投稿元:
レビューを見る
安心して今回も読めた。
慧の出番が少なかったけど、良かった。
このシリーズはほっこりするし、京都に行きたくなるし良い本。
投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
蔵にある“いわくつき”の着物の管理を、亡き祖母から引き継いだ高校生の鹿乃。ある日、祖母が懇意にしていた骨董店の店主から、祖母が、祖父に宛てて書いたという恋文を渡されて…?一方、鹿乃の兄・良鷹は、野々宮家の別邸にこの時期だけ現れる、風鈴草の着物を着た女性について調べていたが…。京都、下鴨が舞台。古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。
投稿元:
レビューを見る
積ん読からようやく。
読み始めるとサクサク読めるんだけどな。好きな本は積ん読にしておくのも好きなんだよな(笑)
憧れの京都、アンティークな着物、ミステリーはやっぱり好き。
この人間模様も好き。どうなるんだろ。
続きも出たら買うぞ。
投稿元:
レビューを見る
物語は真っ直ぐには展開してはくれない。
蔵の着物の謎解きを軸にして
物語は末広がりに紡がれ始め
野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが
紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。
作者はどこまでの広がりを
この物語に用意しているのだろうか。
心地よさに読み続けてきた物語の色合いが
玉虫の羽のように 光と影の中で変化してゆく。
深い。底知れぬ深さに
今さらながらに身震いがとまらない。
話は変わるが。
野々宮家で3人が交代で作る夕食が興味深い。
季節の野菜の彩りだけでなく その下処理や
調理法まで 食べることへの敬意と造詣を
感じさせる。間違いなく美味しいだろう。
下鴨アンティークを読み続ける 私の
もう一つの楽しみである。
投稿元:
レビューを見る
3話目の『山滴る』では、何やら慧の生い立ちに曰くがありそうなので今後の展開が気になるところです。それに一見優しげな春野のどこに鹿乃が怖いと感じるのか、それも気になります。4話目の『真夜中のカンパニュラ』は今までの鹿乃の着物関係の謎解きとはテイストが違って新鮮でした。後味の悪いものではありましたが。また、最後の方に付いている人物イラストが、私にはイメージが程遠く違っていて残念。表紙や扉絵のようなイラストだけで充分。
投稿元:
レビューを見る
恋文?と思ったら安定のツンデレおふじさんで安心(笑)
美人で有名だったとかの彼女に似ているんだから、かなりの美少女のはずの鹿乃ちゃんに自覚がないのは、祖母とこの兄とこの慧ちゃんに育てられたからだと思われます。浮世離れし過ぎているのが巻を追うごとにはっきりしてくるという。
今回は、初めて自分だけで(友達は巻き込んだけど)蔵の着物を解決した鹿乃ちゃんと、自分の過去と向き合ってきた慧ちゃんと、実はセンチメンタリストだった良隆それぞれのお話ですね。それも、どれも、今までの平穏から壊れつつある。
今のままではいられない、という緊張感を感じます。
真帆ちゃん、ごめんだけど、良隆お兄ちゃん頼むよ。(笑)
投稿元:
レビューを見る
いわくつき着物のミステリー第3弾。
今回も面白かった。
今回は、鹿乃がちょっとただけお兄ちゃん達離れをしたかな。まぁ、すんなりとは離れて行かないお兄ちゃん達だけど。
おふじさんのツンデレも相変わらずの愛おしさ。
慧ちゃんの出番が少なかったけど、お菓子の家とか作っちゃうあたりかなりの甘々っぷりで本領発揮。
良鷹が主役のお話は今までにない哀しさ。いわく付きの着物だけあって毎回哀しみは付いてくるのだけど、今回のは計り知れない。最後には良鷹の手によってちょっぴり救われたけど、読後にダメージが残る。
最後のイラストはなんで載せたんだろう。表紙と扉絵が凄くいい分やめてほしかったなぁ。肝心の着物の柄がちゃんと描かれていないのが残念。
それにしても1年に3冊。シリーズものでこのペースはありがたい。どんどん読みたい。
投稿元:
レビューを見る
京都を舞台とした、いわくつきの着物の管理をする高校生の鹿乃と、その兄・良鷹、大学教授の幼い頃からの同居人・慧、そしてその友人や、ヒロインの祖母などが絡む人情譚、3巻目。
残された着物に宿る、消えない思い。時を超えて明らかになるその思いはどこにあるのか…
ホンワカする物語だけではななく、ほろ苦かったり、やるせなかったり…人情譚という言葉がぴったりのお気にりのシリーズ。
ヒロインの成長とともに、戸惑う兄&慧の反応が良いです。
特に子供として見ることが難しくなってきた慧の混乱ぶりがクスっと笑えます。
とはいえ、物語は着物の問題を軸にした登場人物達の人間関係が織りなす情緒あふれる物語なので、恋愛の歩みの遅さはご容赦くださいませ。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4929.html
投稿元:
レビューを見る
安定の心地よさ。
慧ちゃん、自覚してきたな、いろいろと。
京ことばがほんとかわいい。
古典のエッセンスが入っているのが、楽しい。
投稿元:
レビューを見る
さらに面白かった。亡くなっているはずのおばあさまがエネルギッシュでパワフルで、最高に良い。怠け者のお兄ちゃんの冒険も切ない。
個人的には、最後のイラスト集は不要だった。自分のイメージを固定してしまいそうなので、見たくない。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目!
今作は、真夜中のカンパニュラが切なくて、でもそこには愛があって少し泣けました。
そして、祖母の恋文がパワフルでクスッときます。パワフルだけどヤキモチ妬きで可愛いおばあちゃんにほっこりしました。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目。安定の面白さ。
古い着物が巻き起こす奇怪な現象は完全にファンタジーなのに、その一つ一つの事件が抒情的で物悲しく美しい。
祖父母の若かりし頃の恋愛話は相変わらず素敵です。ツンデレ祖母が可愛い。
慧の心情に変化が出てきたり、良鷹の切ない初恋(?)や春野の不思議っぷり。今回は主要男性キャラたちに動きがあってとてもよかった。
鹿乃の恋愛観も謙虚で良いですね。
次巻も楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
魔法のような不思議なことが起こる着物がたくさんしまわれている蔵。
その管理を亡くなった祖母から任された高校生の鹿乃のシリーズ第三弾。
祖母が祖父に書いた恋文にからんだ着物の話や、兄の良鷹が毎年夏を別荘で過ごす理由、バラを育てている春野の本心など、伏線が明らかになる話が出てくる。
孫とおじいちゃんの話が最初なのだが、孫とおじいちゃんの組み合わせだけで泣ける。
そういうのが弱い人は電車や公共の場で読まない方がいいです。
私は号泣して大変でした。
投稿元:
レビューを見る
妹より譲受本。
シリーズ2、3作目をまとめてもらっていたけれど
間違えて2作目を飛ばして3作目を先に読んでしまった(^^;)
おばあさんの残した古い着物が巻き起こす、不思議な現象は
1作目読んだときはなかなかついていけなかったけれど
慣れてきて、楽しみになりました。
おばあさまのツンデレ感がすごい。
グータラなお兄さんが、いつもと違う一面が。
(京都に滞在中に読み、下鴨神社にも行ってきました!)
投稿元:
レビューを見る
ああ・・・。読み終わってしまった・・・。
前述の通り、図書館に購買のリクエストをして手元にやってきたサラッピンの文庫。
そらもう、手触りも匂いも相当のもんやけど、それ以上に内容が素敵やった・・・。
(いろいろツッこみどころがある)
すんごい面白かったー!
著者はやっぱりコバルトであれこれシリーズを出してはるみたいやねんけど、うちの市はライトノベルの蔵書が少ないねんなあ!!
20年ほど前の新座図書館はかなりの蔵書で、すごい助かったのに・・・。
まんが並みにさらさらっと読めてしまうライトノベルを買う気にはなかなかなれないのよぅ・・・。
読みたいなあ・・・・・・・。
今回の「真夜中のカンパニュラ」なんて、オカルトどころの話じゃなかったよ。
非道いっちゅうか、
「ああ・・・80年代・・・」
ちゅう具合のネタ。
そもそも、鹿乃(女子高生)のお祖母ちゃんが戦争体験者のようで、アンティーク着物にまつわる話なので余計、太平洋戦争が話に絡んでくるんやとも思うけど、
祖母が戦争体験者というあたりで、すでに対象年齢が私らのような気がする・・・。
そら、なんぼ読んでもストライクだよ・・・。
ほんまに90年代にコバルトを読んだ世代にはグッときすぎる話と設定なんやと思うよ・・・。
今回は、鹿乃を子どもとして見れなくなっている自分自身に戸惑う慧の描写がチョイチョイあってさー・・・。
オイオイオイオイ年の差設定ここで発動!? みたいなね!!
年の差あかんよね。
これももうもれなくひっかかるよね!?
だって、読み始めたころはマヤちゃんよりも年少やったはずが、いつのまにか真澄さまの年齢も通り越し、最早月影先生に近づいてきてね!? @ガラ仮面
ちゅう世代ですやん!! 私らって!!
大学准教授の慧ちゃんと高校生の鹿乃なんてもう、キュンキュンしてまうっちゅうねん。
しかもこの本の最後には、慧の(離婚した)父親がチラッと登場したりして、
「あー、もう、早く、続き!!」
ちゅう具合。(もうほんまに。細部忘れてまうからほんまに早く読みたい)
表紙もタイトルの表紙も、ほんま好き。
すごい秀逸なデザインすぎて、ずっと見てても飽きひん・・・。昨今はこういうのを「レトロ柄」っていうんかもしれへんけど、私ら世代にはほんま、子どものころ
「うわー・・・」
と、思って見てたような柄(イラストというより、柄。笑)やと思う・・・。
そうか、私、こういうのが好きなのか・・・。何やの
ほんで巻末には「初出cobalt」と、注釈付きのイラストが数点記載されてました。
ん? ちゅうことはこの話は書き下ろしじゃなかったのか。
ほんまにcobaltに収録されていた話を、コバルト文庫ではなくてちょっと大人向け(?)に出版したって感じやねんね。
またこの挿絵が・・・。
いかにもcobalt!! ちゅう具合で(いい意味で)、わりと挿絵不��派の私でも
「うわあイメージピッタリ・・・」
と、思ってしまいました。
うんもうこのシリーズに関しては、どこまでも30年前のキュンを大事にするよー!!
いやいや、内容もほんま好き。
すっかり群像劇風になってるのも私の好みやし、今回は梨々子ちゃんの家庭環境がとても意外やったわ。
鹿乃はもちろん、梨々子ちゃんといい奈緒ちゃんといい、明るく見える彼女たちも、いろいろあるのね。
ちゅうか、内にいろいろ秘めてるから馬があったのかもしれへんな。
でも、女子高生のとって、家庭環境っていうのは大きく影響を及ぼすと思うけど、この先の未来は彼女たちでどんなふうにでも変えられるんやな、って思った。
こうありたい、って自分で殻を破ればいくらだって幸せになれるんやから、そのまままっすぐに進めばいいよ! とか。
(ほらもう、なんやろうドリーム入ってるし)
・・・。ええねん・・・。
フィクションくらい、ありえないくらいキラキラしてるほうが、ええねん。 ←ハッピーエンド至上主義
どの季節が好きか、ちゅう話題で、その季節が移りかわるころが好き、と、答える著者の世界観が好きだ。
夏でいうたら、お盆が過ぎたころ。
新しい季節の気配がするころが、わくわくして好きなんだとか。
ああ、わかるかも。
「いい加減な夜食」での、俺様俊紀と意地っ張り佳乃のイチャコラぶりもいいけど、一見優しそうに見えて「気づいたら懐に入り込んじゃってる」ような健次郎さんとツンデレおふじさんのようなイチャコラも、なんかもう、キュンキュンしたな・・・。
しかし健次郎さん・・・。
見目がよくて愛想もよくて如才もない商売人(しかも京ことば)ってもうそれ、どうなの―――!!!
あかん。そういう年上男性にメロっとなってしまうのは、あれか。
もう小さいころからの刷り込みか。やるな、コバルト。やるな、少女漫画・・・!
(先日職場の人と、「少女漫画にのめり込みすぎの人ほど、結婚相手を選び間違える」とかいう話になったんやけど・・・)
だって、健次郎さんへの嫉妬からちょっとした夫婦喧嘩をしたおふじさんが、最後に
「言いすぎてごめんね・・・」 (こんなしゃべり方ではないです一応)
と、謝ったら(しかもその前に健次郎さんは散々謝ってるしね)(そもそもが、先に謝罪してくれる男性から現実にはそうそうおらへんよね・・・)、
「悪いと思ってはるんやったら、お詫びに僕のお願いを聞いてもらえますやろか」
と、持ち掛けたそのお願いが、
「恋文をください」
やーねーんーでー!!!
ここ!!
ここ、乳幼児もいてはる家庭やで!?
それで、これやで!?
キュン・・・!! ←40才の胸が高鳴る音
もうこういう懐の広すぎる男性に出会いたい。ほんまに出会いたい。どこにいるんでしょう。いませんか。そうですよね。巨乳でロリ顔ですぐパンツを見せちゃうような女子高生と同じくらい、二次元にしかいませんよね。そうですよね。はいすいません。
(2016.07.10)