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メディアリクエスト
日経新聞でおすすめされていた
前半、人物の書き方、風景などとてもステキに描かれてて読みやすい文章だったのに、後半は、理解がついていかなくなってきた。私のアタマが悪いせい。
最後まで読みやすい文章だったらよかったな。
ヨットの話は、ナックルフォアも、カヌーもしていたことがあるので、それに通じる爽快感があり、共感できる部分が多かった。
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読まなきゃ良かった、と思うほど現実的な恐さのある話だった。
もし同じような状況に陥ったとしたら、きっと首を振った老人のように家から動かずここで終わりたいと思うだろうな。
それから人々がどうなったのか、わからないままページが終わるけど、少しも良い未来は想像できなかった。これから嫌でも関連のニュースや話題が目につくんだろうなぁ
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公開されている粗筋と、途中途中で挟まれる不穏な世界情勢のニュースで、結末は予測できた。が、好きなことに打ち込む一人一人と彼らを取り巻く家族を知るにつけ、そんなはずはないと、そんな結末でいいはずがないと、ページをめくる手が鈍る。
現実の世界と重なり、自分たちの未来を見る思い。どこでどうすれば避けられるのだろう。もうターニングポイントは過ぎてしまったのだろうか。
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★2017年3月20日読了『海に向かう足あと』朽木祥著 評価B+
非常に評価の高い児童文学のホープ。何も朽木氏の背景を知らない私は、読み始め「ふーん、よくある湘南の男女を描く青春文学か?!」と思っていた。
大学のヨット部から社会人になっても、海にひかれてしまうヨットマンたち。その人生をそれぞれの置かれたごく普通のシチュエーションを描きこみながら、生きるとは何か、何が大切かというテーマかと思って読み進んだ。
海の風景、星空の表現、恋人へのメール、それぞれが、児童文学賞を数多く獲ってきた筆の力を感じさせるものだった。
ところが、終盤から話は一転、全く思わぬ方向へ物語は展開してしまう。
おいおいそっちかよ?!という唐突な感は否めない。ここから先は、これから読む人には申し訳ないので、書かずにお楽しみとします。
ただ、率直に言って、大展開後が淡泊すぎて、食い足りない不足感だけが残った。あと倍は書いて、500ページの物語にして欲しかった。
ある意味、この物語の先がこの作家の力量の見せ所のような気もする。間違いなく期待できる力量の持ち主であることは間違いない。
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渚にてのショートバージョンかな
作中渚にてが登場する。筋はそれと同じ絶望的なもの。なぜこんな同じような筋書きなのか理解に苦しむ。不可解な小説だなぁ。
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前半と後半で全く気持ちが変わる。反転だ。
平和ボケじゃないのか?!と、どやしつけられた。
出来れば、前半のストーリーが最後まで続けば良かったな
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現実になったらこれほどおそろしいことはないと思った。現実にどこぞの国がミサイル実験何回もしているし。楽しんで読めなかったので☆3にします。
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紹介で「デストピア小説」と聞いていたので、分かった上で読み進める。へー、こういうのをデストピア小説というのか。
風景描写が丁寧で、登場人物の海とヨットへの愛が良く分かる。一人ひとりは、感情移入するほど描かれているわけでもないが、魅力的に書かれており良いチームだな、と思わせる。村雲と女性(名前忘れた)については綺麗過ぎるというかできすぎてるというか、そんな二人なかなかいないでしょう、というかで、なんだか現実味もなく小説の中でのおさまりも悪いのでは?と思ったのは私が意地悪いのでしょうか笑。
最近書かれた小説だからか、今の日本の状況に合っていてあり得ない事ではない、という点でも興味持って読める。テンポも良く、登場人物の会話も楽しく、たまにこういう本もいいな、と思った。
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事が起こるまでが長いというか、事が起きてからが短いというか、事が起きそうな部分からがもう少し膨らんでいると、もっとリアリティがあるような気がしました。それでも怖さは伝わりました。
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船と海に魅了された男たちと、世界情勢。
ヨットレース出場に向けてそれぞれが日程を調整しながら、日々準備を進めていく6人。
自営業の村雲、最年長の相原、公務員の三好、研究者の諸橋、IT企業の研人、ヨットニートの洋平。
それぞれの家族と共に、思い出深いヨットレースになるはずだった離島で知ったのは、
突然おきた核兵器による攻撃で壊滅的被害を受けた日本、
混乱する世界と途切れる情報。
大好きな船と海と、希望を抱えて本土に向かう決意。
まさか核攻撃受けちゃうとは、平凡なヨットレースの話だと思ってたら、あらまあ。
危機感の薄い平和ボケしている身としては、
最後があまりにも唐突に感じたけど、未来は誰にもなんとも、ね。
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タイトルに魅かれ手にし
表紙で決めた
ヨットオタクかと思っていたら
まさかの・・・
悪い人が一人もいない
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問題意識が大きすぎて・・・
楽しいヨットの話かと思ったら・・・
途中、ひっかかるところがいくつもあって「あれっ」って感じではあったのだけれど、
最後が厳しすぎて・・・
後は自分で考えろってことか・・・
小説としてはもう少し違った終わり方はなかったんだろうか。
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今の世に警鐘を鳴らしたかったのかなあ。
これはこれでよかったけれど、何も起こらず、ただ単純にヨットレースをする彼らの物語を読んでみたかったかも。
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作中にも出てくる「渚にて」とまったく同様の印象を受けた。だらだらと続くたいして面白くもない日常の風景描写と、終末を受け入れた際の静かな絶望とが、何の希望もなく描かれる。それでもヨット好きにはもしかして面白いのだろうか?絵空事としか思えない三日月島のリゾートホテルの描写や、クルーの中に政府の研究機関で働く人がいたりする設定も受け入れ難く、途中ではさまってくるメール文章もわざとらしくて萎えてしまった。
「草原の実験」という映画があった。美しい日常と純粋な少女の心を唐突な核爆弾がすべて吹き飛ばしてしまうという衝撃的な映画であった。そこでは破滅の要素は匂わせ程度で、ほぼ全編が美しい映像で彩られていた。だからこその衝撃だった。
この小説はあまりに饒舌に危機を語りすぎている。なのに彼等は最後までヨットに対する興味しか持たず、危機に対する行動は何一つ起こしていない。それは単純に僕たち一般人の姿なのだろうけれど、無力を振りかざして諦念の感傷に浸るだけの小説に、世界を変える力はやはり無い。
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ミサイル攻撃がなくても、地震国に暮らしている以上、常に危機にはさらされているはずなのだけれど、どこか他人事のように感じている(そうでなければ生きていけないとも思うけれど)。
「我々がやってきたことの報いだな…歴史にも学ばず、警告にも耳を貸さず、現実に起きていることに目を閉ざしてきた、その結末ということか」
"この世にはまだ―よりよいことを選択しながら生きて行く可能性が残されている"
「―結局、我々は『よりよいこと』を選択せずに、ここまで来てしまったのだ。」
地震のような不可避のことはともかく、戦争のような人的なことで世界が滅ぶことのないように、と改めて思いました。