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ここに書いてあることをいつも全部できるとは思わないけれど、心構え的な意味ではとても役に立つと思う。
理由を説明してもわかってもらえないこともあるだろうし、子どもが大きくなれば意見の対立もあると思うけれど、とにかく「ママはあなたが大好きよ」を伝えることを怠ってはいけないと改めて思った。
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雨の週末。
子どもに怒っては落ち込む平日を過ごしている日々を変えたい!と思い、子育てひろばで手にしたこの本。
『親の役割は”自己肯定感を育てる(器を大きくする)こと”。
社会のルールを教える(水を注ぐこと)に一生懸命になっても、自己肯定感(器)が育たないと、子どもの心や知識からこぼれてしまう・・・』
ぐぐーっと響きました。
特に
〜レストランで走り回る子どもへの一言〜
一度、周囲に謝り、元気の良さを認めてから社会のルールを教える
(P114より)
親の立ち位置、子どもに対する気持ちの持ちよう、全てが凝縮されているような声がけです。
この他にも具体的な例もたくさん書いてあって、とても参考になりました。
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子どもがもっと小さいうちに読んだら結構役に立ったろうなあ。今はもうこういう聞き方そのものが成立しない。どっちかというと適応可能なのは親のほうか。うーん。
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読了:2018/2/18
根拠もふわーっとしてて、あくまでも経験則って感じだけど、共感できるところが多かった。
「寝なさい」「片付けなさい」「ご飯食べなさい」ではなく、「レッツ」(一緒に寝よう、一緒に片付けよう、一緒に食べよう)
「良くない例」が自分の親そのものでわろてしまった…。
・いかにあなたがダメかと、わざわざ伝える
・指示、禁止のみ(それは会話ではない)
・「あんたはホントにとろいな」「泣いてばっかり」「全然言うことを聞かへん」など、子どもの性格や能力を決めつける言い方
いや、笑い事ではない。自分も同じことしてしまう可能性が高いんだから気をつけないと。
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具体的にどう指示すればよいかが示してあり、自分の今うまくいってない事案に対して試してみたところ、そこそこ有効なことが多く、私個人には役に立つことが多かった。
例えば普段から褒めるようにはしているけども、同じことを第三者から伝えてもらうことで、より子どもの自身に繋がったり、難しいと感じていることにも、あきらめず頑張ってみようと思ってくれるようになったり。また、叱る際は子ども自身ではなく、子どものやったことそのものだけ叱る、それに対して駄目!と言うのではなく、そのことで私が悲しい、と伝えるなど。
すべてのお子さんに有効ではないかもしれないが、試してみてもよさそうなエッセンスがたくさんあると思った。
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・教育のゴールは自立
・自立のために必要な能力はどんな状況でも楽しめる力
・どんな状況でも楽しめる力をつけるために必要なのは
-自分で考える力
-行動を起こす力
・これらの力を身につけるのに必要なのは10歳くらいまでに自己肯定感を育むこと
・自己肯定感を育むためには:
-生活リズムを整えて、体を育てること
-人よりも得意なものを見つけるために熱中できるものに出会わせるチャンスを作ること
-親に愛されている実感を持たせて、心を育てること
- なんでも親に相談できるという安心感を持たせること
→「今日こんなことがあったんだよ」「パパが小さい時にね」など自分のことについて話してあげる。
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子供いえど家族。家族と話す時でも「コツ」を意識して話さないといけないのか。私はいつ自然体でいれれるんだろう。母親は楽をしていけないのか。肯定感とやらを育てるために、四六時中、子の機嫌をとらないといけないのか。怒っていけないという本が多すぎて、気が狂いそうになる。
怒らなくても、子供に無関心ならOKなのか。
自己肯定感より、子供に対して「無関心」であることのほうが、よっぽど悪な気がする。
私の両親は子は無関心だがメンツ命。悪いことだけ、怒鳴りちらしていた。そんなふうに、ならないようになろうといろんな本を読む。
でもマネごとしかできない。全て表面だけ。私は本当に子供の話を聞きたいのか。よく、わからなくなってきた。
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子育て本によく書いてある内容ではあったが、例が沢山あって読みやすかった。
こんなにうまくいくのかなぁと思う例文もあったが…
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子どもとの会話って難しいですね。気づくと、自分が一方的に話しているだけ、って思いかえすことがあります。子供が話してくれて、聴いてくれるコツを知ることができる大事な本です。
P105 男の子と女の子の違い
・女の子
-情緒的に話すと伝わる。
擬態語や擬音語、形容詞を使う。
-映像的、感覚的に話す。
・男の子
-合理的・科学的に話すと理解しやすい。
根拠を軸にして話す。
-事実関係や方角、数字を使う。
P110 今日の出来事を聞きたいとき
・抽象的な質問は避けて、具体的に尋ねる。
・知りたいことをハッキリさせる。
・4W1H(何・どこ、だれ、いつ、どのように)
で、具体的に聞く。
P159 ホルモン分泌
20時、遅くとも21時には寝かせる。
P170 兄と弟の会話
言葉をうまく話せる兄と、話せない弟。
体力のある兄と体力のない弟。
その不公平感を、親が無くして
親は通訳を繰り返す。
親が、うまく言えない気持ちを言葉に置き換える。
最終目標は、喧嘩は子供同士で解決できるようにする。
P195 子供に伝える時
・最初から否定せずに、子供の話を全部聞いてから
【親】なら、〇〇はしないかな?
と、感情抜きで伝える。
P198 最も大切なのは、
「親はいつだってあなたの味方」と、感じさせること。
P210 いじめられる子供に伝えるべき言葉
・親はあなたを愛していること
・この状況は、ずっと続くわけではないこと
・逃げることは卑怯ではないこと
P219 傍観するのもいじめ
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子どもができたらまた読みたい
親のいちばん大切な役割は子どもの自己肯定感を育てること
10歳までの親子の会話が人生を決める
子どもの言葉は、親の鏡。
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軽い感じで気軽に読める。実例多し。
既知の内容が多かったが、いじめや性教育にも触れていたのはよかった。
親は通訳に徹する、裁判官にはならないというのは勉強になった。
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全ての大人が我が子含めて子ども達に関わる時に大切にしたい気持ちが詰まってる。親と子だけじゃなく、沢山の大人が様々な子どもの姿を認めてあげてほしい。大人同士もね。
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「10歳までの親子の会話が人生を決める」とか一部決めつけだな〜と思うところはあったけど、総じて良い本だったと思う。タイトルの通り、子どもが言うことを聴いてくれない、子どもが話してくれないと感じている人にはだいぶ救済になる気がしました。
タイトルには「会話のコツ」とあるけど、厳密には会話する上での「心構え」が重要なんだなと。親が大事にすべきは子どもの自己肯定感を育てること、つまり「器を大きくすること」であって「水を注ぐこと」ではない、というのは良い比喩表現だと思う。いま自分がしている行為は果たして器を大きくしているのか?水を注いでいるのか?という判断基準があると日々の行動を見直しやすいかもしれない。
結論、子どもとはいえ他人ということなのだ。コントロールしようと思うから全てがズレていく。20や30も年の離れた相手と、どうやって気持ちよく共同生活をしていくか。それぐらいのスタンスがいいんじゃないかなあ。
叱り方もそうだけど、褒め方も結構難しい。うっかりすると「○○くんより上手にできて偉いね」なんて言ってしまいそうだ。でも他人との比較で褒めるのは絶対にやらないようにしたい。「この前よりも上手にできたね!」と子ども自身の過去と現在の比較で褒めてあげられる親でいたいな。
子どもが「ワンワン!」と言ったのを「犬ね」と返すのは、たしかに大人でも「あれ、オレ間違ってる?」って不安になるかもなあ。言い方にもよるかもしれないけど。「ワンワンだね〜、犬だね〜」みたいなさりげない感じならいいかなあ?いろんな言葉には触れさせてあげたいなと思う。
一緒にたくさんのことを実験して、たくさん失敗したいなと思う。「子どもが体験するべき50の危険なこと」のように、やっぱり世界は身を持って体験しないとわからないことばかりだし、そういう経験があるからこそ「○○すると××になるかも」という想像力・予測力を豊かにすると思う。
子どもがゲームばかりするようになった時、子どもが買い物でダダをこねるようになった時、子どもがいじめにあった時、子どもがいじめてた時…そんな時に自分ならなんて言うだろう?それをひとつひとつイメージして言葉を準備しておくことはすごく大事だと思う。「親だって人間だし感情的になったり間違うこともある」なんて言葉でごまかすのは簡単だ。なんて言えば伝わるだろう?なんて言ったら傷つけるだろう?そうやって考えて考えて考えて、自分の中で腹落ちできた言葉は、きっと子どもの中でも残り続けて、生涯子どもを守る言葉になると思う。
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後半が具体的なシーンに対する参考例を列挙してくれていて、ぴったりのシチュレーションがあってその対処が悪い例だったりして。今この瞬間から実践できるものが目白押しで、ハウツー本として非常に有効な内容でした。
以下、備忘録。
『〜しなさい』(指示)ではなくレッツ。『〜しないで』(禁止)ではなくて『いいよ!』(容認)に言い換える。
叱り方。子どもの能力や性格を決めつける言い方はNG。守護をIにする。
子どもの気持ちを受け止めてから、4W1H(Whyは除く)で『事実』を聴く。複雑な気持ちや込み入った事実を説明できる言葉をまだ子どもは持っていない。
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自己肯定感という言葉を、あたかもそれが全ての解決だと信じるような世間の風評を感じる。それを象徴した一冊。親の役割を「子どもの自己肯定感を育てること」と断定し、そこから外れた声掛けを「間違い」とし、自己肯定感こそが唯一無二の幸せのための核かのように話が展開する。
一方で社会には多様性とかダイバーシティとかいう言葉も一世を風靡するしていて、「自己肯定感が低い私」や「自己肯定感を育まない子育て」というものはまるで不幸の象徴のよう。
実際に出会う「幼少期に煽てられ、自己肯定感は高いけど自己効力感は低くて他責マインドで文句を言う人」や「幼少期に自我を否定され、自己肯定感が低いからこそ、手に入れたものの価値が相対的に高く感じられ、今を大切にできる人」など自己肯定感たったひとつを幸福の尺度にするには乱暴が過ぎると思う。
なるようにしかならないけど、どんな子であれ(自己肯定感の塊だろうと自己嫌悪の塊だろうと)面白がって関心を持ち、一他人として丁寧に接していこう。という気持ちに変わりはなかった。