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2011/2/9 Amazonより届く。
2020/3/20〜3/28
映画雑誌編集者の朝美は、育ての親である叔母が急逝し、遺品整理で見つけた古い日記帳に強く惹かれる。同時に来日する韓国の映画スターの取材担当になり、恋人であるカメラマンの草壁と準備に明け暮れる。日記の中の叔母の恋と、現実の自分の恋の二つを行き来しながら、なぜか自分たちに便宜をはかってくれる韓流スター。最後は見事な伏線回収。名作だ!
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表紙とあらすじが気になり購入。
作者は初めて読む方である。
乗るまでに少し時間がかかった。
過去の、叔母の過去が気になって続きを読んでいた。
しかし、読み終えての感想は、ここで終わりなのかと。そうかもしれないし、全て勘違いかも知れないではないか。ただ、そうであって欲しくはある(何を言っているか分からないな)。
そこまでは描かれないのか。
現在よりもはるかにしがらみがあったのだろう。
現在の彼女も多くの障害を抱えた相手か。しかし、それは気持ちの問題でもある。
彼女の叔母は素敵な人だ。
そして、主人公がもう一度彼と話すことが出来ればいい。今度はお互いに。
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頭をほぐすためにも現代小説。
何気なく取った作品だけど満足でした。
とても素敵なおばとの関係。
無愛想な韓国人スター。
この2人と朝美の関係に驚きました。
ちょっとラストが追い込みがちな印象もあったけど、
おばさんとの思い出と朝美の日常が交互に描かれていて
おもしろかったです。
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冬子さんの高校生時代、現代の朝美さんの恋愛。フィル・ウォンがどこに絡むのか?いろいろ想像しながら読めた。現代の冬子さんと話したかったな
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平積みされてて、帯買いした本。いやぁ、叔母さんの、冬子さんの恋愛話に最高潮に盛り上がったよわたしゃ。別にラストに感動の奇跡は起こらないけど(帯にはそう書いてあった)謎解きみたいでよかったかな。現代の二人は結構どうでも良くて、冬子さんと藤城くんの話だけ何度も読み直してしまったのです。かわいすぎる!
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朝美は急逝した叔母の日記から彼女の高校、大学時代を垣間見る。同時に自身は大きな仕事の準備に追われ、年の離れた恋人との時間も描かれる。
2つのうねりがどう完結するのか気になり、夢中で読んでしまった。
まさに夢のような話だったけれど、楽しめた。
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現代の主人公と、70年代から80年代にかけて青春を過ごした主人公の叔母の人生が交互に語られるミステリー。
「ラストに起こった奇跡に感動!」という帯のおかげで、ラストの「おち」には早い段階で気づいてしまったが、叔母の章が当時の地方高校生の生態を上手く描いており、年代的にとにかく懐かしかった。
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冬子と藤城くんの物語にほっこりしました。もどかしい所とか、微笑ましい所とか、あぁ青春だなぁって思って、こんな青春したかったと思ってしまいました。まだまだ余韻に浸っています。
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でき過ぎな感じがしてならなかったのが第一の感想。ハッピーエンドで終わるので読後感は悪くないが、帯にあるような内容を期待して読むと肩透かしかも。泣かせる純愛ミステリーというほどミステリー度は高くない。なんとなくイニチシエーションラブに似た感じのちょっと前の日記と韓流スターに振り回される雑誌編集者。のんびりとした学生生活と伸るか反るかの締切ギリギリ取材記。対極にあるストーリーをうまく絡ませているのは作者の腕だろう。ミステリーと言うから少し身構えて読んでしまったが、普通に楽しんで読めば楽しかったのだろうなと少し後悔。謎明かしを読んでこの日記の頃だったらそれくらい気を使っただろうなあと、そこだけはとても理解できた。隔世の感がある。それにしても気難しい俳優のインタビューって大変だな。
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最愛の叔母が急逝した。
映画雑誌の編集者である朝美は、遺品整理で訪れた叔母の部屋で古びた日記帳を見つける。
そこには80年代、高校生だった 叔母の青春が描かれていた。
読み進めていくうちに、朝美は 叔母のある男の子への想いを知る。
独身を貫き「恋ならしている」
そう言い続けた叔母・・・・・
う~ん・・・。
なぜか 登場人物 すべて 感情移入ができなく、愛着がわかなかった。。。
お話の組み立てはとても好みなのに・・・
クライマックスに
事件解決する探偵さながらの、主人公のセリフが長くて
恋愛小説のわりには ちょっと冷めた・・・
ただ、
こんなできたら恋愛 すごくステキだと思います・・
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「感動の純愛ミステリー」???
ミステリーの要素ゼロだと思いますが(苦笑)
叔母の過去の日記からわかる様々なこと。
全体的に出来過ぎ感漂う物語だけど、ちょっとドキドキしました。
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叔母、冬子さんと藤城篤志の学生時代の恋にすごい共感できた!
五十嵐貴久さんは
女性目線の恋を女性よりも上手に表現できてすごい!!
そうそう!ってすごい共感。
自分の学生時代の不器用な恋が懐かしくなる一冊♪
いつでも恋はしていたい?って思うお話でした◎
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現代と、そして叔母の日記で描かれる80年代とを行き来する物語。僕とはほんの少しだけ世代が違うけど、でも時代の空気感とかはよくわかる。微笑ましい田舎の高校時代の恋愛。
物語としてはとても素敵なお話。でも、少し冗長気味に感じました。ディテールを細かく書くことでリアリティは高まっているけど、逆に主題が薄まってしまったように思う。
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1日で500ページ読み終えてしまった。ラストは強引な感じだけど、冬子さんの物語だけでも十分おもしろかったし、’80ということで、少し先輩だけど、時代の空気もなつかしい。五十嵐さんの本は3冊目だけど、読みやすい。
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主人公は映画雑誌の編集をしている女性、朝美。
その女性の叔母が44歳で急死してしまう。幼くして実母を失っていた朝美にとっては、母代わりでもあり、女友達のような存在でもあった叔母。
その叔母の遺品を整理していたところ、高校時代の日記が出てきて…という話。
最初、「文章のリズム」がちょっと合わないなーと感じた。
その割には最後までサクっと読み切れた感じ。
田舎の高校生の純朴さや、瑞々しい気持ちが、すごくリアルで等身大で。
とても生き生きと描かれており。だからこそ、ラストの無理やり感がチョット…!
まあでもフィクションなので。それはそれで。
あくまでも小説として楽しむ分にはおもしろかった。
あまりうがった見方をせず、割り切って楽しむべき"純愛"小説。