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狸シリーズはキャラが全員立っていておもしろいですねえ。各キャラの恋愛事情にもわくわくですね。
狸らしく生きたいものです。
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これを読み終わってから!と思ってアニメ2期は未視聴。天満屋や二代目がどう描かれているのか楽しみ。
そしてさらに続きそうな終わり方。一体どうなっていくのでしょう??
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弁天を巡る、赤玉先生と二代目の確執―というより、弁天と二代目の直接対決。
偽衛門襲名に関わる夷川家と下鴨家の抗争。
そこに夷川早雲や、謎の怪人天満屋がからんで、波瀾万丈の展開となる。
その混沌の中、矢三郎狸は縦横無尽の大活躍。
空飛ぶ叡山電車とか、森美作品ではお馴染みのファンタジー的な道具立ても、狸が主人公だと、全く抵抗なく受け入れられるから不思議。
他の森美作品では必ずしも受け入れられないのに。
婚約を解消した夷川家の海星は、なぜひきこもっているのか?
その謎も、この巻の中で明かされる。
弁天と矢三郎の関係は、このあとどうなる?
やけにしんみりした感じでこの巻は結ばれていたけど…。
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有頂天家族シリーズ第2弾
前作が好きなので読んでみた
前作から現実世界では7年もの月日が経っているが、
読んでいくとすぐにその世界観に浸れるのは流石
兄弟それぞれの成長や他の狸との関わりが読んでいて心地よい
前作の何故海星が姿を現さないのかという謎も解決
兄弟達もそれぞれの伴侶を見つけていくなど続編に期待が持てる
恐らく続編では天満屋、早雲、寿老人辺りが敵役として登場するのだろう
何年後になるかは知らないが
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100年前に女性を巡って争った後、イギリスに旅に出ていた赤玉先生の跡継ぎが京都に帰ってきた!
当然、弁天は面白くない。
ふたりのひややかな闘争
偽衛門襲名に関わる夷川家と下鴨家の抗争ふたたび
このふたつを軸に、下鴨4兄弟のさまざまも絡み
しっちゃかめっちゃかの大騒ぎ(笑)
相変わらず面白い。「のちのち」とか「うごうご」などの擬音も実に狸っぽくて素敵(笑)
3部作だそうなので、続きが待ち遠しい。
二代目と弁天の話がメインなんだろな~
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面白きことは良きことなり、をモットーに、阿呆の血のしからしむるところにより、天狗、人間、狸の三者の間に常に騒動を巻き起こす矢三郎と狸たち。そこへ矢三郎の師事する赤玉先生の二代目が百年ぶりに英国から帰朝し、またひと騒動始まる…。
一作目を読んだ頃には、アニメ化され、続編が出るほどの人気作品とは思われなかった(個人的にはナンバーワンだったけれど)のに、今やすっかり代表作のようになったシリーズ。
一作目に輪をかけて京都や琵琶湖、有馬、果ては四国にまで舞台を広げての大騒ぎ。
ほっこりするところと展開が目まぐるしいところと、ほどよい緩急が楽しめる。
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ハードカバーを2年前に読んでますが、文庫版も購入。
やはり面白い。
アニメも観つつ、初めて読んだ際やアニメでも「?」と思った点が、読み直すと理解できたり、さらなる不思議が舞い降りたり。矢三郎の家族思いな所を改めて感じたり、矢一郎は末永く幸せになってしまえ等々、まだまだ感想が出てくるので、奥深くするめのような作品という、再度の感想。
第三部を楽しみにしつつ、京都にも行きたくなる毛深い一冊です。
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7年振りの続編ということだったが、読めば森見ワールドが広がり、とても懐かしい感じがした。加えて一作目よりも物語に起伏があり、次が気になっていく展開だった。
狸、天狗、人間が織りなすファンタジーでありながら、京都の実際の場所を舞台にし、そして、人間味あふれる登場人物(?)ばかりであるからこそ、物語に入り込むことができ、読むたびに心が温まっていくのだと思う。
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それなりに面白かったです。赤玉先生の二代目の登場によって、弁天の前作とは違った一面を見られたところが印象深いですね。もちろん前作同様笑えるところもあったし、あんまり難しいことを考えずに楽しく読めるところが美点だと思いました。
ただ物語の破天荒さ、勢いは前作のほうがあったかなあという気がします。ここは盛り上がるんじゃないか、っていう局面が意外とあっさり描かれていたりするのでちょっと拍子抜けしたりして。第五章以降は一続きの流れになっていますが、ちょっと長すぎた感もあります。
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アニメ観終わってから「これは端折られてる部分が結構あるはず!」といきり立って文庫購入。森見さんの作品は久しぶりに読んだ気がするけど、相変わらずどいつもこいつもオバカサンで愛せる。海星ほんと可愛い。
偽右衛門会議の立会人をめぐるイザコザでの、冷ややかに怒る弁天様 vs ヒーローみたいに現れる素敵な2代目のシーンが最高にクールでお気に入り。それに矢四郎も食べちゃいたいくらい可愛い。
アニメ2クール目を観ている真っ最中に京都に行く機会があって、ついに!念願の!京都森見巡りをしてきたわけなんですが!そこかしこの観光スポットに有頂天メンバーのパネルが置いてあって感無量でした。下鴨神社は意外と神々しいところだったし、何の変哲も無い百万遍交差点の写真を撮る私は地元民の目にはきっとおかしな人に映っただろうし、事情を知らない妹を鴨川デルタまで連れて行き「ここなんなの?」と訝しがられても気にすることなく、超満喫してきました。あぁ早く小津に会いたい。
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現代京都を舞台に、狸と人間と天狗の引き起こす騒動を描く『有頂天家族』シリーズ第二部。
これが第二部で、物語は第三部『天狗大戦』まで続くとのこと。今回で矢三郎と海星の関係には一応の決着が着いた。となると次作は、弁天と二代目の話に決着がつけられるのかもしれないと思う。それともタイトルからすると、薬師坊が如意ヶ嶽を奪い返す展開があるのだろうか。次作を読めるときが今から楽しみ。
アニメ版を観てから読んだけれど、原作のほうが事件の経過をじっくりと描いていて入り込みやすかった。
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二代目が前面に出てくることはあまりないのだが、彼が帰朝したことによって狸界に波紋が広がった。「有馬地獄」での光景は夏の家族旅行で訪れた向陽閣をはじめ傾斜地に廃墟となってしまったホテルの建物をありありと思い出した。終盤の第七章で矢三郎と海星の絶体絶命、そして洟川早雲の野望が潰える瞬間の盛り上がりが最高だ。
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前作の内容をやや忘れてしまっていたものの、
登場人物のメンバーが変わるわけでもないので、
読み進めるにつれて記憶がよみがえっていった。
相変わらずの森見節が炸裂していて、
文章を繰り返し味わうだけでもスルメのごとく、
より深みが出てゆくことは確実。
最後のクライマックスも一気に展開が動いてゆき、
収まるべきところに収まったという感じ。
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書くのに7年半掛かっているから、読むのに7日ぐらい掛かっても仕方ない。完結編はいつになるんだ?~下鴨矢三郎が矢四郎とツチノコを探していると天鵞絨のソファが降ってきた。降らせたのは百年前に父たる赤玉先生との恋の鞘当てに敗れ英国に逃れていた二代目だった。弁天に夢中になって縄張りを失った如意ヶ嶽薬師坊は果たし合いを行うが、最早屋上に上るのもやっとの有様に狸も世代交代を実感している。陰謀家の叔父・夷川早雲が雲隠れし偽右衛門として狸界を仕切る気の長兄・矢一郎は盟友の南禅寺と将棋勝負復活に奔走している。とはいっても将棋を指すのは南禅寺玉瀾と蛙になってしまった次兄の矢二郎だ。駒になる毛玉たちは勝手に動き回って勝負は台無しだが、盛り上がりは一番だった。玉欄は将棋で手を抜かないことを約して、長兄と将棋を指すようになり、赤玉先生の一喝で気持ちを吐露し仲が深くなりそうだ。二代目がホテルに住まいを構えられるのはポケットから無尽蔵にナポレオン金があふれ出てくるからだ。アルバイト先の骨董屋から呼び出されて迷惑な場所に小屋を拵えている天満屋という怪しい人間は幻術を使う。救ってくれたのは姿を見せない夷川海星だった。偽電気ブラン工場を父に代わって取り仕切り、兄の金閣・銀閣も抑えているが、口に悪さは相変わらずだ。夷川との確執を乗り越えたい周囲の者は婚約復活を目論んでいるようだ。天満屋が大津の菖蒲池画伯の許に顕れるのは、画伯が隠している地獄図にあるらしい。天満屋に独逸製空気銃で殺されそうになるところを救ってくれたのは世界周遊の旅から戻った弁天だった。二代目は師匠である赤玉先生との争いになった原因になった女性にそっくりな弁天で憎んでもいる。金閣・銀閣は南都から遣唐使船を借りようとしている下鴨家の邪魔をしようとして、南都の連中を買収して、下鴨家は次兄の偽叡電に赤玉茶釜エンジンを積んだが、案の定、夷川家との花火合戦から、二代目と弁天の争いに発展し、弁天はあっさりと撃墜されてしまった。金曜倶楽部の狸食いを阻止しようとする淀川教授が失踪し、有馬温泉にいると駆けつけると、失踪したはずの夷川早雲が金曜倶楽部に加えられようとしていて、矢三郎は地獄絵の中へ突き落とされるが、金曜倶楽部の一員である弁天が地獄に鬼の角集めに来ていて救われた。天満屋もいる中、御馳走を食い終わった淀川教授が狸愛を語って、天満屋に撃たれそうになっているのを、矢三郎はテーブルに乗って狸食いを推奨して、倶楽部に迎えられ、追い出された早雲が暴れて天満屋の空気銃で撃ち殺された。勿論、下鴨家の謀殺説も流れたが、急遽帰ってきた毛坊主になっていた長男の呉一郎の一喝で場が収まり、夷川家と下鴨家の融和、矢三郎と海星の婚約復活、矢一郎の偽右衛門就任もトントンと決まった。しかし選挙の立ち会いを弁天に代行させるという嫌がらせに、矢三郎は二代目の起用という奇策で対抗したが、弁天に睨まれる結果となり、洛中から逃げ出さざるを得なくなった。逃亡先の菖蒲池宅に許嫁の海星が長兄・呉一郎の行動の異様さについて延べに来た時、天満屋が空気銃を我らに向けた~毛皮付きの狸が鍋に落ちると、どんな料理になるのだろう? どもならんと思うのだけどネ
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一作目を読んでからずいぶん間が空いてしまって、何となくしか設定を覚えていなかったけど、所々でさりげなく前作の内容に触れられていて、読んでいるうちに思い出すことができた。
今回は長兄の初々しい恋路ににんまりしたり、天下無敵と思われた弁天さまの弱い一面が見られたりと、さらに登場人物(狸か天狗がほとんどだけど)の魅力が増している。
もちろん、ただキャラが立っているだけの物語ではなく、敵の策略が明るみに出てからの展開はスピード感があり、すべての伏線が収束していく様は読んでいて気持ちよかった。
物語の大枠も進んで、ラストは気になる展開に。最終巻は話を覚えているうちに出てほしいなあ。