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最終巻。これは長い長い時間のお話。例え生まれ変わたって、繰り返したって”今”は”今”しかなくて、決して同じではない。けれど時間は重みを増して絡み合い繋がっていく。素敵なハッピーエンドでした。
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面白かった!藤原ここあさんはなんというか人との繋がりであったり、絆とかそういうものをよく表現されるなって思っていたが、今回のはそれが顕著に表れれいたように思う。
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妖怪の先祖返り達が住まう高級マンション、「妖館」を舞台に多士済々な面々が繰り広げる、ちょっぴりハートフルなラブコメディ。
…というのが始まった当初の本作のノリであり、2年前にアニメ化された時もそんなカラーだったと記憶しています(アニメがそこで切ったのは物凄く正解だったと思う)。
それが中盤から、まさかのシリアス化。完全に予想外でした。こういう入り組んだプロットは嫌いじゃないけど、前半がそれ単体で良く出来ていただけに、これは賛否分かれそうだなー、という微妙な感想を中盤では抱きました。
だけど終わってみれば、これは見事な大団円。文句なしのハッピーエンドでした。伏線をきっちり回収し、それぞれのキャラクターにそれぞれの結末が用意される。お見事、です。
全編通して感情描写が繊細で、要所要所でほろりとさせられました。一番繊細さからほど遠い(と言いつつこの人、途中でもちょいちょい魅せるんだよなー)蜻蛉が、終盤美味しい所を全部持って行ったのはなかなかドSでしたが。悦いぞ悦いぞー。
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完結を迎えた11巻である。物語は百鬼夜行を首謀した二人にまでスポットを当てながら大団円を迎えている。
ここでの物語は、最初から述べられていたように、時間の重みが鍵となって終結を迎えている。これまで描かれた物語と、描かれなかった数千の物語が堆積し、数千回変わり得なかった結末を変えた。
タイムパラドックスで消えた第二部の物語にもまた救いを残す結末であり、まさしく大団円というべき結末だっただろう。
当初の印象からはずいぶん違った、本当にエモーショナルな物語だった。
この巻のみならず、シリーズ全体を通しての感想も重ねて、最後に星五つで評価しておきたい。良い物語を読ませていただいた。
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職場で後輩とこの話になって、完結したのは知ってたんだけど、読み切ってなかったなと思って!
作者さんが亡くなってしばらく経ちますね…悲しみ。
ラスボスがありがちな感じはするけれど、そこまで難しくないタイムリープで、絵も可愛いしおすすめです★
11巻までってそんなには長くないしね!
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泣きました良かったハッピーエンドで、、、本当に良かったです、、、!!!ifの皆んなも笑顔で今の皆んなも笑顔でもうとにかく良かったです、、、!!!!!
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アニメで知って、原作はどんな感じなんだろう…と思ってようやく読みました。後半は結構シリアスが強めだったけど、だからこそ前半のあの過程や幸せな風景がより愛おしくなったし、最後はちゃんと納得できる終わり方でよかった。表紙の二人が幸せそうで本当に本当に…出会えてよかったなぁ…。主従萌えはもちろんなんですけど、輪廻転生とか、そういうネタが好きな自分にはぶっ刺さりました。長い長い時間のお話。きっとここあ先生にもまた出会えると信じて。
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人が人の中で生きていくこと、人が人を想うこと。11冊に笑いも悲しみも全てが詰まっていて凜々蝶たちと人生を共有できたようだった。藤原ここあ先生、素晴らしい作品をありがとう。