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ラジオを全く聞いたことないのであんまりよくわからなくて先に進まず、後半からスラスラ進んだ。ワクワクした。
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人とコミュニケーションを取ることが苦手で引きこもりかけた「俺」が、高校時代の友人や、コンビニの深夜アルバイトでの先輩アルバイト、深夜ラジオの同じ番組のリスナーとの関わりを通して一歩踏み出す物語。
「明るい夜」についての考察が興味深い。ラジオはあまり聞かないので面白さがいまひとつわからないけれど。
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これは…、名作だろう。
実在の、伝説の深夜ラジオ番組と虚構の人物を絡めながら、番組のすごさと人物たちの生きざまを圧倒的なスピード感と実在感をもって書ききるなど、誰にでもできる技ではない。
まさに職人だ。
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新聞の書評より。
佐藤さん…お若いのかと思ったら、やはり?そうでもなかった。
(以前にも作品を読んだけど、覚えてなかった)
主人公の若者が、心の中で思っている「言葉」で書かれているため、ちょっと読みにくい。
というか、そんな風に思うんだろうか?とも。
いくら若くても、普通に考えるのでは?とか。
人の心の中まで読めないから、わかりませんが。
全くタイプの違う4人が近づいていく様子は読んでいて楽しかった。
ただ、深夜ラジオ、今は聞く暇がないし、聴いた途端寝ちゃうと思うけど、今も昔ほど人気があるのかな?
ハガキの時代ほど?
一部には人気があるのかもしれないけど、そこまでの熱意がないと楽しさは伝わらないと思った。
関係ないけど、装丁というか、表紙が好きだなぁ。
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何がそうさせたのか分からないけど、胸がぐっと熱くなる小説だった。
虹色ギャランドゥが登場した辺りからワクワクしたな。
コミュ症だろうがネットの世界と実物が違かろうが、高校で浮いてようが、コンビニとラジオという場所で繋がって熱く語り人を動かし感動させる彼らが少し羨ましくもあり愛おしくもあった。
深夜ラジオ。深夜のコンビニ。ネット。下北。私にとってこの小説は新しい発見と何かを思い出させる物語だった。
ラジオの話についていけない自分が少し悔しくて星4つ。
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深夜ラジオが題材で、実際の番組や出演者が大きく物語に関わって来る。
でも、私はあえて言いたい「そんなことはどうでもいい」
そのくらい、ストーリー自体が魅力的だし主人公もいい味を出している。
私が初めて読んだ佐藤多佳子さんの作品『黄色い目の魚』を思い出した。
個性的でこだわりを持つ若者、限りあるモラトリアム、自分の人生と向き合うほどに感じる生きづらさ……。
誰かと出会うことで少しだけ光が見えたり、それに怯んだりする。
佐藤多佳子さんの描く若者はいつもみんな必死だ。
主人公の富山、天才肌の女子高生佐古田、飄々とした歌い手鹿沢、いたって平凡だけど心優しい永川、深夜のコンビニと深夜のラジオという不思議な縁で結ばれた4人は、これから先バラバラの人生を進むかもしれない。
けれど、明るい夜を見るたびに一緒に過ごしたことを思い出してほしいなと思う。
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まず初めに、私は今でも深夜ラジオを聞いています。ですから、物語には入っていきやすかった。そうでない人がどうかは分かりませんが、読む人は割りと選ぶのではないかなと思います。
芸人がやるラジオリスナーあるあるとして、「芸人をさんづけで呼ぶ」という話が出てきた時は、あ〜これ分かるって気にさせられた。
改編乗り切れんのか?っていうようなリスナーのもやもや感とかもすごくよく分かる。実在の番組・人物・地名なんかが数多く登場するので(主人公や彼が働く店にはモデルはないらしい)、フィクションではあるんだけど、現実と虚構が溶け合うような感覚は不思議な感じがした。
全体として、再生の話だと思うんだけど、ベテランの作家が、こういう舞台装置を使って、若者の文化とかをかなり取り込んで書いた作品というところそのものに、なんというか作者からの温かな目線みたいなものを非常に感じた。
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良かった!!とっても良かった!!!
言葉の節々に共感の嵐でした。
こういう事感じるんだけど、語彙力が無いので上手く自分の中でも表現できなくて、でもこのお話しはそれを表現してくれていて……
『小説』って、『物語』ってだから好き!!
近年のコミュニケーションツールと古き良き『ラジオ』が融合しているのも現代感そのまま!って感じでリアル感あります。
高校生〜大学生くらいの年齢の方達はさらにハマるのではないでしょうか。
とにかくオススメです!!
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コンビニバイトの冨山,コアなラジオのリスナーで,カンパーバッジを持っている虹色ギャランドゥと出会う.音楽やってるバイトの先輩鹿沢とか友達も増えて,少しずつ自分の居場所を取り戻していく.不安な夜を過ごす人々に,暖かい光を届けるようなラジオの世界を知りました.
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メディア予約
途中挫折
ラジオのヘビーリスナーだけど、入り込めず、途中までは読んだけど、面白さがわからず残念。
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アルコ&ピースもオールナイトニッポンもハガキ職人もニコ生も、なーんにも知らないので、最初はゲッと思ったけど、単純に、若者よ、たくさん悩んで彷徨いなさい視点で読んだら意外と面白かった。
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深夜ラジオのリスナーでありコンビニのアルバイターでもある主人公の富山(とみやま)。コンビニで深夜ラジオをきっかけに富山出会う女子高生の佐古田。簡単に言ってしまえば、この二人のボーイミーツガールの物語なのだろうけど、そんな単純なものではない。恋愛ではない仲間意識の熟成がメインだ。深夜ラジオは仲間意識の共有に大きな貢献をする。過去に深夜ラジオを聞いていた人なら、あの感覚を理解できるだろう。
深夜ラジオは強烈に自分に語りかけてくる、あの時間の共有が気持ちいい。自分は一人で聞いて一人で楽しんでいた。パーソナリティーのお姉さん(聞いていた当時は、自分にとって女子大生は年上のお姉さんという感覚だった)が、自分だけに語りかけ、自分だけに音楽を流しているような聞き方だった。本書を読んで、仲間と聞くラジオをやってなかったことに後悔する。
それに、深夜ラジオのリスナーであれば、生活の中心が夜になることは仕方がない。夜に友達と何でもないことを話して笑い合う楽しさは、この時期の人の特権だと思う。遠い過去となった当時の自分を思い出しても、あの時期は楽しかったねと言える。今は、夜も明るい。深夜ラジオと同様に根暗な明るさが楽しかった。なんと爽やかなことだ。
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アルコ&ピースのオールナイトニッポンを聴くことだけが生きがいな元ハガキ職人の出会いと成長の物語。アルコ&ピースにもオールナイトニッポンにも全く思い入れのない俺でもたっぷり感情移入できました。主人公を取り巻く3人のキャラ立ちも秀逸です。
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深夜ラジオとリスナー、そしてコンビニの話。
深夜ラジオは聴いてない、ということはリスナーの気持ちがわからない。コンビニ、たまには行くけどほとんど近寄らない。支払いに行くくらいか? 田舎暮らしになってから夜に出歩くということがなくなった。近くにお店があるわけでもなく、出かけるとなると車を出すという面倒なことになるから……。
なので、都会的な話だな。
アルコ&ピースがわからなかったことも軽くショック。ま、テレビがないからそんなこともあるかもしれないが……。
何にせよ、自分の好きなことで盛り上がれるのはいいことだ。
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『一瞬の風になれ』『しゃべれども しゃべれども』
などの作品の著者、佐藤多佳子さん、
2016年夏に出版されたのが
『明るい夜に出かけて』は、デビュー前に、作った習作に
つけた名前、夜の中でフラフラする若者を題材にして
作ろうと人物設定などした作品、難しすぎて、一度寝かせて
未完成の構想を長年抱え完成したのがこれ。
『明るい夜に出かけて』は
深夜勤務のコンビニに働く若者を中心に、
若者が抱えてる問題、悩む問題、を絡め物語は語られる。
深夜放送の魅力にはまった主人公の手放せないただ一つの
大事なもの、大事な時間、、、。それは深夜放送。
小学生時、兄の受験時代に同じ部屋で聴いた
オールナイトニッポンの放送に、投稿するようになる主人公。
テンポよく、番組に絡む投稿職人になる。
異性に触れられる、触れることができない精神的傷を
抱える主人公だが、中学生にも見えるような
超個性的な投稿職人がコンビニに来始めてから、
休止していた歯車が動き始める。。。
深夜放送、私も聴いていたが、
ただのリスナーとしてだけ。
彼らの世界観が、可視できるような展開で
語られ、いつの間にかページをめくる手も早まる。
深夜放送を聞いてた方なら、より一層楽しめる一冊。