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紙の本
退屈な活劇
2001/11/27 00:21
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投稿者:mikako - この投稿者のレビュー一覧を見る
1冊をあっという間に読み終えてしまって読了の感慨も残らない「読み捨てられる漫画」に見えてしまう。
同じ作者の作品でも「うる星やつら」は非常に面白かった。キャラクターの活動ぶりといい各回のバラエティの豊富さといい、毎度おなじみのパターンでありながら退屈させない面白さで、その各話には何より密度があった。「うる星やつら」の妖怪を始めとする和風の化け物、魅力的な女の子、学校と別次元の世界という要素をそのままストーリー漫画に持ち込んだような「犬夜叉」であるが、こちらはなぜか退屈で読み返す気が起こらない。
主人公のかごめは何一つ行動せず、単なるセーラー服でミニスカートのかわいい女の子という添え物程度の存在でしかない。そのかごめが簡単に安全な自分の世界へ戻ることができて普通の生活をしてしまう所なんか見せられてしまうと、それまでの戦いの場面は何だったのかとひどく興ざめしてしまう。命のやりとりを伴うような戦いの緊迫感を欠いてしまい、かごめが気まぐれにちょっとお出かけして映画を見る、そんな程度の冒険でしかない。物語の中に入っていけるような、登場人物の気持ちを感じさせてくれるような作者なりの工夫はないだろうか。
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