紙の本
内容としては
2020/05/31 14:59
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投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても話題になった作品であるが、あまり魅力を感じなかった。これといった山場も無く、内容が薄いのが原因だと思う。
紙の本
正直期待外れでした。
2017/07/17 15:30
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投稿者:ドブネズミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容自体は、売れない芸人とその先輩との日々を綴っているのですが、
主人公のベースは又吉で先輩はたぶん千鳥の大悟がベースなんじゃないかな。
(勝手な想像ですが・・・)
その二人の飲み屋などでのやり取りも正直つまらないし、
物語にあまり広がりがなく、すごい寒いオチで終わってしまった。
正直、吉本の芸人が小説を書いたというだけで芥川賞が
とれたのかなって感じですね。
吉本の力はすごいっす。
文章は独特の表現等は有るものの話がつまらないというか、
広がりを全然見せないので全体的にガッカリな仕上がりとなっております。
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投稿者:娯楽 - この投稿者のレビュー一覧を見る
純文学が理解できないだけなのか、、、
感動も笑いもありませんでした。
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話題の本。やっと読めた。
一言で言うと、すごい。又吉が持ってる本好き要素がいっぱい詰まってる。これが彼の世界観なのか。芥川賞とるのもうなずける。
あんまり映像化してほしくない気も。。この表現のすばらしさは伝わらないよね。
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中盤から引き込まれた。
神谷が、かわいそうでせつなくて人間らしくて、好きになる。
花火ではなく火花である理由が、読めば分かる気がします。
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【「火花」待望の文庫化!】第一五三回芥川賞を受賞し、二〇一五年の話題をさらった「火花」が文庫化。受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。
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こう並べてしまうと、文学賞受賞作ばっかりになってしまいますね(苦笑)まあ確かに、恩田陸作品とは違って、芥川賞を取っていなければ読むことはなかったと思うから、文芸賞受賞作品にはかなり影響を受けるってことですか。それはさておき、これは良かったです。『芥川賞というより直木賞じゃなくて?』とかは思いましたが、そんなことは些末な問題。自分の仕事を上手に物語に活かしていて、物語全体の流れも良いし、文章自体もなかなか。何より、ところどころに出てくるネタが結構面白くて、さすが本職って感じでもあり。思ってたより面白かったです。
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お笑い芸人が主人公の作品という予備知識はあったので、てっきりコミカルなエンタメ度の高い作品を想像していたのですが、全然違いました。人間のもつ暗さ、弱さ、そして才能とは何かということを問いかける非常に文学的な作品だと思います。
例えば所々で漫才の掛け合いのようなシーンがあるのですがほとんど笑えないですね。むしろ会話の裏を読んで考えさせられる場面が多かったような気がします。最後のとあるシーンを除いては奇を衒ったような展開もなく、スタンダードで古典的な小説のたたずまいを感じました。それは著者が真摯に小説と向き合ったことにも通じているように思えました。
とにかく芸人又吉が書いたものとは思えないほど大衆性およびエンタメ度は低いのですが、純文学の作品としてみるとレベルはかなり高いのではないでしょうか。これであれば芥川賞受賞も納得です。
さて問題は次回作。又吉さんの持つ一番大きな武器であろう芸人世界のことを描いてしまったので、次のネタをどうするのか。2017年2月時点ではまだ次回作は発表されていません。
(2017/2/13追記)
・・・と書いた翌日に2作目発表のニュースが。しかもまさかの恋愛小説とのこと。挑戦するなあ。マイペースで頑張って欲しいです。
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この本だけは買ってはいけない気がしてた。でも文庫本が出てたので買ってもた。
読み終わった後の満足感が全くない。
本に詳しい偉いさんとか、本をいっぱい読んでる人達が面白いと言ったなら、多分面白いんだろう。でも、自分にとって全く面白くなかった。
2人の掛け合いとか読んでて寒いし、若手のダラダラした漫才(特に突っ込み)を見てるようで嫌になった。
勢いがない。
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なんか記述が奥深そうに書いてあって、少しわざとらしく感じる。こんなかけるなんてすごいなとは思うけど、おもしろさは感じられない。
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受賞は少し甘い評価ではなかったのかな。
まだまだ直せるところが残っているような
気がする読後感。
特殊な世界だが、そこで真摯に生きる人が
きちんと描かれていて、芸人の自己崇拝などは
微塵も感じないし、だからと言って過度な
自己嫌悪もない。公正な、第三者の目が生きた
描き方だと感じた。
しかし…どこか物足りない。
抽象的な人生哲学を
詰め込みすぎたからだろうか。
面白味は、徳永と神谷の会話にこそある。
哲学を語る神谷も、それに心酔する徳永も
さして興味をひかない。
描写に凝ろうとして稚拙になったところも
散見されて、筆力はまだまだ鍛えるべき人だ。
世間の評価ほどには、楽しめなかったが
この小説の中の人たちは本当に素敵だった。
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ネタバレあり。
夏目漱石の『こころ』と似てる気がしました。
主人公が先生=師匠を慕うけれど、先生=師匠はそんな慕われるような自分じゃなくて、むしろすがるように自分の生きた証を主人公に託す、みたいな。
堕ちていく神谷の話を、徳永がメモした自伝ノートを元に園子温監督的な映像にすると全く別のエンタメかも。
風俗で働く彼女のヒモで、甘えて気づいた時には愛を失い、借金地獄で唯一の芸人の立場も失い、きっと落ち着きと人格を失うほど痛い目に遭い、おもろい体にさせられて、これでも生きていけますか?と徳永にすがる。
死ぬでしょう、でも生きるのね、激しく火花を散らして命を燃やす。
私はそんな風に読んだ小説でした。
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第153回芥川龍之介賞受賞作。
やっと、やっと読めた。文庫になってから買う!なんて変に意地張らんと、はよ読めばよかった。はよこの作品に出会いたかった。
売れない芸人徳永と、天才肌の先輩芸人神谷。純粋すぎる二人の、不器用すぎる芸人人生を描く。神谷のような独自の美学を持っているのはすごく格好いいけど、圧倒的に生きづらいだろう。天才に憧れて、天才になれなくて、歳を重ねるごとに現実との折り合いをつける徳永も、めっちゃ苦しいやろうなあ。きっとここに吐露されている何倍もの葛藤があるだろう。
文学への並々ならぬリスペクトと、著者の優しさが溢れ出してる作品だった。表現に、生きることにちゃんと向き合ってる人には、絶対彼の優しさが心に染み入ると思う。巻末の芥川龍之介への手紙を読んでさらに、私も表現から逃げない、と決意を新たにした。
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初出は『文學界』2015年2月号。掲載時より現役人気お笑いタレントの手がけた純文学小説として話題を呼び、文芸誌である同誌が増刷されるヒットとなったほか、第28回三島由紀夫賞候補作、第153回芥川龍之介賞受賞作。
お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。
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ずっと読みたかった。期待感が多すぎたのか、読後それほどの満足感は残念ながら無かった。
芸人の世界も大変なんだな。神谷さんはハチャメチャなのかちゃんといろいろ考えているのかつかみどころがない。つかみどころがないのは主人公の「ぼく」も同じだけど。