました。渾身の筆です。→ https://note.com/masakinobushiro/n/n608c2e850e62
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確かに言えるのは、子供にはその存在をそのまま丸ごと受け入れてくれる大人が必要だということ。
著者にはそれが、教祖の父親の他には、16歳で会う松井弁護士までいなかったわけで。
報道・司法・宗教・親子・社会で生きること、いろいろ考え込んでしまう。
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苦労してここまで整理してまとめられたのだと思う。
これからの時間で一つ一つの事柄がさらに整理され、意味を持っていくのか、このまま時がすぎるのかいつかまたまとまった形で読んでみたいと思った。