投稿元:
レビューを見る
【読み取りたいこと】サードプレイスの効用
【感想】スタバCEOハワード・シュルツ氏が如何にスタバとともに成長してきたかという内容(ざっくり)。あまりサードプレイス云々の話は盛り込まれておらず、どちらかというとブランディングやコモディティ化の促進寄り。
【読み取れたこと】第三の場所(サードプレイス)というのはそもそも社交的な場の提供であったようだ。アメリカではショッピング・モールやバーくらいしかたむろする場所がなく、雰囲気の良い場所の提供というのはあまりなかったよう。1990年代のアメリカの様子がわからないから今いちピンとこないけれども。
投稿元:
レビューを見る
普段何気なく利用しているスターバックスについて、
誕生から成長の歴史を知ることができた。
美味しいコーヒーを広めたいという思いを原点に、
資金を調達し、人を集め、組織を作り、実行していく姿が
単純に凄いという感想を持った。
若干冗長だが、
1杯のコーヒーへこれだけのストーリーが詰まっていると感慨深い。
次回利用する際は、スタッフの対応や店のレイアウト、ディスプレイを観察し、コーヒーだけでなくスターバックスそのものを味わってみようと思った。
投稿元:
レビューを見る
スターバックス成功物語 ハワード・シュルツ ドリー・ジョーンズ・ヤング 著
・一言でまとめると?
街角を歩くと必ず目にするスターバックス。本書は、CEOであるハワード自身がその成功までのプロセスを記した本です。自叙伝と経済小説が融合したような内容で、「経営書」というよりは「読み物」に近く気軽に読めると思います。
・印象に残ったフレーズ(3つ程度)
⇒ 事業計画書などは単なる紙切れに過ぎない。いかに見事な事業計画でも、社員が受け入れてくれなければ何の価値もないのだ。社員が経営者と同じ気持ちになり、心底やり遂げようと決意しなければ、事業を継続することはおろか、軌道に乗せることすらおぼつかない。そして社員は、経営者の判断が信頼でき、なおかつ自分たちの努力が認められ、正当に評価されるのだと実感したとき、初めて計画を受け入れるのだ。[p133]
⇒ 物事がうまくいかないときは、だれしも素直に自己改革の必要性を認める。徹底的な改革以外に現状を打開する道はないからだ。だが、成功の途上にあって、なお自己改革を目指す人間はめったにいない。[p292]
⇒ 航空力学の法則に基づいて蝶を調べると、こんなもの飛べるはずがないという結論になる。だが当の蝶はそんなことは知らない。だから飛べるのだ。[p372]」
・自分語り(本の内容に通じる経験・反省などの共有)
⇒このような成功本にありがちな自分主体のストーリーではなく、従業員をパートナーと称し、その貢献を克明に書いているところに深く感銘しました。彼は自分のできないところを素直に認め(こんなに大企業のCEOなのに!)、それぞれの役割・貢献に賛辞を述べています。この姿勢は、彼の幼い貧しかったころの経験にも起因しているのかなと感じました。女性目線ではシェリーのようなしっかりした女性が妻でなかったら、スターバックを築きあげることはできなかっただろう(p266)は、ポイント高いです。
・つっこみどころ(あれば)
⇒本書は1998年発売ともう古いがです、スタバの第二創業期ともいえる頃の 貴重な話が詰まっていてビジネス本としての完成度は高いので、2011年の現在読んでも読みごたえがありました。ただ、世界進出を遂げた今のハワード・シュルツが本を書いたらどんな感じになるのか、個人的に気になりました。
・本から学んだことをどう活かすか?
⇒短期間で強固なブランドを築き上げたスターバックスの秘密が凝縮されていて、読了後、さらにファンになりました。ブランドに対するこだわりと、創業はじめに立てたミッションステートメントを、パートナーと一緒に実現するために、ひたすら取り組んできたこと、それが成功への道なんだなぁと感じました。価値観は語るのは容易いけど、それを実践し続けるのは難しい。。。私は起業家ではないので、自分の人生と重ね合わせると、「最高の時間の使い方は、人のために時間を割くこと(p213)。」この考え方は、私にとって魅力的で、周囲を喜ばせるような生き方をしていきたいです。
・類似書
⇒スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則 ハワード・ビーハー
⇒スターバックス再生物語��つながりを育む経営 ハワード・シュルツ
投稿元:
レビューを見る
スターバックスの前身であるイル・ジョルナーレを起業し、資金調達の際の苦労話や事業拡大の際のいきさつが面白く書かれており、ベンチャーをやってみたいという気にさせられる。
事業計画よりも誠意が物を言うこともある(p.91)
p.131
たとえコーヒーのような先端技術を必要としない商品を扱う商売であっても、「次の大ヒット作」をもつ企業なら明日にでも第一人者を首位の座から引きずり下ろすことができるのだ。だれよりも先駆けて常に「次の大ヒット作」のことを考え続けなければならない。私は スターバックスがこの姿勢を忘れることのないようたえず気を配っている(p.312)
弱者が勝者となるとき、喝采はやむ
1992年に株式が公開するまでのスターバックスは、何とか大きくなろうと悪戦苦闘するシアトルの一地方企業にすぎなかった。だが、ひとたび成功を収めると、世間の態度に変化が見られるようになったのだ。かつて声援を送ってくれた人が、われわれを攻撃する側に回った。スターバックスはもはや弱者でないとわかると、今度は何としても叩きつぶそうとするのだ。高い理念を掲げ、真摯な態度で事業に取り組んでいるにもかかわらず、こちらの意図を誤解され、時には真実をねじ曲げられたりすると、やる気がそがれてしまうものだ(p.404)
投稿元:
レビューを見る
僕が大学時代に読んで多大な影響を受けた本のひとつです。これを読んでいるとスターバックスに行きたくなるのですが、今住んでいるところには店舗がないというこの現実…。
これを最初に読んだのは確か大学時代のことで、初めてスターバックスに入ったのは札幌駅の中にあるスターバックスの店で、この本を読んだからというのがまずひとつと、見たかった映画が始まるまで少し時間があったのでその時間つぶしだったんですが、店の雰囲気や供される珈琲のおいしさに感動してそれ以来暇を見つけてはここのコーヒーを飲み続けていました。多大な出費ではございましたが、この記事を書けるということで元はしっかり取れたかな、と思います。
今回ここに上げたこの本はスターバックスの最高経営責任者であるCEOのハワード・シュルツ氏の創業の軌跡と自叙伝とも言うべき本です。シアトルの一店舗に過ぎなかったスターバックスを世界的な大企業に成長するまでには幾多の経営危機にぶち当たっています。
そのハイライトはシュルツが一回スターバックスをやめて、さらに自分で別会社を立ち上げて軌道に乗せた上で本家スターバックスを買い取ったりもしているんですね。最初にこの話を聞いたときには衝撃でした。しかし、こういう世の中の『半歩』先を見る彼の先見性はぜひとも見習っておきたいです。
投稿元:
レビューを見る
自分、スターバックス好きです。
1998年に出版された本。
著者は、ハワード・シュルツ。
先月、マックとの競争激化によって、再びCEOに復帰したとの記事を見かけました。
スターバックスをここまで大きくした経営者。
本を読んで感じたこと。
それは、従業員を大切にする姿勢。
思いのこもった本です。
それとともに、経営者目線を強く感じました。
働いていた人はどう感じていたのだろう。
すべての人にとって、いい場所ではなかったのかもね。
でも、きっと、そうなっちゃうのはしょうがないことで。
方向性って言う意味では、その時、その時、舵を切ってるんだけど、変わらない軸がそこにある。
そこにある強い思い。そして仲間。
偶然は、きっと、必然で。
成功したヒントが垣間見れます。
投稿元:
レビューを見る
冒頭は面白かったが、中盤以降はほぼ御業績。共感したり、自分と重ね合わせられる部分が少なく、コーヒーマニアでもないため、後半はほとんど読み飛ばしてしまった。他にも、成功した方々の体験記は読ませていただいているが、似た感想が多い。後半部分にのめりこめないのは、自分がまだ青いから、ということにしておこうと思う。
投稿元:
レビューを見る
人生はニアミスの連続といってもいい。われわれが幸運と見なしていることは実は単なる幸運ではにのだ。幸運とはチャンスを逃さず、自分の将来に責任を持つことにほかならない。ほかの人たちには見えないことに目をこらし、だれが何と言おうと自分の夢を追いつづけることなのある。
日常生活で、友人や家族、同僚から受ける圧力は極めて大きい。われわれは困難はできるだけ避け、従来のしきたりを守ることを要求されているのだ。だから、ちょっと現状を変えようとしたり、周りの人たちの期待を裏切ろうものなら、たちまち大きな抵抗を受ける。しかし本当に自身がわいたときには、あらゆる可能性に調整んして自分の夢を実現しなければならないのだ。
どんなことも、幸運だけで成就したためしはない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
成功の要素にはタイミングとチャンスがある。しかし、本当は自分自身でチャンスをつくり出し、ほかの人たちに見えない大きなチャンスが見えたときには、いつでも飛びつけるように準備をしておくべきなのだ。
夢見ることは大切だが、絶好のチャンスと思ったときには、慣れ親しんだ場所を飛び出して自分自身の道を発見しなければならない。
投稿元:
レビューを見る
スタバはMacBookAir広げてドヤ顔するところだと思っていたが、コーヒーにこだわりのある店だと知った。
投稿元:
レビューを見る
スターバックス創業者(厳密にいうと創業者ではないが、99パーセント創業者といってもよい)である、ハワード・シュルツさんがスターバックスをどのようにしてここまで大きくしたかについて書かれた本。
1998年出版なので少し古いけども、生い立ちから1997年までのスターバックスについては詳しく書かれている。
スターバックスの歴史や哲学がわかる本。
一貫しているのはスターバックス初期の理念
「ヨーロッパのカフェ文化をアメリカにも」というもの。
ただ、変革を恐れず、変革する際には過去から数倍進化したものを見せてくれる企業である。
まっとうな企業という印象だ。450ページあり、長い!
学校の図書館で借りた。
投稿元:
レビューを見る
今や人々の日常生活の一部となった感があるスターバックス。
しかし、ある日いきなり我々の目の前に現れたわけではない。
シアトルの街角で生まれた小さなコーヒーショップは、どのようにして世界的な企業となったのか?
CEOシュルツ氏本人によるこの著書には、スタバがいかにして成長していったのかが赤裸々に綴られている。
本当のコーヒーを知らないアメリカの人々に、上質なコーヒーを洗練された空間で味わってもらいたい。
その幸福な一時を感じてもらいたい。彼のその熱い情熱だけでここまで来れたことに驚きを禁じ得ない。
そして貧しかった少年時代の経験が、スタバの経営理念を作る上で重要だったことが最大の秘密だと分かる。
それはどんな階級の労働者だったとしても尊敬と敬意をもって扱われる会社・・・・使い捨てでも消耗品でもない、家族のように従業員と接する企業・・・・
幼いころ、父や自分を蔑みの目で見られた記憶が、あたたかみのある会社を作るという決心をさせたという。
しかしスタバの成長は順風満帆とはいかないようだ。
続巻でもある、スターバックス再生物語、も合わせて読むと全容が見えて面白い。
成功の果実とは手に入れたと思った瞬間すり抜けてしまうようだ。
スタバの挑戦はまだ終わりそうにもない。
投稿元:
レビューを見る
スターバックスの企業から成功までを描いた本
ビジネス本としてのみならず、読み物としても面白かった。
「ブラジルがコーヒー豆の価格決定権を持っている」そうな。
投稿元:
レビューを見る
マーケティング、営業の能力はあったが、あとは熱い気持ちと理念しかなかったスターバックスの創始者のお話。理念の重要性と問題はちょうどその人、会社の規模等の状況に応じたものしか起こらないのだなと感じた。が、著者、創業者が身の丈にあった問題しか問題と捉えてこなかったのではと思い直した。成功のために何が本当の問題なのか理解しており、その他の余計なことには関わってこなかったのだろう。
投稿元:
レビューを見る
スターバックスがいかにして成功したか、を、経営者の観点から綴った一冊。数年前に観光されたものなので、現在のスタバの状況とは少し違うものの、シアトルの一号店にも行ったことがある自分としては、どうやってあの店から今の一台ネットワークにまで広げたのか、には非常に興味があったため、楽しく読み通せました。スタバって最初はコーヒー豆を売る店だったんですね。それがカフェ併設にして…いろいろな経緯で今に至っている、という。飲食ビジネスの難しさは勿論、プロダクトマーケティングの観点からもかなり興味深いエピソードがありました。モノが売れなくなってきている現在、スタバを見習ってBlue Ocean、つまり、新たな市場を切り拓かなければ企業は生き残れないといいますが、スタバがここまで来られたのにはやはり、米国独特のベンチャー育成の 風土や社内の活気があったのかな、と思うと、日本企業がこういった形でTransfomrmationしていくにはどうしたらいいか?今一度考えて見る必 要がありそうですね。
投稿元:
レビューを見る
著者のスターバックス及びコーヒーに対する情熱がビンビン伝わってくる。社員を財産と考える立派な社長である。将来的にはこういう会社で働いてみたい。