紙の本
元気な女の子に会いたかったら
2001/06/03 11:30
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投稿者:ゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにか、おかしい。壁にかかった懐かしいこの写真も、愛読していたベッドの上のこの本も、覚えているのとは違っている。まるで記憶が二重になっているみたい
ポーリィは、自分の記憶を確かめ、忘れさせられていた本当の自分の記憶を取り戻す。そこには、ある魔法が関係していたのだ。
登場人物がとにかく魅力的。
とても長い物語だが途中で飽きさせない。それはポーリィの生活がとても生き生きと描かれているからだ。英雄になる訓練を人知れず積むポーリィ。リンさんへの淡い思いを募らせるポーリィ。愛しいキャラクターだ。おばあちゃんのもとで英雄修行を積むあたりは「西の魔女が死んだ」をちょっと連想するけれど、このおばあちゃんもなかなかに素敵だ。
最後にポーリィは、リンさんを救うべく奮闘するのだが、作者DWJの描く女性は本当に躍動的で、元気で前向きだ。
また、本書にはたくさんの「本」が出てくる。リンさんが、折に触れポーリィに送って来る数々の児童文学。これも楽しめる。
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ダイアナの大人のファンタジー
ロマンスもの♪
めぐりめぐって・・・よくあるタイムトラベラー的だけど
気持ちのあたたかくなる物語
そして、子供の本が沢山でてくる
それがまた楽しい
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妖精に愛されてしまった人間の男と、その男を救おうとする少女のお話。妖精の伝承をベースにしたオリジナルの物語で、とても読み応えのある作品。面白い!
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初めてダイアナ・ウィン・ジョーンズに出会ったのがこの本でした。時間もわからないくらい、周囲の声も全く聴こえないくらい、のめりこんでしまいました。それくらい、人を惹きつける本。
なんだろう、この人の作品って、登場人物に強烈な個性があるのよね。それでいて妙にリアリティがあって、引き込まれてしまいます。
この本の中に出てくる実在の本もおもしろいものが多いので読んでみるといいと思いマス。
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とにかく、雰囲気とか書き方とか描写の仕方とかが大好き。
理解がまだ追いついてない部分がいくつかあるから、作中に出てくる様々な本を参照してゆきたいな、と。
読みながら、映画になったら素敵だな、と思うシーンがいくつもあった。(話の特性上難しいんだろうけどなあ。。)
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ジョーンズの作品で何を読もうか迷ったら、迷わずこれを読めといいたい、大好きな物語。読めば読み返す程に味が出てくる。謎も出てくる。またそれが楽しい。
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DWJの世界にドハマリしたきっかけの作品です。ハウルの歳差に萌えたあなたに是非ドウゾ・・・と言いたいところですが、ここまでくるともはや文学作品。あちこちにちりばめられたストーリーや説明を全て完璧に理解するには、そこそこ文学に詳しくないと無理です。そんな難解なストーリーにも関わらず、二人はどうなっちゃうの!?という「気になる」心だけで読ませてしまうのダイアナさん恐るべし。
大量の伏線、リンさんとポーリィそれぞれの想い、タイトルの意味などがブワーっと最後に集約されていく様は実に見事です。・・・が最後無茶苦茶わかりにくいので(私も読み貸さないと解らなかった)置いてけぼりになった読者も結構いるのでは(笑)ということで☆一つ下げましたが、私個人的には満点です。高校の夏休みの課題に出して欲しいですね。いつか英語が得意になる日が来たら(笑)原文で読んでみたい、そこまで想わせる作品でした。
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「ハウルの動く城」で日本でも有名になったDWJの作品。
読書好きにはたまらない。
DWJの書く男の人が大好き。頼りないけど、かっこいいんだなあ。
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難解です。児童文学なのに。何度読めばわかるんだろう。と思い続け、懲りずに何度も読む。でもほんとは、ずっとわからないほうが楽しいってわかってます。魔法ですから。
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ポーリィー10歳頃におばあちゃんの家の裏の家で葬式を行っているところに忍び込み、トーマス・リンと知り合う。ところが、知り合いでいることを邪魔する人がでてきて、ついにトーマス・リンもポーリィーを知らない人という。ハローウィンに葬式が行われる謎を解き明かす。
現実に起きていることが物語りに出てきたり、物語の登場人物が現実に現れたりと、現実と想像の世界がごちゃ混ぜになるが、最後にそれが一つになる。長いながい話であるので少し読みつかれるかも知れない。
2006.8.14読了
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謎だらけのお話です。4年ほど前に読みましたが、その時の私には何がなんだかわからず…。今なら少しはわかるかな?
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DWJ流あしながおじさん。作者の愛する本へのオマージュがたっぷり、本が好きな人ならきっとにやり。初めて読んだDWJ。3ヶ月に一度くらい再読。好き。初めて読んだ時はポーリィの側にしか立てなくて、周囲の人間が最低に思えたものですが、だいぶ私も大きくなりまして(大きく?)リンさん、おばあちゃん、父、母、父の再婚相手、といろんな人のままならなさがわかるようになりました。
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卒論書きました・・・
途中何度も投げ出したくなったけど、ちゃんと向き合って良かった。
一生分読んだ気がする。とにかくポーリィとトムの二人が大好きだ。
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ダイアナ・w・ジョーンズ作品の持ち味ともいえる、読み終えた後にあらすじが思い出せない炸裂の一冊。
純愛ものだった気がする
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ヒロインに対し、ヒーローが煮え切らない感じのファンタジーだったような。
ループ、記憶の喪失が絡み合い、なかなか面白いです。
ヒロイックファンタジーではありませんが、ちょっと毛色の違うお話を読みたい方にはお薦めです。