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着想から現在の運営における考え方や戸惑いについて、飾らず赤裸々に綴られていて、「何か」を始めたいと思う人々にとって参考になることが多く詰まっていると感じます。
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ブログ更新:『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』「未来食堂」店主 小林せかい
「お金がない人」を救うこと自体をシステム化したのが”まかない”だ。金銭的に苦しい人を受け入れるのが真のねらいだが、実際どんな人なのだか尋ねることをしないのでわからない。無理に何かを話さなくても良い、ただ暖かいご飯を食べてほしい。飲食店開業の修行として来ているまかないさんに受け継いでほしいのは、”人を受け入れる姿勢”だという。
http://earthcooler.ti-da.net/e9382500.html
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読了後になぜか芸人のオードリー若林さんが浮かびました。
できっこない!を突き詰めた上で、自分の範囲内で、できる!ようにする思考力の高さや柔軟さ、過去を踏襲しながら、自分のやりたいことをブレずに上乗せできる実現力は素晴らしいと思いました。
古いけど新しい。見たことあるけど、新しい発見がいつもある。オードリーの漫才を見て思ったことが、この本にもありました。
気持ちがクサクサして、寄る辺ない日々を過ごした時はもう一度この本を読もう。というか、未来食堂に行こう。黙々とあったかいご飯を食べよう。
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メディアでよく取り上げられる未来食堂の運営ノウハウを惜しげもなく記述している。このノウハウだけでも面白いのだが、やはり理念というかこだわりを強く感じる。飲食だけでなく、価値あるビジネスを作ろうとする人には参考になる一冊。
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未来食堂という実在する飲食店。1日1メニューしかない。この食堂の特徴はメニューの少なさではなく、運営システムにあります。誰でも50分手伝うと一食無料になる「まかない」。この権利を他人に譲る(無料券を明け渡す)「ただめし」。体調に合わせておかずをオーダーメイドする「あつらえ」。飲み物の持ち込みは自由だが、半分の量をお店に置く「さしいれ」。
この斬新過ぎるシステムを考えた店主は、飲食業とは無関係な仕事をしていました。自身の偏食によって肩身の狭い思いをしていて、誰でも受け入れてもらえる飲食店をつくりたいという気持ちからつくったそうな。
一見、善意から立ち上げた食堂で、犠牲の精神で運営しているのかと思いきや、著者は利益がなければ運営する意味がない、といたってクールです。読み進めると、それぞれのシステムに利益がきちんと出るしくみがあり、これら斬新なシステムがブランディングと絡まって、他にはない食堂を形成していることが分かります。
斬新なシステムゆえに、著者自身もまだまだ手探りだとのこと。個人的にはこの店の理念からして行ってみたいと思わなかったですが(本当にこの店を必要としている人に行ってもらいたい、という意味で)、食糧問題、貧困・格差問題を少しでも解消するシステムとして興味深い。
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できそうもない事をやってみる能力が格段とある人には何ら得るところはないだろう。あらゆる人間にできることなどないなか、すべてに富という自由を与えられればと考え、考え抜くとこうなるのだろう。
これ以上も、これ以下もない良くできたシステムとしてこれから先々そう未来に向けて残ってもらいたいものである。
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久しぶりに新鮮な驚きと感想がわく本でした。せかいさんの思考のプロセスがすごい。とても参考になる。ここまでつきつめて自分の思いを落とし込めるかは自身がないけど、やってみようと思う。何度も読み返したくなる一冊。
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「子供食堂」に興味があり、同じ様な感じかなと思い手に取る。
・50分間お店を手伝うことができ、ただめし券を入手出来る
・そのただめし券をお店の前に貼ることにより、ただめし権を別の人に譲渡できる
・お店の前にある途切れたことのない「ただめし券」を使えば、ただで定食が食べられる
と言うユニークなお店の店主、マルマルさん( 日経WOMAN ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017受賞)
東京勤務と言う事は通勤時は大変だが、こういう時良かったなと思う。行きたいイベントやお店が見つかったら直ぐに行けることだ。
早速明日のお昼にでも行ってみようかとHPを見てみると
「5/29まで産休の為休みます」
とのこと。行けないのは残念だが、おめでとうございます!!!
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タイトルを見るとビジネスノウハウ本のようだが、中身は著者の経営哲学のような本。
メニューは1種類だけで毎日日替わり。
まかないやただめし、あつらえなど独自のサービスはよくぞまあこういった方法を実現し、そして継続させているな、と思いました。
未来食堂の店主である著者の「覚悟」が本のなかにぎっしりと詰まっています。
非常に刺激的で読み応えがありました。
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筆者の未来食堂への熱き想いと、私の信念に対する熱き想いがシンクロしたなーというのが率直な感想。
「本当に世の中にとって見たことのないもの、ワクワクするものを考えたいのであれば、既存の"良い"に振り回されてはいけない」
まさにその通りやってしみじみ実感。
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私は去年より個人でお仕事を始めたので、ビジネス書を読みあさりました。ビジネスについて、ちんぷんかんぷんでしたので。
小林せかいさんは、東京で「未来食堂」を経営されています。ただめしをどう組み込んだか、個人にあつらえるおかず、廃棄を出さないためのシステム。
どれもこれも斬新なのに懐かしい。この本を読んで、せかいさんに会いにいったのが懐かしい☺︎
これぞ理系!って感じの方でした。とっても論理的で、でもその中に情熱みたいな熱いものがありました。使ってる食器可愛いかった♪2016年の日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞されています。
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自分を信じてやり抜くこと
やりたいことのビジョンを描くこと
特色は弱点となり得ること
未来食堂の具体的な取り組みを知ることも学びだったけど、それ以上にせかいさんの情熱と情熱を形にするために必要なことを学べた。
近いうちに未来食堂に行こう。お昼食べに。
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世間で『良い』と思われている振る舞いをパッチワーク的に縫い合わせただけのアイデアはNG。本当にワクワクするものを考えたければ、既存の『良い』に振り回されてはいけない。
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すごい。
業界の「常識」がない、素直な発想。
理路整然としたロジックはエンジニア故か。
そして、「寄り添う」「与える」「見守る」精神はカトリック教育によるものか。
すべてが一本につながっている。
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「ただ飯」という言葉から、福祉事業、とか、生活に困っている人たちのために行っている何かの事業だろうか、と思いながら手に取った。
むしろ、そういうものを超えた、いろいろな人の“ふつう”をふつうに受け止めるための場所づくりの本だった。小林せかいさんはこれを「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」と呼ぶ。そして小林さんはそれを食堂、という形で実現しただけだと。
ものすごい偏食だったこと、高校時代の家出のこと、SEとして働いていたことなどの経験とかなんとなく感じた違和感を突き詰めて考えて解決策を考える姿勢とかがしっかりした軸になっていてすごい。
「誰もが受け入れられる場所」なんてビジネス的にはありえない、と言われて、この「誰も」の基準を強い人ではなく弱い人に合わせて食堂の運営に組み込んでしまう、というところに共感。図書館もそうでなくてはいけないと私は思う。