紙の本
難解な、しかし重要な究極の物理学理論である「超ひも理論」を分かり易く解説します!
2020/02/24 14:25
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、素粒子に働く強い力、電磁力、弱い力、重力という4つの力を統一できる理論として注目されている「超ひも理論」について、とってもわかりやすく解説した一冊です。「超ひも理論」は相対性理論と量子力学を結び付けた究極の物理学理論とも呼ばれ、これを利用することで、「多次元宇宙」や「ブレーン世界」などが説明可能となる重要な理論と言われています。ただ、かなり難しい理論であることは事実です。この難しい理論を、出来る限り分かりやすく、同書では教示してくれます。ぜひ、「超ひも理論」を知りたい人には、読んでいただきたい一冊です。
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直感的に捕らえるっていうのがどうもわたしは苦手らしい。
もう一冊の講談社新書のほうがわたしはわかりやすかったなぁ。
0.000000000000000…0000000001とか書かれても、あーすごいちっさいなぁとは思うけど数えない
だったら最初から1^−41秒って書いて欲しいんです
二次元人っていうたとえはわかりやすかった
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2009年3月6日に読み終わった本
http://hydrocul.seesaa.net/article/115279675.html
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[ 内容 ]
11次元の宇宙、4つの力の統合、ブレーン世界の衝突で繰り返されるビッグバン…。
相対論と量子論を統合する「超ひも理論」が描き出す、SFを遙かに超えた驚くべき宇宙像。
この究極理論を、数式を使わずわかりやすく解説した物理ファン待望の一冊。
[ 目次 ]
第1章 オーソドックスな超ひも理論入門(一口量子論;3つばかり準備を;「ひも」とはなんだろう? ほか)
第2章 次元の秘密(2次元人の悲劇;3次元からの脱出;時間は4つ目の「方向」なのだろうか ほか)
第3章 超ひも理論ルネサンス(ルネサンスとはこれいかに?;孫悟空の対称性;運動量と巻き量というふたつのモード ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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(2011.11.03読了)(2011.01.10購入)
【10月のテーマ・宇宙を読む(その4)】
物質の究極は、素粒子ということでしょう。素粒子は、粒子でもあり、波動でもあるということなので、そうするとそれは、振動するひものようなものであろうというのが、「超ひも理論」ということなのだろう、と勝手に思うことにしました。(よく分かりません)
副題は、「究極の理論が描く物質・重力・宇宙」となっています。
著者のこの本における狙いは、「オリジナルな切り口により、超難解と言われる超ひも理論の「具体的イメージ」を読者に伝えること」です。
この本には、聞いたことのない言葉が、出てきますのでメモっておきましょう。
「超ひも」「ボソンひも」「Dブレーン」「重力子」
章立ては以下の通りです。
第1章、オーソドックスな超ひも理論入門
第2章、次元の秘密
第3章、超ひも理論ルネサンス
●第一次超ひも革命(15頁)
1980年代半ばにグリーンとシュワルツという2人の研究者の計算により、
「10次元の超ひも理論は、数学的に矛盾しない量子重力理論であり、究極理論の可能性が出てきた」
ということがわかった。
●量子論(17頁)
・不確定性
・可能性の世界
・エネルギー=振動数
・エネルギーは飛び飛びの値を持つ
●真空とは(20頁)
われわれは「真空」には何もないと思っているが、それは量子論以前の先入観なのであり、量子論の世界では、真空は素粒子の生成・消滅の場になっている。
●竹内薫の抱いている超ひものイメージ(30頁)
1、宇宙の公理のようなもの
2、エネルギーがひも状になったもの
3、生成・消滅して姿を変えるもの
4、10(11)次元に棲むもの
5、ちっちゃくて目に目ないのに重いもの
6、振動すると素粒子に見えるもの
7、重力子のようなもの
8、小さなブラックホールのようなもの
●1984年~1994年の超ひも理論の概要(39頁)
1、ひもには26次元の「ボソンひも」と10次元の「超ひも」がある
2、ひもの形状には「開いた」ものと「閉じた」ものがある
3、閉じたひもは「重力子」をあらわす
4、超ひもの状態は、重さゼロから始まって、無限にたくさんの励起状態がある
5、超ひもの結合定数gが小さい状態しか計算ができない
6、超ひも理論は5種類ある
●Dブレーン(51頁)
ひも理論では、通常、ひもは自由に動き回る。だが、一部のひも理論は局所的な物体があることを予測する。結晶の欠陥のようなものである。そこでは、ひもが切れて開いて端っこがくっついてしまう。これがDブレーン、ディリクレ・メンブレーンの略である。
●自然界に存在する4つの力(63頁)
1、強い力=クォーク同士の間に働く力
2、電磁力
3、弱い力=中性子が陽子と電子とニュートリノに崩壊するときに働く力
4、重力
●力は素粒子のキャッチボール(65頁)
量子力学では「力」は素粒子のキャッチボールという描像で理解される。
1、強い力=グルーオン
2、電磁力=光子
3、弱い力=ウィーク・ボソ��
4、重力=重力子
●電子の雲(79頁)
電子の周囲には、一見、別の電子は存在しないように見える。だが、実際は、電子の周囲では電子と陽電子がペアで生成してペアで消滅している。これは、あたかも沸騰したお湯の表面に気泡ができては消えるような感じで、空間にふつふつと電子の泡が湧いているのである。
●宇宙についてわかっていること・2004年春の時点(106頁)
1、宇宙の膨張速度をあらわすハッブル定数は約72km/s/Mpcである
2、宇宙の年齢は約137億年である
3、宇宙の物質密度は約4%が物質であり23%がダークマターであり残りの73%がダークエネルギー(=宇宙定数)である
4、宇宙は平坦である
☆関連図書(既読)
「湯川秀樹が考えたこと」佐藤文隆著、岩波ジュニア新書、1985.06.20
「量子力学入門-現代科学のミステリー-」並木美喜雄著、岩波新書、1992.01.21
「エレガントな宇宙」ブライアン・グリーン著・林一訳、草思社、2001.12.25
「入門 超ひも理論」広瀬立成著、PHP研究所、2002.02.06
「宇宙は何でできているのか」村山斉著、幻冬舎新書、2010.09.30
(2011年11月6日・記)
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超ひも理論について書いてある。なんとなくわかった気がするが、もともと難しいのだろう、読んでいてもあまり理解ができなかった。
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最近「量子革命」読後をきっかけに量子論、素粒子論関係本を読み漁り。これは数年ぶりに読み返し。以前はあまりよくわからなかったが、2度目でちょっとは理解できた。かも。竹内さんの名調子がすごく良い。
超ひも、超面白くて興味あるんだけど、中身も超難しく、故にまだこれからも、わからんなあと思いつつもあれこれ本読んだり、これからもまだ楽しめるでしょう。
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物理は赤点を取らなければいい、と早々に諦めてしまった私には、最後まで読んでも何も分からなかった(笑)。
けれど、10次元などというSF的概念を持ち出して、この宇宙を解明しようとしてるなんて、人間って凄いなと感心した。
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強い力、電磁力、弱い力、重力。素粒子に働く四つの力を統一できる唯一の理論と考えられている「超ひも理論」を、わかりやすく解説。
物理学の究極理論 超ひも理論がわかる!
相対性理論と量子力学を結びつけ、4つの力を統合する究極の理論と期待される「超ひも理論」。さらに「多次元宇宙」「ブレーン世界」など超ひも理論によって導き出される驚異の宇宙像を、数式を使わずにわかりやすく解説する。
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素粒子物理や宇宙論のブルーバックス、たまに読みたくなり
新しめのを手に取るのだが、いつも7割くらいしか理解
できていない気がする。今回もそうだったな(苦笑)。今回
この本を読んで面白いと思ったのは「平行ブレーン宇宙が
存在し、重力で引き合い周期的に激突する。それこそが
ビックバンである」という点。いや面白いと思っただけで
それ以上でもそれ以下でもないのだが(笑)。
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