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読み終わってから気づいた帯の紹介文「純愛ミステリー」。言い得て妙、です。
二つのストーリーがドンドン近づいて行くワクワク感をもって読めました。
叔母 冬子さんのストーリーには、自分の高校や大学生時代思い出させられ、ノスタルジーというかほろ苦いというか、そんな心境になりました。ただ、展開に焦ったさを感じたのも事実です。
朝美さんのストーリーには、昨今の韓流ブームが展開されていて、私は殆ど興味がないけれども、世の中はそうなんだというのを改めて感じました。
離れていても愛情ってもてるものなのかな。
それを確かめる方法はないか、と今、素朴に感じています。
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500ページ近くあるのに、ぐいぐい引き込まれてほぼ一気読みでした。
最後のほうはそんなことある?と思う少々強引な展開もありますが、おもしろかったです!
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最愛の叔母が急逝し、遺品整理から過去の日記帳を読むことから始まる。日記の中には独身を貫いた女性の生涯をかけた恋がつまっている。
現代の東京と1980年代の静岡が舞台。
一周り上の世代だけど、共感できたな。
静岡駅の待ち合わせはともかく、静岡大学の正門で待ち伏せはありえなかったけど。
途中から最後の展開は読めていたけど、それでも感動できました。
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清水で高校生時代を送った私にとって、冬子の青春時代は共感する部分が多く、静岡県立葵高等学校に違和感を覚えたものの、楽しく読んでいた。
それが後半に入り、何か裏があるようだと思い初めてからどんどん奥へ奥へと進んでいき、最後の最後まで期待を裏切らず、温かい余韻を残して終わった。
こんなに読み心地のいい本にはなかなか出会えないだろう。
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2012-12
読後感爽やか。
冬子さんの恋愛はキュンとした。
最後の展開は結構無理があるとは思うけど、面白かった。
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さわやかな80年代と、今をいきる女性のラブストーリー。
叔母と姪の物語。
後半は一気に読んでしまった。
ただ80年代が、そこまで古臭いかなー?と思ってしまった。
あたし自身は主人公と同世代だけど、ってか一つぐらいしか違わない設定だったけど、、、そりゃ、もう高校のときは携帯が必須の世代だったけど、中学のときは、まだまだ、みんな持ってなかったし、電話する感覚は、叔母時代とたいして変わらなかったよ?
って思っちゃったなぁ。。
以下、ネタばれです
そのあたりには、かなーり違和感。
もうちょっと、80年代の韓国と日本の事情とか、突っ込んでも良かったんじゃないのかなー。その辺は、ちょっと不満!まぁ、嫌韓の感情は、半端ないひと、いらっしゃいますからねーしょうがないのかなー
でも、なんか不治の病とかなのか?とか思ってたので、拍子ぬけっちゃぬけだし、双子なら、もうちょいシンパシーとかあってもいいんでね?とかとか
まぁ、面白かったよ。
なんていうか、矢沢あいの昔の漫画と同じ空気漂ってた。天使なんかじゃないとかの。なんだろうね?80年代?笑
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主人公は雑誌編集者。その彼女の最愛の叔母が急逝した。
遺品整理をしているうちに叔母の日記を発見する。そこには高校生、大学生だった頃の叔母の青春が書かれていた。けしてもてなかったわけではないのに独身を貫いた叔母・・・
日々の自分の仕事の合間を見つけては、日記を読み進めていく主人公。叔母のことがだんだんと分かるようになる。叔母と自分の関係も・・・そして感動のラストが!!
涙は出なかったが、魂が震えた。まさしく純愛。ミステリーの部分もあり。傑作です。
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急逝した叔母の学生時代の日記を見つけた朝美。
その叔母の過去と 現在の朝美の2つのストーリーが
最後には意外な展開で結びつく!
おもしろかったです。
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いつも小説を読むと、すぐ読み終わってしまうので、ちょっと分厚い小説を読もうと思って買った本。
冬子が高校時代をすごした80年代と、現在を生きる朝子の物語が交互に描かれている。読み応えがあって、ゆったり読むのに最適だった。
青春時代の淡い恋心に胸キュン。
なんだか高校時代がなつかしい。
朝子が一生懸命仕事に取り組むと同時に、冬子の日記の内容が徐々に繋がって行く展開は、とてもドラマチックでラストの展開にときめいた。
大切な相手の幸せを願う。
なんて素敵なことなのだろう。
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文章がすごく読みやすくてサクサク読めた。とにかく先が気になる!って感じで読む勢いが止まらなかった。この2つの話がどう結びつくのか全く想像出来なかったけど、最後になるにつれてどんどん分かっていって、それがすごく気持ちいい。最後の朝美の一言がぐっときてかっこいいって思った(´▽`)何かいいなぁ…純愛だなぁ…。私の好きな作品「水曜の朝、午前三時」を思い出した。
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ネタバレなので読みたくない人は飛ばして下さい。
どうして韓国の俳優の話が出るのかなと思っていたら、ラストちょっとびっくりしました。おもしろい結末でした。何度も読んでみました。
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美しく異性から人気もあったのに独身を貫いた叔母が急逝。遺品整理で朝美が見つけたのは古びた日記帳だった…
読み始めてすぐ、伏線に気づいてしまったので展開に驚きはなかったけど80年代の高校生の恋模様は純情で良いですね。ユーミン、山下達郎、山口百恵…母ならリアルタイムでこの時代を知っているし、懐かしく感じるのかな。
タイトルはなんでこれにしたのかな…
設定上、ウォン・ビンさんで脳内変換して読んでました。
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うわうわうわ!!
中盤から最後まで一気読みでした。
最初はちょっとつまらないかな…と。
ただの恋愛ものでしょ? って、
ちょっとなめてました。すみません。
ところが、中盤のコーヒーやら、
お寿司やら、もう怒濤の展開。
一瞬「略奪かッ!?」と、ワイドショー観すぎな妄想もしましたが、
最後は、納得の結末でした。
多少、強引さはある気がしますが…
ま、推理小説じゃなく恋愛小説ですもんね♪
それはさておき。
五十嵐さんの作品、恋愛ものしか読んでませんが、
作品のことと自分の現状とを比較して、
すごく共感できる部分が多い。
たとえば、冬子さんと藤城さんとの、
上手く言えない関係性。
好きという感覚だけではない、
「共通の感性」みたいなもの、かな。
それ、何となく分かる気がする。
読み終わったら会いたくなった。
もっともっと大切にしたいと思った。
辛さも、痛みも、寂しさも、
誰かを想ったり、愛したりする、
その力になると知った。
とかね。
しかし眠い。深夜3時、久々の夜更かし。
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…一年前、強引に休みを合わせ、三泊四日で韓国のソウルに行った。とにかく美味しいものを食べよう、というのが冬子さんの計画だった。…ホテルのレストランには正装で行くべきだ、という冬子さんの提案に従い、私たちは買ったばかりのブランド服に身を包み、気持ちだけはセレブのつもりでテーブルについた。冬子さんはその前日、一人で行ってきたどこかの宝石店で買ってきたという、シルバーのペンダントをつけていた。…
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今は遠く離れてても、連絡を取り合う手段がいっぱいあるけど、数十年前は違った。
80年代について知るうちに、今近くにいる人を大切にし、「さよなら」「またね」に心を込めようと思いました。
後半一気に読みました。
なかなか考え深いお話でした。