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予想通りの内容。
目新しい内容といえば、貴賤結婚のくだりかしら。
肖像画とかがついているとなおよし。
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読みやすい。
取り上げられた人数とそれぞれの記述量が程よい感じ。
地図と系図がもっとあればよかった。
取り上げるに値する、歴史的に重要な役割を担った女性の伝記的事実が中心なんだけど、女性をその当時のヨーロッパの中心舞台に立たせた状況について、もう少し説明がほしいところ。ハプスブルク家だからってだけじゃないでしょう。
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六百数十年続いたハプスブルグ家をこの一冊にしてしまうことが無理があるが、最初に手に取って読むには最適。
言語能力に長け、そしてマリア・テレジアに代表されるような多産で、しかも長寿。これによって血縁関係を広げきたことが、王朝安泰と、政権維持につながってきたことが良くわかった。
愛とは関係なく血縁だけが大切にされ嫁いでいった王女たち、マリー・アントワネット、ナポレオンの妃となったマリー・ルイーズ。庶民との心の乖離が生まれるのは自然のことのようにも思う。
時代錯誤ではないが、最期まで王朝復興を夢みた未亡人が1989年まで存命だったとは、驚きだった。
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いくら世界史音痴でも、ハプスブルク家といえばマリア・テレジアということぐらい知っています。でもそれだけ。ミュージカルになっているエリーザベトでさえ、ハプスブルク家の皇后だとは知りませんでした。それが功を奏して、知らないことばかりで楽しめました。それに江村洋氏の文章はとても読みやすい。決して簡単な文章ではなくて、難しい言い回しもでてくるのですが、どんどん引き込まれて、頭が良くなったような錯覚まで起こしてくれます。名著ってこういう本なんだろうな、と思いました。
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面白かった。常に興味を満たせてくれる歴史の本や解説書はなかなか無いと思うが、この本は地理や政治や時代よりも、人物に焦点を当てておりとっても読みやすかった。
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幸福適正問題がとても興味深かった。
女神パナティーアが与えられた材料以上の広い世界を作ったから、容量不足が起こり、慈悲の届かない人々が出てくる、とか結構面白い考え方だと思う。
響子がヤンデレというか、ラスボスっぽくなってきている気がする。
最終巻を前に理人がまさかの地球に戻された!?
最終巻が楽しみ。
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マリア・テレジアやマリー・アントワネットなど一冊書けそうな有名所にはそれほど焦点を当てず、フアナとマルガレーテからゾフィーとツィタまで、15世紀から20世紀の中でのハプスブルク家の妻達の話。小説的な醜聞や逸話にフォーカスすることなく、教科書的に事実をつらつらと書き並べるわけでもなく、2つのバランスを上手く組み合わせており、悪く言えば中途半端ではあるのだが、個人的にはこういった楽しく印象づけて歴史を学べる本が好きなので、好感が持てる。まぁでも中途半端は中途半端なので、読んでる間は楽しいが、作品としては印象に残りにくい一冊。
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ハプスブルク家の女性たちに焦点を当てた本。
同著者の『ハプスブルク家』を読んで、女性versionもあるんだ〜と思い読んでみました。内容被る部分もあるものの、新しく得られることもありって感じです。
小説的な面白さというより淡々と史実を知る、という感じですが読みやすいし分かりやすい。
王朝最後の皇后が最近までご存命だったのにびっくりしたと同時に、それほどハプスブルク家の歴史とは長いものなんだなあと思った。
現代でも言えることだけど、前時代的なものにずっと縋りアップデートができてないとやはり国家は滅びる。
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20年ぶりくらいに再読。
ヨーロッパの名門中の名門、ハプスブルク家について女性たちを主役に見た本。大変興味深く面白かった。
1993年発行の本なので、歴史観というか、人物像に少し古さを感じるけれど、それも歴史学の進歩のあかしと思えば興味深い。
たとえば、ナポレオンの皇妃マリア・ルイーゼについてとか。ナポレオンの事を早々に見限ったように描かれているけど、そうでもなかったような。フランツ2世に手紙を出したりして、守ってもらおうとしてたと思うんだけど。違ったかな?
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ヨーロッパ好きなくせに、ハプスブルク家のことはいまいちよくわかっていないので、とっかかりとして読んでみた。
この本が最初に出版されたのは1993年なので、多少女性観が古いところはなきにしもあらずだけど、とても面白かった。次はこの著者の「ハプスブルク家」を読んで、もっと理解を深めていきたい。