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展開が早く飽きさせないのにずっと緊張感を保っていて面白かった。
主人公達がとても気に入ったので、続編が出ていて三部作構想と小耳に挟んだので続編も近いうちに読みたいです。
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慟哭の社会派ミステリー、長編上下巻の上巻。
『幻夏』に続き、同作家さんの作品を購入。
かなりの長編ですが、一気読み必至です。
白昼起こった通り魔事件、5人もの人々が被害に遭い、ただひとり生き残った繁藤修司。
加害者は、ヤクの中毒者で死亡が確認される。
しかし、それは、壮大な物語の始まりに過ぎなかった。
修司は、搬送先の病院で、謎の男から警告を受ける『あと10日生き延びれば助かる。...』
刑事の相馬、元テレビマンの鑓水、そして修司。
3人のややコミカルな謎の旅が始まる。
果たして、修司たちは、複雑な謎を解き、生き延びることが、出来るのか?
複雑に絡む幾つものストーリーが、伏線を交え、やがてひとつに収斂する。
上巻の物語は、3人が真崎の本当の目的を知るところで終わる。いったい、その目的とは?
下巻を早く読みたいです。
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とてもおもしろく、特に下巻は気づけば一気に読んでいた。登場人物はまぁまぁ多いが、それぞれの人生や心情が丁寧に描かれており、引き込まれる。また、文章を読んでいるのに、頭に映像が浮かび、本の世界を味わえる。
先が気になってページをめくるのが早くなったり、感情移入してじーんときたり、楽しめました。他の作品も読んでみたいと思います。
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上巻の終わりあたりから下巻の中盤にかけてのスピーディーな展開がこの本の特徴であろう。
突如として起きる通り魔事件とメルトフェイス症候群という奇妙な病。そして、いきなり出てくる企業の重役や大物政治家とその秘書たち。そのそれぞれにストリートがふられ、なおかつ、それにも値しないような端役にもちゃんとしたストリートを与える作者の作風はとても良かった。
ただ、政治家たちの話が出てくるのが少し早い気がした。このような物語に出てくる大物政治家はだいたい黒幕であることが多いので、なんとなく察してしまえたのがちょっと残念だった。
最後の結末で全てオールクリアーでオッケーっという結末にならなかったのはちょっとよかった!
ただ、タイトルの犯罪者っていうのは誰を示しているのかが気になった。
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精細な社会派ミステリー。話の筋も面白くミステリーとして楽しめるが、産廃の処理場が全く足りず不法投棄せざるを得ない無責任な社会のあり方とか、一部の人々に闇を押し付けてその闇を非難しながら自分は清潔であるかのように生きる我々の甘さとか、どうにもできない社会の構造的な矛盾するみたいなものを感じた。
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いきなり事件が起こり、何故そのような事件が起こったのか謎が多い中で話が進む。読み進めるうちに少しずつ事件の真相が分かっていったが、各主要人物の視点から事件の背景を読み進めていくうちに、止まらなくなります。
そして、"下巻"に突入。
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この著者の作品は初めて読んだが、いや面白い。序盤からドバドバと謎が謎を呼ぶ展開だったのだが、驚いたのはその謎が早い段階でどんどん解き明かされていくことだ。
上下巻のうちの上巻の半分くらいで、すでに重要な謎が解き明かされていき、こんなペースでこれだけの分量の作品をどう引っ張っていくのかと無意味な心配さえしてしまったが、杞憂に終わった。
気になるのは、ところどころ同じ章の中で文の視点がコロコロと変わることがある点だ。例えば登場人物二人が会話をしているシーンがあったとして、Aの視点で描かれていたはずなのに気づいたらBの視点に変わっていて、いつのまにかまたAの視点になっている等。
普通はやらない手法なので大いに違和感があるが、編集者とか指摘しないのかな?
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残虐な通り魔事件。
「生き延びてくれ、君が最後の1人なんだ」
このセリフに引き込まれ、どんどん読み進めました。
下巻、しっかり腰を据えて結末を読みたいと思います。
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通り魔事件から次々と展開される流れに、一気に引き込まれた。下巻がしばらく図書館からの回送中で、続きが気になってたまらなかった!
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幻夏読了からのデビュー作。
白昼の駅前で発生した通り魔殺人事件。
しかし、無差別殺人と思われた事件には大きな裏があった。
脚本家出身が関係しているのか、とても読みやすい文体。
下巻も楽しみ。
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デビュー作でこれだけ引き込まれるとは思いもしなかった。通り魔殺人事件に遭遇し唯一生き残った修司。何故、襲われたのか?あと10日生き延びなければならない本当の理由はなんなのか?
読むごとにひとつに繋がっていく事実が堪らない。相馬、鑓水、修司の設定も◎
早く下巻を読まなければならないほど魅了された作品。
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脚本家の書く本は説明が細かくて読みにくいと最初は思ったけど、慣れるものでどんどんハマって一気に読んでしまった。下巻に期待
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先に次作の「幻夏」を読んでしまったが、シリーズ前評判の高さもあってか少々物足りなさを感じていた。しかし、著者の小説デビュー作にしてシリーズ一作目の本書は、事件のスケール感、社会への問題提起、共に鋭利な刃物の様な切尖を突き付けてくる。シリーズ順に読んでいたら受ける印象は随分と違っただろう。幼児を襲うメルトフェイス症候群の脅威に真っ向から対峙する当事者家族の姿に思わず目頭が熱くなる。子供が犠牲になる事件はいくらフィクションとて胸が痛む。上巻の時点で既に満腹だが、真崎の真意を含め、全貌解明はまだ遠い。下巻へ―。
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犯罪者、幻夏、天上の葦…3部作の1作目。
そうだと知らずに幻夏を最初に読んでしまったのは失敗しました。
主人公3人のキャラクターがいいです。相馬さんが一番好きかな。
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息子達が幼い頃ウルトラマンシリーズ でとてもに残る脚本家さんで、大好きな相棒シリーズでも活躍されていたので、太田愛さんは知ってはいたけれど、小説を書かれているとは知らず、書店で見つけて嬉しくて買ってしまった。
本当に面白くて止まらなかった。引っ掛かるとしたら、修司が大人びすぎていることかな。小さい頃から苦労してるとそれもありなのかな。