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タイトルが以前から気になり、文庫化したので購入。
不治の病の女の子との恋愛物語かと思っていたけど、主人公の男の子の人間としての成長物語の印象。
前半はライトノベルの様な軽すぎるやりとり(少し苦手)、文体に疲れてあまり…評判ほどでは?とは思ったけど、彼女が亡くなってからの展開がひたすら涙、涙、喫茶店でぽろぽろ溢れるくらいだった。
2人にはあまり感情移入はできないのだけど…でも咲良の言葉は胸を打つものがあり、主人公の変化は嬉しく思えた。
ただ、彼女の亡くなり方は意表を突かれてびっくりした。
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限られた時間の中で儚く咲くジュブナイル作品。
生きること、死ぬことを改めて見つめなおす時間をくれます。
過激なタイトルではありますが、読了後はこの言葉の意味や重さが心地よく胸を締め付け、適度な切なさを与えてくれることでしょう。
貴方は今を「生きて」いますか?
もし自分が死んでいると思うのなら、この作品を手に取り、「生きる」ことに目を向けてみてください。
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文章は軽めで多くの本を読んできた方には物足りなさを感じるかもしれない。言ってしまえばよくある病気小説なんだけど結局主人公達の思いや行動に涙してしまう。同時に涙できることに少し安心した。映像化したがるだろうなと思ったら映画もアニメもあってすでにメディアミックスしまくりだった。
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タイトルに惹かれて購入。
主人公の名前の表現方法は面白いと思った。
日常を生きることに対して、
個人的には説得力のある箇所が多々あった。
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初めは少し読みにくいかな、と思ったけど、一気に読んでしまいました。最後は涙涙。ありきたりでない感じがとても良いな、と思いました。
タイトルで手を出すかどうか迷ってたけど、これ以上のタイトルはないな、っていう感じ。作家さんの他の作品も読んでみたいです。
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期待していた程では無かったかな。
すい臓の病で余命は数年。共病文庫を日記として書いている桜良とそれをたまたま読んでしまった主人公。性格は正反対な二人で、桜良の思いつきや強引さに振り回される主人公。
桜良のキャラクターは魅力的で、話もテンポ良く進んでいくので読みやすかった。
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2016年の本屋大賞、第2位。60過ぎたおっさんがこんな本を買うのは些か微妙という気は自分でもするのだけど、文庫化なったので即購入。
話のテンポや語り口は悪くはないと思うけど、彼女の強さも【クラスメイトくん】の鈍さもピュア過ぎて、この年頃の男女がこういう関係を繋げれるのが、私にはピンと来ず。
少し期待し過ぎたのもあったかも。
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住野さん初本
読むのが遅い自分が1日もかからずに読み終わった。
それほど面白くて泣ける本です(久しぶりに本を読んで泣いた)
病院で見つけた1冊の手書きの日記、それはクラスメイトの咲良が書いた日記だった。内容は余命が短いと
そこから咲良と主人公の男の子は急速に仲良くなっていく。
主人公と咲良のたった4ヶ月の物語。
咲良の死に方はあれでいいの?そこだけは微妙な感じでした。
凄く気弱な主人公にクラスでも人気の女の子がくっついていく。2ちゃんねるの住人が凄く喜びそうな話だと思った。
ボキャブラリーの多さと感情移入がしやすい文面はすごい
本を読み初めてまだ日が浅いので住野さんがどんな人物か(男なのか、女なのか、何歳くらいなのか)すごく興味がわきました。
次の本も読んでみよう
ミッフィーの口、そうだったのか!一つお利口になりました(^^)
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初よる。タイトルからしてホラー作品かな?と、思ったけど全然違ったw まず桜良の笑い方がイチイチ癇に障り、凄く嫌でした…暫くは。でも彼らの仲が進むたび、ストーリィに引き込まれ、次はどうなるんだ?と関心はそちらに移っていきました^^ まさか最後は通り魔に殺されるとは…!?
その後の展開には・・涙涙涙でした。。(※ちょっと不満なのは、主人公の男の子の名前は最後まで明かさないで欲しかったなぁ、と。)
ただの巷の話題作だろうと思っていたんですが、想像以上に素晴らしい作品でした!
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あまりにも普通に「死」という言葉が出てくるので、いざ死なれるとすごく辛い。しかもその死に方かい…?って思うし、大切に思えるようになっていきなりなので…。人との出会いは大事だなーって言葉でまとめたくない小説。僕も高校時代主人公みたいなキャラだったので、運命ってあるのかな…?
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文体がラノベ寄りだから好き嫌いが分かれそうだけど、僕と桜良の軽妙な掛け合いにはクスッとしてしまうところが多くて私はすごく楽しめた。2人がお互いに持ち合わせていない部分を相手に見出して、求めて、選んで変わっていく。そんな人間的な変化が爽やかに描かれている作品。お互いの出方を伺いながら気持ちを伝え、探り合うやり取りにとても温かい気持ちになれるから、物語は意外な結末を迎えるんだけど、それすらも爽やかだったりして。
火花に続く、文庫になるの待ってた本。「読後、このタイトルに涙する」って帯に嘘はありませんでした。
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読んだ後のほっこり感がすごい。誰かとともに生きることについてすごく考えさせられる。書き方は携帯小説のように軽くて、読みやすい。テーマが闘病中の女の子、桜良という、一見悲しみにくれ続ける話かと思いきや、かなり明るい。ブラックジョーク?と思えるレベルに。そんな主人公と桜良の2人の掛け合いが面白くてついつい引き込まれて行ってしまう。先を読むのが楽しみになって、ラストは展開がわかっていても泣けてしまう。けれど、読み終わったら笑顔になる。純粋な風の吹いたいい小説だと思いました。
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いたる所で目に付く奇抜なタイトル。
文庫になり、ミーハー心をくすぐられ購入。
序盤は軽い語り口調に少しゲンナリし、大丈夫かコレ…と不安になる。
いやー、しっかりとやられました。
『生きるってのは、きっと誰かと心を通わせること。』
登場人物の桜良が発した言葉。
きっと作者が伝えたかったのはこれなんだな。
この一文に尽きる。そう思いました。
文字で表そうとすると非常に難しいのだけれど、
心と心が通じ合っているという事は、きっと何ものにも代えられないくらいに強い。
恋人、友情に関わらず、あぁこの人と出会うために生きていたんだ!
と思える出会いをした事が私はあります。
自分を分かってくれている人が、この世の中にいる事が、こんなにも心強いのか、と。
いや、舐めてかかってすみませんでした。
良いもの読ませて頂きました。
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超話題作を、文庫化にあたって入手・読了。読み始めは、地の文に比べて会話の部分がいまひとつパッとしない印象だったけど、読み進めているうち、それも含めての本作の魅力ってことに思い至りました。死に関するビックリの展開と、感動的遺書で、クライマックスに向けて一気に畳みかけ。その部分でもう、勝負あったって感じ。あとはやっぱ、タイトルのインパクトですよね。最初本屋さんで見たとき、完全にホラーかミステリと思いましたもん。
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単行本が売れていたので気になっていた作品。映画の予告編を観てこれは好きな作品かもと思ったので文庫化されたタイミングで読んでみた。
期待していた以上によかった。ラスト100ページは一気読みせざるをえない展開だったので通勤電車の中とかでなくてよかった…水分補給も必要だしね(笑)
いやー、今があるのはいろんな選択の結果なんだよね。決して草舟なんかじゃない。実際そうだと思うし、なんか共感するなぁ。
あと、最後の方で明かされる事実を踏まえてパラパラと読み返すと、これはこういう意味だったのか!って仕掛けもあったりしてなかなか面白い。