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作品世界に戸籍を移して住み着きたくなるような、何ともここちよい物語でありました。
根が俗物なわたくしめには、とてもとてもオモチロイ小説と思われたのですけれども、これは生真面目な御仁が手に取ったら、頁をめくるごとにボルテージ上昇、ついには怒髪天を衝き書を燃やしてしまうのではないかしらん。どっこい本作は山本周五郎賞受賞作。生真面目な御仁が読んでもオモチロイ小説だったようです。なむなむ!
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大学生か高校生くらいの頃に凄く話題になっていた本で、当時数ページ読んで文体が好きじゃないなぁと思って読むのを諦めてしまっていた。
おすすめの恋愛小説にウェブで上がっていたので改めて読んでみた。
癖のある文体だけれど、作者のこだわりでここまで徹底的にされているのであればむしろ美しく思った。
主人公の先輩は失敗したくないからなかなか一歩が出ないというあたりが、ゆとり世代のようで共感する人は多いだろうなと思った。
ストーリーはライトノベルのように分かりやすいが、ライトノベルよりもボキャブラリーが段違いに多い。
どこかちぐはぐな感じがして、それがまた面白い。
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いきなり終わってビックリした...。
有名な本なのでちょっと期待しすぎてしまっていたかもしれない。
思ったよりファンタジー性の強い小説だった。
黒髪の乙女が先輩を意識し始めたぐらいから面白いなと思い始めたけど、初めの方は結構読みにくくてあまりページが進まなかった。
ただ、登場人物がいきなり繋がった場面は、ちょっと複雑で混乱したが面白かった。
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昔読んだけど、改めて。京都大学の雰囲気を思い出します。挿絵がたくさんあって可愛らしい。お話の内容も可愛らしいです。