紙の本
エッセイのほうが好き
2016/04/28 08:54
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投稿者:石部金吉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミック「孤独のグルメ」の原作で有名な久住さんですが、個人的にはエッセイのほうが好きでハマっています。「野武士のグルメ」、「食い意地クン」などを夜寝る前に読むと、ほっこりと幸せな感じでいつのまにか寝てしまっています(笑)。
きっと庶民感覚がイイんでしょうね。文章も絶妙な語り口調で、久住さんのやさしさがにじみ出て思わずニンマリしてしまいます。もっとたくさんエッセイを出してほしいけど、ネタが若干かぶり気味なので、これ以上は難しいのかな…。
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ドラマ「孤独のグルメ」にはまり、すると番組終わった後の「ふらっとQusumi」も見るわけで、これがある種の衝撃でした。テレビカメラの前でお酒を飲んでるよ、昼から飲んでるよ、「そういう奴大っ嫌い!」なんて言葉を何の毒もなく言えちゃうんだー、と。しかもこの楽しげなおじさんが故・赤瀬川先生の門下生だなんて言うんですから、縁は異な物味な物。(いえ、私には何の縁もありませんけど。)
家飲みの話と〆の食事の話が主。家飲みのために特別な物はいらないんですよね。飲んで食べて即ゴロン。これが家飲みの良いところなので、正直チャーハンやゴーヤチャンプルーは手間かけすぎかなぁと思います。出来たてを食べたいけど後片付けも気になるし。となるとほかの作品でも出てくる国技館の焼き鳥や崎陽軒のシュウマイ弁当が理想かなぁ、鍋も翌朝まで放置可能か、出来合の物の組み合わせも好きなのでメンチパンやツナトーストもいいよね…などなど、色々食べたくなって、でも自宅のお酒には限りがあるから多分組み合わせとしてはめちゃめちゃになりそうだなぁ…とかなり本気で実現を企んでいたりして。
酔った勢いで書いてるような、酔っ払いが目の前で喋ってるような文体なんですが、お酒の楽しさ、つまみの美味しさ、酔いの気持ちよさを文章にするのってほんとに酔ってると難しい。適度なところで止めとくか、しらふで酔っ払いのテンション保てるか。少なくとも私は無理でしたー。
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これは図書館で借りちゃダメだった(笑)
と思うくらいいいレシピ満載です。
ホロ酔い気分の文章もいいアテになりそう。呑みたくなりますね。
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20160312 どうやって飲むか。単純な事にここまでの思い入れが有るのがすごい。その辺が差なのだろうか。内容的には頷けるところとそうでないところがあったがさけの飲み方なので当然だと思う。
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一人で飲むときのゆるーい感じがにじみ出て、思わずニヤニヤしてしまう。
飯と酒の組合せはたしかに納得。個人的には、あてなよる(NHKの番組)にでてくるソムリエの若林氏の組合せに匹敵するのでは?と絶賛中。
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一人家飲みの「酒×つまみ」マリアージュ集。下らなさに笑ってしまう漫画を挟み、一人外飲み時の様々なエピソード。最後は様々な「締め」の話で締め。盛りだくさんで飽きさせない内容。
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家飲みは、適当でいい。
一人飲みは、気楽でいい。
うまけりゃいい。楽しけりゃいい。
サラッと読めて楽しい一冊。また疲れた時に読みたい。
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酒と食べ物を組み合わせておいしく食べるエッセイ、作者の身辺を綴ったような漫画、〆の食事について考えるエッセイの3部構成。全体として、酔っ払いの自己満足的な独り言を延々と読まされているような印象。
読んでいて、うまく波長が合うとクスリと笑いがこみ上げてくる。書かれている食べ物や酒が無性に旨そうでたまらなくなることもある。だが、全体としてはそれほど気に入った読み物ではなかった。
ある種の饒舌鯛である文書も、最初はおもしろいのだが、一冊読んでいると鼻についてくる。一編ごとが雑誌の見開きみたいにすらりと入っているとこれもまた良いのかもしれないけれど。書かれている内容そのものは何の変哲もないことなので、どちらかといえば語り口勝負の内容だと思うのだけど、これではダメだ。
というわけで、少々残念な本だった。