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どう考えても著者の羽田圭介自身がモデルなわけだけど、テレビの裏側ってこんな感じなの?こんなことまで書いちゃっていいの!?と感じた読者こそまさに小説内で描かれるテレビを真実と信じる視聴者になっているというメタ構図。これってSNS時代には規模は違えど誰にでも起きる話だと思う。怖いな…
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図書館本。
結構予約がいっぱいで借りれるのにずいぶん時間がかかったな。
ノンフィクションのようなバリバリのフィクションである。
芥川賞受賞作はまあまあ面白くはあったがそれほどでもなかった記憶があるが、コレは結構面白かった。
主人公のKも羽田圭介の姿を想像しながら読んだので中々面白かった。
そうか・・・デカいのか(笑)
結構面白く、最後までグイグイと引き込まれさあどうなることかと思ってたら、最後がよくわからない。
どういうことだ?
妄想なのか?
どこからどこまでが幻?
それとも現実?
よくわからんかった。
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面白かった。
成功者K、ゲスいし考えが好き。
カトチエはなんか鼻につく。
新聞で本人書いてた時はスルーしてたけど。
まあ、純文学だもんね。
イミフでよし、読ませる文章ってだけで
今の時代価値を感じる。
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うーむ30分程で読了。こういうタイプは大抵、大学デビューでいるんだよな。俺彼女(地元に)いるけどいいの?羽田さんはそれが芸能界だったのか。あ、羽田さんじゃねーかKか。羽田さんのいいところである若さが今回は弱点になったか。次作に期待。
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かわいそうな人ねえ。実際はどうかわからないけれど。夢は終わったかな。事細かく書き連ねましたね、少々読むのに疲れた。実際に起こったことも書いているんだろうけれど、うまいような流れでした(脚光を浴びてから陰るに至るまで)。これから先、どういった感じで作品を作っていくのか気になるところです。
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芥川賞を受賞して生活が一変した、成功者Kの物語。
表紙の写真も作者自身であり、作中に登場する人の多くが実在する。内容も、本人の実体験をなぞって書かれたことは間違いないのだが、現実と虚構の境目がどこにあるのかは不明。
最初のうちは、作者のプライベートやテレビ業界の内幕をのぞき見るような下世話な気持ちも手伝って、おもしろ半分に読んでいた。何しろ、メディアに登場する際の自己顕示欲の強そうな一風変わったキャラクターが印象的だったので、羽田圭介の実生活を眺めているように思えたからだ。
でも、そのうち露悪的な内容の羅列に、どこまでこの調子で書くつもりなんだとうんざり。ギャラをはね上げ、高級品を手に入れ、近づいてくる女性と関係を持ちまくるのが、成功者なのかと。
そんな苦々しい気持ちになったところで、ふとこれは実録を読んでいるかのように導かれているのだと気づいた。つまり、とぼけた告白のような文章ですべてがノンフィクションのように感じたのは、作者のあえてのミスリードであり、キワモノ扱いするのは術中にまんまと嵌まっていたというわけだ。
終盤、成功者のはずの主人公の足元が揺らぎ始めるとともに、読み手も虚実入り交じった迷宮に放り込まれたところで、物語は終わる。これって、読み終えてからフィクションだったことを思い出させる、なかなか計算高い作品なのではないかしら。
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羽田圭介氏の本は初めて読みました。
芥川賞作家ということで名前は知っていたので
読んでみたいなと思っており手にとって見ました。
お笑い芸人の又吉と一緒に芥川賞を取ったことで
あまり注目されなかったイメージがありますが
自身の体験談を多少は基にして書かれたのでしょうか。
成功者としての気持ちの変化や周りの変化などが
非常にリアリティを持って描かれているので
最初は面白いのですが途中からはどうにも
羨ましくてイライラしてくるというかそんな感じでした。
残念なのが最後があまりによく分からないまま終わってしまうこと。
余韻を残して終わるとかあとは想像にお任せしますとか
そういう感じの終わり方ではなく結論を投げちゃったみたいな
そんな感じの終わり方で消化不良でした。
ドッキリ企画とかの伏線があるものの最後まで回収せずに
終わっちゃいますしね。
もうちょっと納得感が欲しいというかそんな感じでした。
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一瞬、著者の私小説かと思わせるかのような文体でノンフィクションでも違和感ない感じであった。芥川賞受賞し、一躍有名となり、テレビ出演し、テレビ出演したことで有名人との付き合い方を肌で感じとったり、ある作家さんとインターネット番組に出演し、作家同士の共通点や苦悩などを語ったりなど、賞を取ったことで以前との違う世界にいるのかと感じさせるものだった。それに合わせて、女性と性関係を持ち、やりまくる姿が強烈に残り、受賞後の華やかな世界の裏に、と少し落胆も残る。文豪と呼ばれた人もそうだったのかなと不思議な読後。
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読後の消化不良感が半端ない。
著者自身が芥川賞を受賞してテレビに出ているので、そういう人の目に、テレビや芸能、他の成功者はどう見えるのかという興味があり読み進めた。序盤中盤は先が気になった。
成功の波がおさまってきた時、主人公は何を感じるのかとオチを楽しみに読み進めたものの、、、消化不良。
成功者から成り下がっていくところの描写が、成功者になるところや、成功者としての振る舞いの描写に比べ、だいぶ不足している感じがした。
ずっとひっぱってきた、ドッキリの話と、大阪の女性の話のことの顛末が全く記されてなくて残念。事細かに主人公の考えを書いておきながら、最後の数ページで突然読者に委ねる部分が多すぎではないか、、、
文章の主語がわからないところなども多かったりして、さくさく読めず。作者との相性がイマイチだっただけかもしれないが、うーん残念。
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うーん…この本で書きたかったテーマは何なんだろ。最初の全能感がどう展開するのかもよくわからなかったし、ドッキリの話などネタ振りも回収されずに終了。最後は何が正解か全てが曖昧になっていく、的な感じなのかもしれないが表現も含めてイマイチ感じるものがない。ちょっと期待して読んだのに残念…
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芥川賞を受賞してTVに出まくった羽田圭介さんが、
そのあたりの経験をまるで事実なんじゃないの?
という感じで書きまくったという小説。
読んで感動するとか、驚かさえる、
ということもないけど、現実の小説家とか
TVの世界ってこんな感じなのかなぁ
ということを知れる一冊ではあるかも。
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読書日数 30日
芥川賞を受賞したことをきっかけに成功者になった小説家「成功者K」が、1年数ヶ月ほど、メディアで活躍することになった裏側を描いた小説。
「ありのままを書いている」というようなフレーズが出て来るのだが、本当にあったんじゃないかと思わせるような書き方で「自叙伝」みたいになっている。
芥川賞を受賞したことで、美人のファンや女優と付き合うことが出来、いい思いをすることが出来た一方で、「メディアで見せる自分」というものを演じ続けることに嫌気を感じていた。
最後には、自分は「小説を書く」ということ以外に、自分らしさを表現することが出来ないのだということに気づく。
オチとしては、マイルドな感じだったので拍子抜けしたなというのが正直な感想だが、筆者らしいといえばらしいかなと思った。
読むのにかなり時間がかかってしまった。読み進めにくかったのかもしれない。
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リアルに読めて面白い。成功者、としての驕り高ぶり視点視野。そして芸能界という特殊な世界にみえるところの日常感覚。
自分が、成り上がったような疑似体験ができた気がする。
また、女性の美醜についても考えさせられる。
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どこまでが実話なのか?という楽しみ方ができる小説。成功して調子に乗っていくKの結末が気になって仕方ない。後半、高級車を購入したけどテンションが上がらないシーンが何故か記憶に残っている。
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フィクションなのかノンフィクションなのか、どうなんだろ〜と興味を持ちながら読みすすめた。
最後の数ページが、読み取れなかった…。
結局、客観的に自分の姿を見つめてみたということなのかなぁ。
今まで、羽田K氏がテレビに映っていてもスルーしてたけど、今後は発言とかは気になって見るだろううな。