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ちょっと読みづらい.前半は面白かったけど,近現代の部分は単なる中国の近現代史になってしまってる.編集者がもう少し近現代の部分について書き直しを促せばよかったんじゃないかな,,,,,
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こういう特定のジャンルを切り口にした通史は好きなのでよかった
中国が興亡を繰り返してきたのは知っていたが、軍の変遷も大きかったことが分かる。
農民兵や専業兵士、ならず者を使ったり時代や状況に応じていろんな形態があった。
現代でも軍隊を掌握できていないというのは意外だった。
そのせいで反日アピールしなくてはならないらしい。
あとすごく気になるのが変なところでひらがなが多い点。著者の作風なのか?
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中華民国建国あたりの軍閥抗争事情が分かるのと、前半の中国における軍のあり方通史ともに面白かった。
著者略歴が現職「帝京大学教授」より「京都大学博士卒」に重点がおかれているのも、またおかし。
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歴代王朝の軍のあり方から中国の変遷をみる。
あれだけ大きな国で、かつ多民族国家だと国軍の維持が難しい。必ず経済的に破綻する。経済性を考慮すれば、地域ごとに自立性のある武力集団を認めざるを得ず、これが軍閥になっちまう。
抗日期に誕生した人民解放軍は、共産党の軍隊であって中国の国軍ではない。だから「人民解放軍」というネーミングがモノを言ったわけだ。でもこれからはどうなんだろう。
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中国史における軍・兵の扱いがいかなるものだったのかを古代から中華人民共和国建国までの流れの中で解説。
まともな人間は兵にならないと言われるように敬遠される中国の軍人。兵農分離と兵農一致の狭間で揺れ動く各王朝の政策。それと清が倒れてからの中国史を知るのはこの本が初めてで、例えば張作霖だとかがどういう人物なのかとか、そういう意味でも勉強になった。
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歴代中国の国家の「国軍」はあくまでも実力者の私兵にすぎない。それが兵を食わせなければならないという軛が古代から天下統一・権力争いに影を落としている。このことから中華民国時代の「軍閥」の抗争についてかんがえ、中華人民共和国の人民解放軍に引き継がれていることに思い至るべきである。