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「摂食行動の制御システム」は飢えによく対応できるよう必然的に進化したものだったが、それが飢えを克服した飽食の時代には別の問題になっていることがていねいに解説されていて、大変興味深かった。
食欲は究極的には脳がつくっているもの、性格や人格までをも包括したものという話はとても面白い。
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ブルーバックスだけあって、少し前に読んだ同じような本よりも、より科学的な内容で読むのに時間もかかったし、専門用語が難しくて手強かった。
ちゃんと理解したとは言い難いけれど、第7章に食欲に関する日常の疑問がQ&A形式でまとめられていて、ありがたかった。
エネルギーの充足と報酬としての満足、ふたつの要素を十分に満たしながら、食欲をうまくコントロールしたい。
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おそらく自分の勉強不足も大きく関連していると思うが、かなりの科学に関する専門用語が多く一筋縄では読めなかった。時間をかけて読んでいけば、所々図解などもあるので脳の働きと人間の食欲について体系的な理解を得ることが可能だと思う。
現在の食欲に関する通説に対し、それを根本から覆すような論はこの本の中では多くは見られなかったので食欲と脳に関して大枠で学びたいと言うよりは、専門的なところまで深く知りたいと言う知的好奇心のある方にオススメ。
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仕事がら、生活習慣病の治療に関するあれこれが多いため、その原因の1つである肥満をもたらす”食欲”に関する科学的な研究をクイックに把握したいと思いセレクトした講談社ブルーバックスシリーズの1冊。
様々な欲望の中でも”食欲”に関して、ここまで膨大な研究労力が費やされていた(もちろん、まだそのすべてが解明できているわけではないにせよ)という点に率直に驚いたのが率直な感想。
食欲に関連するホルモンであるレプチンを発見するまでの40年にも渡る先行研究の軌跡や、脳の働きを分析することで食欲発生のメカニズムに働きかける研究など、長年の科学研究の成果をコンパクトに知ることができた。
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ファスティングを始めて1年。きっかけは、昨年9月に盲腸の切除手術でちょっとした縫合ミスがあり、炎症したのがきっかけで3週間入院し、体重が10kg減少したことから。それを健康に維持して、入院前についていた贅肉を付けないように軽い筋トレと食事制限から始めた。
16時間ダイエットは慣れても常に空腹を感じる。
この空腹がサーチュインという酵素の活性化を促しているサインだということ。
こういう経験が、この本にあるような生体学の理論と組み合わさると理解が定着し、自分の体と会話するのによく役立つ。流行や一部の人の話しに飲み込まれることなく納得して試みていることを継続できる。