電子書籍
さすがです
2018/07/09 09:56
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sawa - この投稿者のレビュー一覧を見る
タロットには興味があって、たいがいの本には目を通したし、個人レッスンも受けました。が、全く使いこなせていません。
この本は歴史など丁寧に解説したうえに、カードの解釈、占い例ものっています。
再びタロットを手にとりたくなりました。
占いに対するスタンスがバランスよく、さすが鏡リュウジさんだと感じました。
紙の本
バランスの良い1冊です
2019/10/04 17:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くぼたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
タロット占い修行中です。
そもそもタロットとはなにか、どんな歴史があるのか、占い以外のタロットの概説的な知識が欲しくてこの本を読みました。
中世のカードゲームから派生したタロットの成り立ち、魔術的秘密結社による神秘的な意味の付加、多彩なデザインの誕生など、私の欲しい知識が得られました。
大アルカナのカードの意味と、枚数の少なめの「初心者向けスプレッド(カードの並べ方)も参考になります。
まさに、初心者のゲートウェイとなる、役に立つ本です。
鏡さんは研究者としての一面もおありなので、筆致がおだやかで読みやすいです。
新書サイズなのもよくて、通勤途中に少しずつ読み進めることができました。
タロットに興味を持ったけど、その興味をどう深めたらいいかわからないという方に是非お勧めしたい本です。
紙の本
また占ってみたい
2017/10/31 11:25
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
タロットカードは不思議な絵柄で、使い方もさまざまです。丁寧な解説で、著者の深い教養を感じました。
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鏡リュウジって、もっとエキセントリックな人なのかと思っていた。インスピレーションを大切にしているようだが、タロットに対するスタンスが変にオカルトじみておらず、たいへん読みやすかったし、面白かった。
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タロットカードの歴史とともにそれぞれの時代背景、宗教、文化などと関連させて解説。
これが非常に興味深かった。はっきり言ってタロットカードを活用する気は全くなかったものの、手にとって眺めて、気が向けば使いたい。それくらい、面白く読まさせてもらった。
未来を占うものなのか、ただのこじつけなのか。
それを議論するのは本当に野暮。
セラピーにもなり、アトラクションでもあり、そして真実を言い当てる。古代から語り継がれる叡智でもある。
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「タロット占い」の入門書ではなく、タロットそのものの入門書という位置づけの本です。
タロットの歴史とイコノロジー的な観点からの解釈、さらに心理占星術の紹介者として知られる著者らしく、ユング心理学の立場から「自己セラピー」として用いる方法まで扱っており、かなり欲張りな入門書だと思います。ただし、じっさいにタロット占いをおこなう方法に関しては、それほどていねいに解説されているわけではないので、それこそ書店に数多く並んでいるタロット占いの入門書に当たる必要があります。
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鏡リュウジでタロットとくればタロット占いの本のように思えるが、本書ではタロットとは何かについて真正面から考察し、占い方はおまけ程度。貴族のカード遊びがなぜ占いの道具になったのか、日本にはどのっように持ち込まれ広がったのか。そして現在のタロットはどのような位置にあるのかについて考察している。また芸術作品としての側面、図像学から見たタロットの意味などにも触れている。
タロットの起源がフランスのオカルトブームであるとあっさり明かしてしまっているが、それが却って氏の真摯さを現しているように思う。また、タロット占いの例でのタロットの意味にとらわれることなく、クライアントが感じたカードの印象からアドバイスする例からは、タロットを必要以上に神秘的なものとして扱わず、クライアントの深層心理を引き出すツールとして使っている様子が伺える。占い師というよりもカウンセラーのようであるが、もしかしたらそのあたりに氏の人気の秘密があるのかもしれない。
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タロット占い勉強中の私にとって歴史の教科書。
流れが書いてあるのがとても助かる。
タロットやってる人は一読して損はない感じ。
けして面白い本ではないけれど、私にとっては教科書だからなぁ。
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タロットについて概略的なことが知りたかったので、この本を手に取りましたが、面白かったですし、ためになりました。
第一人者である著者が、所詮はタロットだから当たる方が不自然でしょ?と言っていることに好感がもてる。そんなタロットがどのような形で神格化されてきたか。そして、いまなお支持され、著者自身も占いというより、自身を知る手がかりのツールとしてどう活用するか?が書かれていて、ますますタロットに興味がわきました。
タロット占いに懐疑的な人も。興味がある人も是非ご一読を。
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タロットの図像学が、他の本になくスッと入ってきて、時代の背景と共に解説されているからか、個人的にはタロットの図像が分かりやすかった。一枚一枚の性格が少し掴めた感じだ。途中で間違ってこの絵になったのかも?みたいなところもあって、それが広まってしまったの?というところも面白い。歴史は、ちんぷんかんぷんだったけど、何度も読み返して勉強したくなる。
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記録し忘れたので正確ではないけれど2022年の2月中には読んだはず。タロットカードに興味を持って読んだ。タロットの歴史について学べて面白かったし、鏡さんが正位置・逆位置の解釈をとらない理由もわかってよかった。タロットを始めてみようかなと思って読んだけれど、占い結果に一喜一憂してしまいそうで、手を出すのを控えている。
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タロットそのものの説明というより、鏡さんの解釈や説明が良かった〜〜文中で仰っていたように、占いってロジカルな側面とフィーリングの側面があると思うけど、この本はタロットのロジカルな部分の説明に比重を置いている。
カードの解釈や説明が面白かった!好きなカードが増えた気がする。
難しくて分からないところも多かったけど、タロットの歴史もさーと眺められて、その幅広さ?に驚いた。誤読で発展してきたのを生命に準えているのはふふふとなった。
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タロットの起源やその歴史を繙いた本書は大変興味深い内容でした。占いツールとしては歴史が浅いタロットは元は貴族のカード遊戯として使われていて、印刷技術が生まれてから庶民にも広がったこと、また1781年にジェブランが出版した本によってタロットはエジプト起源の秘教的なものであると巷間に流布したこと。この時代のヨーロッパではエジプトが神秘的な土地として憧憬を集めていたのも面白い事実だなと思いました。時代は下り、若者文化やユング心理学と結び付き、果てはフェミニズムやLGBTに至るまで包括されていく様はタロットカードの底知れぬ魅力の発露のように感じます。後半にはタロットカードの解説や占い方まで記載。タロットを知りたい方への素敵な入門書。
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タロットのルーツや歴史的背景についてのおおまかなレビューがまとめられています。
歴史的背景について、興味を持ったのでとっかかりとして読むには最適でした。
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「メディア占いの鏡リュウジさん」とは少し違う、歴史的な視点でタロットを紐解く1冊。ロマンたっぷりのタロット伝承を、実証面からある意味切り崩していく。結論として、占いカードとしてのタロットの歴史は浅いことが明らかになる。けれど、それはタロットの魅力を損うものではないだろう。むしろ深みが増したように思う。特に、セルフカウンセリングツールとしてのタロットについては、より深く知りたいという関心が湧いた。