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ニャーニャー言ってるのを くらりみたいに語尾に「ニャ」を付けて秘書がまじめに通訳?するのがたまらないニャー(=^ェ^=)
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あっという間に読了。読みやすかったです。猫つながりってわけではありませんが、猫丸先輩を彷彿とさせるような。殺人事件やらなんやらを猫自身⁇が解決し、それを通訳する秘書がいるっていう面白さ☆「汝、缶詰を開けるなら、我それを食さん」だよねーと笑ってしまいました!この作者さんは2作目ですがとても読みやすいです。猫好き&推理小説好きなかたにはオススメかもしれません☆途中で飽きるニャン氏が可愛い?もしドラマ化したら…佐多くんは窪田正孝さん、秘書の丸山さんは斎藤工さんで脳内再生されました☆
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探偵役が猫さんという摩訶不思議な話。主人公のいく先々に現れ、謎を解いていく。側についている執事さんもいい雰囲気出していて◯。続編あるみたいなので読みたい。
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大学休学中の佐田はバイト先で不思議な事件の話を聞くが、実業家と名乗る猫とそれに仕える秘書兼運転手の男がその謎を容易に解いてしまう。
その後も佐田の行く先々で、次々と不思議な出来事と猫のニャン氏に出くわすことになるが──。
事件のあらましを聞いた実業家の猫のニャン氏がニャーニャーと鳴くと、秘書の丸山氏がそれを通訳して事件を解決に導くという風変わりな連作短編集です。
ふざけた設定ですが、日常の謎から密室殺人まで幅広い本格推理モノで、論理的な謎解きもしっかりしています。
派手さやケレン味はないけれど、きっちりと実直な謎解きは安心して読めました。
ただ、猫が名探偵というファンタジー設定がシュールすぎて、最後まで違和感がありました。
秘書の中年男性が通訳の際に語尾に「ニャ」をつけて話したり、猫が謎解きをすることを周囲の誰も突っ込まずに受け入れてたりして、そのリアリティの無さには首をかしげるばかりです…。
猫はただ鳴いてるだけで本当は秘書が名探偵なんじゃないかという疑問が最後までぬぐえず、肝心の謎にあんまり集中できませんでした。
まあ、幽霊や椅子に安楽椅子探偵をさせる作者なので、これもアリなのかな。
推理の途中で飽きて遊びの方に夢中になっちゃう、いかにも猫っぽい描写は可愛かったですが…。
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実業家にして童話作家である猫・ニャン氏とその通訳兼秘書が活躍するミステリ連作集。彼らの言い分がどこまで本当なのか分からない絶妙な語り口が楽しい。謎解きも無理がなく、重い話はあれど愛嬌あるキャラ達のおかげでライトな読後感でした。
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全体的に地味で読みにくかった。
猫である必要性も感じられなかった。猫のセリフもちょっと邪魔だった。
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猫が探偵役の連作短編ミステリ
猫がニャニャー言い、秘書兼運転手兼通訳の丸山が通訳して事件の真相を披露するという、何ともぶっ飛んだお話
大学を休学し、家電の配送のアルバイトをしている佐多
とあるお宅の照明器具の取り付けをし、おもてなしを受けている際に、一匹の猫とその秘書と名乗る男に出会う
人が話しているのを聞いてニャーニャー言うニャン氏の言葉を通訳する秘書
そこで語られるのは事件の真相を当てていると思われる推理
収録は6編
家中の扉が開け放たれて死んでいた叔父
廃棄するパソコンを持ち出したニート
首を切られた人形を残して失踪した女優
土蔵からなくなった一対の掛け軸の片割れ
元カノの婚約者からの相談 婚約者が大学院のゼミで起こった出来事の不信感
誰もいない家に一人で入って殺された人
実業家、絵本作家だというニャン氏
話している内容も、丸山がそう主張しているだけで、決定的にニャン氏の意向と思われる描写はない
ないんだけど、まぁ登場人物達も自然に猫に意見を促したりしているところからも、やはりファンタジーと割り切った方がよいのでしょうね
ってか、推理の内容も、猫だからこその発想はあるものの、猫である必然性はなくない?
普通のミステリのネタを猫が探偵役の話に無理やり当てはめているだけにも思える
それよりも、終盤の佐多くんの悩みに関してのエピソードはよかった
雑誌の連載は4編で最後の2編は描き下ろしというあたり、元々書籍化の際に追加する事を想定してたんんだろうなぁと思ってしまう
続編もあるけど、ここからどうやって続けるんだろ?
佐多くんとの関係でまた何か深めていく要素があるんだろうか?
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★何しろ、現実離れしているということは、めったにお目にかかれないということであり、それだけ胸踊るということでもある。(p.221)
【感想】ニャン氏とは再会したいものです。
【内容】安楽椅子探偵系のひとつでしょう。短編集。ひらいたところがおおすぎた殺人事件。猫目院家ノートパソコン失踪事件。女優が人形になった事件。猫と掛け軸。移動した絵はがきの話。誰もいない家にひとりで入っていった老婦人が殺された。
▼簡単なメモ
【一行目】こんな日に、洗濯機を背負わなくてすむのはとても幸せなことだ。
【安野/あんの】広瀬、倉本と同じ教授の指導を受けている院生でモデルのアルバイトをしている。
【池上】大道寺の弁護士。
【岡崎】佐田くんのバイト先のドライバー。ぬいぐるみの熊みたいな風貌でおしゃべり。半袖ポロシャツの似合う男選手権で上位に入りそう。ゴージャスで立体的な女性が好き。
【軽い】《何はともあれ、軽いというのはすばらしいことなのである。》p.11
【川村】村瀬ミナの撮影に参加していた無名の俳優と思われる。極度の猫嫌いのようだ。
【倉本】立花実佳の婚約者。
【来栖亜紗子/くるす・あさこ】柳瀬薫子さんちでメイドのアルバイトをしていた。表情はあまり変わらないが瞳の輝きとかは変わる。美大の二年。
【現実離れ】《何しろ、現実離れしているということは、めったにお目にかかれないということであり、それだけ胸踊るということでもある。》p.221
【サーシャ】タレント猫。ロシアンブルー。
【財前善行/ざいぜん・よしゆき】大邸宅の主。普通のサラリーマンに見える。
【佐多俊英/さた・としひで】大学生で休学中。家電配送のアルバイトをしている。母方の祖父は大企業の創業者。
【惇子/じゅんこ】猫目院修造の姪。亡くなった兄の娘。ゴージャスで立体的なすごい美女。
【城之内】亡くなった女性経営者。大道寺をしてやり方が汚いと言わしめた。
【菅井】高原リゾートホテルに毎夏滞在する男性。
【大道寺修/だいどうじ・おさむ】大富豪。佐多の母方の祖父。そのことが皆にバレたのが大学に行けなくなった理由でもある。
【立花実佳/たちばな・みか】かつて佐多とつきあっていた女子学生。かわいい。
【寺川】広瀬、倉本と同じ教授の指導を受けている院生。生真面目な委員長タイプ。
【仁木】高原リゾートホテルの喫茶店のウエイトレス。若く見えるがそこそこの年齢で既婚者。
【ニャン】実業家。フルネームはアロイシャス・ニャン。タキシードをまとったような猫。「ミーミ・ニャン吉」の名前で童話も執筆している。
【猫目院家】平安時代に都で地震があったとき逃げ出した、中宮の猫をなんとなくで見つけ出した怠け者を開祖とする。オッドアイだったらしい。
【猫目院修造/ねこめいん・しゅうぞう】古い館の主。ノートパソコンを注文した。亡くなった父親はニャン氏と面識があった。
【猫目院養造/ようぞう】猫目院修造の双子の弟であごひげを伸ばしている。オッドアイ。
【広瀬】立花実佳のいとこ。
【深沢】柳瀬薫子さんの叔父。現在の柳瀬家で殺された���
【丸山】柳瀬家で休ませてくれと言ってきた実業家の秘書兼運転手。兼通訳。四十くらいの痩せた男で顔立ちもたたずまいも見苦しくない。
【村瀬ミナ】人気モデル。
【柳瀬薫子/やなせ・かおるこ】七十歳くらいの上品な女性。
【理念】ニャン氏の理念は《みずからの幸福と快適を最大限に追求しつつ、その過程における他者の幸福と快適の侵害を最小限にとどめる》p.213。ぼくの理念に近いかもね。前半部はほどほどに追求しつつ、で、後半部はそのまんまかな。
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猫が謎解き?大学を休学中の佐多くんと猫のニャン氏が繰り広げる探偵譚、連作六話が収録されています。
主人公の佐多くんがバイト先など、行く先々で謎に遭遇するたびに、何処からともなく現れる実業家(!)の猫、アロイシャス・ニャン氏とその秘書兼運転手兼通訳の丸山さん。
ガチな猫のニャン氏が「ニャーニャニャ」と鳴き声で謎を解くのを、丸山さん(いい大人)が「~だニャ」と、通訳するという…"な ん だ こ れ w w”というシチュエーションではあるのですが、この状況をマイルドに受け入れている登場人物たちに毒されて(?)、読んでいるこちらも徐々に慣れて行く感じです。
とはいえ、謎解き部分は割りとしっかりしていて、変死事件あり、失踪や紛失などの日常系ありとバラエティーに富んだライトミステリとして楽しめました。
ニャン氏と丸山さんのシュールさが、何だかクセになりそうな感じでして、続きも出ているようですので、そちらにも手を出してみようかな。と、思った次第です。
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猫が名探偵!秘書(人間)が語尾に「ニャ」を付けて通訳!…いったいどういう世界設定だとそれが成立するの?と思ってしまうが、舞台は別に普通の現代日本で、なぜかなんとなく成立してしまっている。このゆるさというか強引さというかがたまらないぜと思ってしまったらもう虜、たびたび噴き出しながらあっという間に読了。短編なのでお手軽だというのも嬉しい(最近短編ミステリーばかり読んでいるな)。
大学休学中の佐多くんが主人公で、悩み多き若者な感じが瑞々しくもある。佐多くんがバイトでよくコンビを組む会社員の岡崎さんが、自称「気は優しくて力持ち」「肉体派で庶民代表」、そして称賛に値するほどの率直な物言いが清々しいという人で、一歩間違うと無神経な嫌な男!にもなりかねないが、なかなかどうして良さそうな人で好きでした。松尾由美さん作品を読んだのは『バルーン・タウン』シリーズに続いて(シリーズで数えると)二作目だが、どちらも登場人物がみな魅力的だなあと感じる。
どうもニャン氏シリーズ、続編では主人公が変わるらしい。本作では連作短編ミステリーを楽しみながら、同時に佐多くんの人生の物語の一ページを味わうことができた。佐多くんとお別れはちょっと寂しいけど、次はどんなサブ(いや、メインか?)ストーリーが繰り広げられるのか楽しみだ。
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わたしは結構好き。
猫が安楽椅子探偵的に活躍するという、その設定が受け入れられれば、あとは超正統派のミステリ。
「三毛猫ホームズ」は飼い主にヒントを与えるタイプの謎解きをしていたが、ニャン氏は基本的には雇っている通訳を介して語ることで差別化?が図られている(たまにホームズスタイルもとるが)。また登場人物に、猫ミステリ?の先達のオマージュ的な遊び心を感じたりも。